銚子・角巳之・三代目

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牛耳(ぎゅうじ)る

2020年07月17日 | 日記・エッセイ・コラム

どんなに伸びる木でも、天まで届く訳でなし...。業績が伸び続ける会社も、組織も、ましてや永遠の命などある
訳がなく...。人の命も、ものごとも、すべてのものに限りがあり、限りあるが故に、始末の仕方を間違いなさん
なよ...。諸先輩方からの受け売りですが...。

事業を起こし、ご苦労されて発展させ、世間一般には成功者と呼ばれた方が、晩節を汚す...。成功もまた、
神様が与えた試練なんだそうです。賢者でさえ虐げられれば狂い、賄賂を貰えば理性を失う。事の終わりは
始まりにまさる...。聖書の一説にそのような記述もあるようです。これまた受け売りですが...。

さてさて、牛耳る...。何かで成功し、自らは何でも出来るような、そんな万能感を持つに至る時、あの会社を、
組織を、街を“牛耳って”やろう...。そんな悪魔のささやきが聞こえるのだそうです。古来中国にて、同盟を結ぶ
時、牛の耳を切りその血を吸う風習があり、最初にその血を吸うものが同盟の盟主に。そんな故事からだそうです。

牛耳ると聞くと、自分の利益、欲望のために他者を支配する...そんなイメージに聞こえますが、中国の故事では
あまり悪い意味はなく、全体の奉仕者としてリーダーを買って出る。ということらしいです。リーダーとは邪心
なく始末が出来る人...。これ則ち牛耳ること...。牛さん方もそう言っているように聞こえました...。





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