何故山に登るのですか?という問いに対し、そこに山があるからだ...という名言があります。
英国の高名な登山家の言葉として知られていますが、専門家に言わせると彼は何故エベレスト
に登ろうとするのですか?と言う問いに、Because its thereと答えたに過ぎないのだと...。
ここでいうitsは、エベレストのことを指しており、山の総称ではなくいわんや哲学、人生訓
でもなく、ただそこにエベレストがあって登りたいと思った...。こういう解釈になるらしい。
ご本人の意図がどこにあり、後年の脚色も多分にあったろうと思いながらあえて...。
Because its there...。この言葉に出会い、2023年を少々振り返ってみようと思う自らの
心境が非常に近いことを感じております。20代、30代の頃の荒唐無稽な夢(少々失礼な
表現かもしれませんが)ではなく、こんなもんですよ.....などでもなく心の底から湧き出る何か。
それは一定の経験を積み、何よりも生きていることが条件。冒頭の登山家は登頂前に滑落して
死亡(近年、そのご遺体が発見されたとニュースになってました)。生きていて、これがやりたい
と思える何かがあって、それに没頭できる自分がいること。これを幸せと言うのかもしれません。
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