農産物輸出が外貨獲得の大きな手段になっている国々が有ります。国土が広く、大型の機械を入れて単位辺りのコストは日本の半分以下という安さ。TV等の報道を見る限り、これらの国はもっと日本に農産物の輸出をして...、という姿が見受けられますが、どうもそんな単純な話ではないようです。確かに輸出すればカネになる。カネにはなるけれど、それがために自国の貴重な水を浪費して良いのだろうか?という事であります。目の前のカネと、自分達の子孫の生活。天秤ではかれるだろうか?....と。米国フロリダにエバーグレイズという世界最大級の湿地帯があります。野生動物の宝庫だったようですが、数十年前から開発が進み、宅地化されていきました。近年、この湿地帯が開発された事による弊害が沢山出てきて、ついには地下水の汲み上げ過剰により、宅地が陥没という事態に及び、大きく政策転換。自然に謝罪しなければならない...として、1兆円以上の巨費を投じて湿地の回復作業を行っているとの事。それでも回復までに数十年を要し、現役世代はこの回復を見ることが出来ません。開発費用の数十倍の回復費用。だったら開発しなければ良かったのに....。あちらこちらで聞こえてくる言葉です。米国は砂漠を農地化など自然との闘いで農産物の収量を上げ世界の食糧倉庫などと呼ばれて参りましたが、その砂漠の地下水が枯渇など、大きな問題を内包しております。俺達の水を返せ...。そんな事を言われる日が来ないとも限りません。
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