日比谷公園から八王子に向かい、翌日は高尾にて某理事会参加...。銚子に戻ってその翌日は千葉市におりました。で、今年も参加させて頂きました。千葉県調理師大会。やはりプロの指摘は鋭く、商品提案というより、磨き上げの場として参加させていただいております。今年はお隣の旭市さんと一緒で、銚子からは底引き船の“ギンアナゴ”を。旭からは豚モツの出店となりました。ギンアナゴはいつも掲載させていただいているあのやつであります。詳細は今後どしどし掲載予定ですのでここでは省略します。旭は豚モツの出店でありました。旭には関東最大級の食肉処理場があり、その衛生的で新鮮な豚モツ(小大腸、ガツ・胃袋)を使った料理提案。共通の食材を使い、市内の各店舗で、様々にアレンジして提供しているようであります。以前食肉をかじっていた人間として、このモツは感動的ですらありました。特にガツ...。東京のお客様が柔らかいイカを食べているようだ。と形容されたと聞きましたが、なるほど、さもありなん...と。あれだけの柔らかさ、うまみを出せるのは、そこに至る下処理の丁寧さによるもの。かなりの労力だろうことは容易に察せられます。このモツも、ギンアナゴも発想の原点は同じところにあるだろうと思っております。旭の方々との交流の中でそれを確信しました。一つの商品が出来上がっていく過程に必ず物語があります。たんなるモノでなく、コトの結実としてモノがある....。豚を1頭潰せば、ロースも、ヒレも、モモも、バラも、内臓も骨も出るわけであります。ロースだけの豚はいないし、トロだけのマグロもいない...。網を入れればタイやヒラメばかりが揚がるわけではない。あれも、これも、ギンアナゴも入ってくるわけであります...。タイやヒラメはロース、ヒレ。モツは...、さしずめ、あれとこれと、ギンアナゴ....。1頭、1網を使い尽くす...。安易に遠くのものを求めるより、まずは自らの足元を徹底的に使い尽くす。この感覚を新たにしたところであります。
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