赤いハンカチ

夏草やつわものどもが夢のあと

▼老母を見舞って蝶を撮る

2013年06月09日 | ■日常的なあまりに日常的な弁証法

2013.06.09 熊谷市

最近は母のところに行くにも、もっぱら車を使っている。

職場の前にある、ガソリンスタンドが、格安のレンタルカーを始めたのである。

今日の場合は一週間前に予約しておいた。なかなかに繁盛しているらしく、時には予約でいっぱいですと

断られることもある。12時間借りて、2500円だ。この安さに助かっている。

夜勤が明けて八時には、次の勤務員と交替する。

交替したら、すぐその足で、目の前のスタンドから車を駆って100キロ先の母の病院に向かって一直線だ。

母は隣県の山里にある病院に世話になっている。

大正9年の春先に東京は日暮里付近で生まれたという母は満93歳となる。

長男のわたしは戦後三年目に誕生した段腹世代の満64だ。

さて、車はいよいよ母の病院に近づいていく。

街道沿いの山々の緑は濃い。

田植えを終えたばかりの緑田が広がっている。

初夏の薫風がまだ幼い稲の柔らかな葉をくすぐっている。

 

 

 

 

 

 

 

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