100%神話のこと往時を思い出しながら考えていたところ、TVを付けたらイタリア在住の
高名な女性作家さん(日本人)のインタビューが放映されておりました。日本人はそろそろ
100%神話なんてない。これを自覚するべきじゃないですかね...と。
ローマ帝国滅亡後、イタリア半島の一部にて常に他国の侵略に脅かされながら、1,000年
にも及ぶ独立と自由を勝ち取ったベネチア共和国...。アドリア海の女王と呼ばれ栄華を誇った
この国にも伝染病(ペスト)との戦いがあり、それは後に“検疫”という言葉の由来にもなって...。
空港などで、検疫を表す言葉(クオランティーン)は、このベネチアのペスト対策。イタリア
語で約40を示す言葉なのだそうです。40とは40日...。領内の島に隔離施設を置き、外国
から入って来る船舶は一旦ここで係留され、40日間の経過観察を行う...。
世界との貿易で成り立っていたベネチアは、一方で様々な感染症のリスクを抱える。感染防止
か経済か?の2極で語られることが多い昨今ですが、ベネチアの場合どちらかではなく、どちら
も...。その根底にあるのは、100%神話なんてあり得ない...。続きは次回に。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます