銚子・角巳之・三代目

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Bridge over troubled water....

2007年10月30日 | 銚子の風景

Img_1879_3 Like a bridge over troubled water I will lay me down....(荒れた海に架かる橋のように、僕が体を横たえよう).....。サイモン&ガーファンクルの名曲、“明日に架ける橋”の一節です。渡船場から見た夕陽があまりにも綺麗でした。ちょっとこれを表現する言葉が見付かりません。真冬の張り詰めた空気の中で感じる、“凛”とした力強さで無ければ、夏場の夕涼みの心地良さでも無い。秋特有の、何かもの寂しさを内包した、それでいて不思議と明日への活力が湧いてくるような、そんな感じが致します。When you are down  and out  (君が打ちのめされ)When you are on the street (道で途方に暮れていて)When evening  falls so hard (夕暮れの闇の中にいる時) I will comfort you (僕が君を慰める)I will take your part(僕が君の代わりになる).....Like a bridge over~......。 (荒れた海に架かる橋のように....) 歌の歌詞を勝手に記事にしてはいけないのでしょうが、あまりにこの風景とマッチしていましたので....。訳は筆者の勝手な想像です....。銚子大橋の架け替え終了は3年後だそうです。この橋は千葉県と茨城県を繋ぐだけでなく、利根川最下流に架かる橋であり、太平洋の入り口の橋であり、旭日を本州で一番最初に浴びる橋。農畜水産物流通の要衝であり、鹿島臨海工業地帯、鹿島港との接点。経済的、社会的に不可欠の橋。何よりも、大河利根川・最下流の1km以上にも及ぶ川幅に、圧倒的な存在感を示すその姿や安心感。そして来るべき“地方の時代”の象徴。まさに“明日に架ける橋”であります。


夕陽スポット②

2007年10月29日 | 銚子の風景

Img_1923 これは小浜(おばま)地区周辺、市立銚子高校の奥の方、キャベツ畑と風車群に囲まれた一帯から見た夕陽。海沿いの夕陽も見事ですが、田園風景の中に沈む夕陽もこれまた見事であります。利根川沿いにも、銚子大橋付近にも、対岸の茨城県側にも無数の夕陽スポットが....。銚子が東の外れに突き出しているという地理的特徴も相俟って、季節ごと、実に様々な姿の夕陽を見ることが出来ます。大自然の営みには人智を越えた感動があります。


夕陽スポット①

2007年10月28日 | 銚子の風景

Img_1907_2 銚子の“日の出”は余りにも有名。元旦の犬吠埼もいいですが、銚子港での作業中に見る太陽は格別であります。漁師さんに聞いたら、そんなの船の上から見る姿に比べたら....、という事でありましたが、我々は一般人なので...。先日、早朝のヒラメ釣りに行って来たと自慢げに話す友人から見せられた水平線から昇る旭の写真。確かに....、見入ってしまいました。さて、以外に知られていないようなのですが、銚子には夕陽の絶景ポイントが点在しております。銚子の夕陽は日の出よりむしろ見事だ。という方、結構多いです。写真はある日のマリーナ付近(千葉科学大学前)。冗談抜きで観光バスが停まってました。100人くらいいたでしょうか。本当に見事な夕陽でありました。


大漁旗!(補足)

2007年10月27日 | 銚子の風景

Img_1954 昨日投稿を頂きました。いつもピンボケとか、構図が悪い...など、と批判されているので、写真のセンスをお褒め頂き、何とかもおだてれば木に登る・気分であります。有り難うございました。やっぱりセンスいいじゃん。と一人で悦に入っております....。さて、ご指摘頂きました写真正面の旗。これ旧帝国海軍旗・旭日旗(きょくじつき)で間違いないようです。現在は海上自衛隊も使用しているとか。80代の大先輩に確認したら、これは旭日旗。しかも旭光16条(本)の本物だ!と写真に向かって敬礼しておりました....。私は思想的に右でも左でもない一介の小市民でありますが、この風景に接して出てきた言葉は、“格好いい”。でした。写真でも臨場感の一端は伝わるかと思いますが、目の前(実写で)見た圧倒的スケールには度肝を抜かれました。銚子の漁船はすべてこのような旭日旗を掲げるのか?というご指摘もありましたが、これは私には分かりません。今度船の先輩方に聞いてみようと思っております。


大漁旗!

2007年10月26日 | 銚子の風景

Img_1952 昨日、波崎の漁港に立ち寄りましたら、写真のような風景に遭遇しました。新造船のお祝いのようです。モチ撒きなどが行われ、大変な賑わいでありました。最近は廃業、廃船、減船....という話題には事欠きませんが、新造船というのは殆ど聞こえてこない。でも本日、その新造船を見ました。物凄い数の大漁旗とともに。圧巻でありましたし、誇らしげに見えました。銚子の大漁旗は非常に有名です。最近は結婚式やお祝い事に使われることが多いようですが、やはり船上で誇らしげに舞っている姿が一番似合います。


お会式②

2007年10月24日 | 銚子の風景

Img_1915 日蓮宗のお会式は日蓮聖人のご入滅(10月13日)前後を中心に全国各地で営まれているようですが、別格中の別格は東京・池上本門寺。ここは例年何十万人と言う方々で賑わっております。昨日、懐かしさが?と申し上げましたが、これを読んで分かるのは、東京時代の同僚だけかと....。さて、池上本門寺は日蓮聖人が最後を迎えた霊跡であります。お会式に連なる万灯は、日蓮聖人ご入滅(お亡くなりになる事)に際し、季節外れの桜が咲いたという故事に倣っているのだそうです。江戸の火消しが用いた“まとい”も名物ですが、何故まといなのか?は分かりません。妙見様のお会式には最後尾にお神輿が出ております。妙見様の大神輿。大きさと言い、歴史と言い、格式と言い、銚子の名物だと思います(いまだ動く被写体が上手く撮れません。ピンボケ何卒ご容赦を) 私は宗教の事は良く分かりませんが、記憶を整理したり、人から教えて頂いた事などを総合すると、日蓮聖人は今で言えば、改革者でしょうか。時の権力者と結託した宗教の堕落を痛烈に批判し、それがために様々な法難(困難)に遭遇する。けれど、何度法難に遭っても信念は変わらない。時代は鎌倉。(北条)執権の内部抗争、元寇、飢饉、疫病の流行....。正しい教えを広めなければ国内は混乱し、外国からの攻撃を受け国は滅びる...。個人の事だけでなく、国家全体の安寧を願う(立正安国論)。日蓮宗の特徴なのだそうです。日蓮聖人の開目抄という書物の中の一節、“我、日本の柱とならん、我、日本の眼目とならん、我、日本の大船とならん”....。南無妙法蓮華経。日本最古の大学、立正大学は立正安国論に因んでいるとか。立正大学の発祥地は銚子の隣、匝瑳市の飯高檀林であります。


お会式①

2007年10月23日 | 銚子の風景

Img_1889 先週の日曜日は妙見様のお会式でした。銚子で妙見様と親しまれる、海上山・妙福寺(うなかみさん・みょうふくじ) 幼稚園が隣接されており、私はそこの卒園です。幼稚園ながら宗教行事が数多く、4月8日は甘茶掛け、10月はお会式....。それが何だったのかは理解していなかったと思いますが、何故か記憶に残っております。4月8日はお釈迦様の誕生日(お花祭り)、10月のお会式は、日蓮上人、ご入滅の日。大人になってから分かった事ですが....。銚子で“様”が付くのは3つだけ、観音様(真言宗の名刹・円福寺)と妙見様と玄蕃様(ヒゲタ醤油創始者)。確かそんな言い伝えがあったかと思います。妙福寺は“臥龍の藤(がりゅうのふじ・藤の花があたかも龍が臥せったかのような形で咲き誇るという事らしいです)”で有名なんですが、日蓮宗のお寺としても由緒があります。お寺の縁起を見ると開山は正和3年(1314年)という事なので今から700年も前。日蓮上人の直弟子、日高聖人により開創とあります。千葉県は日蓮上人生誕の地であり、県内には日蓮宗の名刹が多いです。銚子など九十九里沿岸は真言宗も多い。これは関西と九十九里沿岸が海を通じて盛んな交流があったことの証明の一つで、弘法大師の神話も沢山残されております。さて、お会式。当日は綺麗な万灯の行列のあとに、何とお神輿まで...。太鼓の音が鳴り響き、何故か懐かしさ(?)が込み上げて参りました。詳細は明日。


水明楼址(あと)

2007年10月08日 | 銚子の風景

Img_1802 写真は犬吠埼近くにある水明楼(すいめいろう)址。水明楼は明治時代の名旅館で幾多の文人・墨客が訪れたとモノの本に書いてありました。文豪・徳富蘆花も訪れ、作品にも登場するとか。この近辺には秩父宮別邸・瑞鶴荘(ずいかくそう)址も。犬吠埼一帯には歴史を感じるスポットがいくつも点在しております。その歴史、白亜紀の堆積物、弘法神話、義経伝説、明治・大正ロマンから、昭和の戦争の記憶まで....。地層から超人、ヒーロー、文学....ジャンルを問わずです。東の外れ、太陽が本州で最も早く姿を現すこの地は、人を惹き付ける何かがあるんです。歴史に思いを馳せるのも良し、太平洋の怒涛に圧倒されるも良し、何もせず、ただぼんやりとそこで時間を過ごすのも良し..。ここに来ると不思議な事に力みが消えている....。それは犬吠埼が自らの心の原風景であるという事に留まらず、偉大な大自然の力の前では人間の悩みなど小せえ、小せえ~。という事なんだろうと思います。水明楼、瑞鶴荘....、名前もいいですね。


百貫神輿

2007年08月02日 | 銚子の風景

Img_1342 写真は川口神社の大神輿(みこし)、俗に言われる百貫(ひゃっかん)神輿です。ここのお神輿の重さは1㌧以上あり、確か東京深川のお神輿と同じ大きさだと聞いたことがあります。本日は申し訳有りません。私的な事情、心の底に大きな穴が開いたような心境.....。もうこれ以上、何もする気力が有りません....。突然の訃報、兄貴分の逝去に接し、ただただ感謝と、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。毎日このブログを見てくれておりました。毎日見てるから。の言葉を励みに継続して参りました。絶対に休まない。その一念で更新致しました。無念です。


霊汐送鮮魚

2007年08月01日 | 銚子の風景

Img_1333 先週土曜日は銚子・波崎で大潮祭りがありました。写真は川口神社の正午頃の様子。旗には“霊汐送鮮魚”と書いてあります。もう一本には、“神潮迎魚舸”(“舸”という字は難しいですが、どうも船の旧字のようです)いずれも川口神社が海の守り神として篤く信奉されている事から、何となく意味は分かるような気がします。鮮魚の霊を慰め、漁船の無事を祈る。と言う事でしょう。川口神社の歴史は古く、1000年以上の歴史を有しております。その中で幾多の伝説、いわれ等が数多くあります。陰陽師で有名な安倍晴明なども出て参ります。ここで出てくる晴明は映画で見たような万能のヒーローというより、ひどい野郎だ....、と言われかねない所業とともに描かれております....。観光協会のHPなどに書かれているようですので、詳細はそちらをご覧下さい。この神社は母校である銚子一中の近くと言う事で、親しみというより、いつもそこにあった神社。本当に失礼な話しながら、特に気にも留めず....。という存在でありました。帰ってきてから毎日のようにこの前を通っておりますが、茨城・大杉神社との関係、亀の墓(後日掲載します)....、こんな事が分かるって来ると、この神社(地域)と各地の“繋がり”という事を意識し始めるようになっております。この階段を昇り、振り返ると利根川河口が一望できます。そこに1000年以上立ち続けている川口神社。“霊汐送鮮魚”“神潮迎魚舸”....。本日より8月。今月末からはサンマ船が入港を始めます。


うねり

2007年07月14日 | 銚子の風景

Img_1234 梅雨前線の停滞や遥か南で発生した台風の影響で、銚子沿岸は“うねり”が強い日が続いております。この“うねり” 銚子の海の特徴の一つでもありますが、漁師さん曰く、銚子沖はこの“うねり”が恐いんだとの事。海岸線でもこの有様(この日はそんなに風は強くありませんでした)、銚子沖が如何に恐ろしいか、想像すら出来ません...。通常波は風によってもたらされますが、遠くの台風、地震、潮の流れ等によって“うねり”が発生します。予測不能の事も多いそうで、海岸線ですら突如として大波が襲ってくる時があります。犬吠埼の真下、君が浜海岸は、まさにこの“うねり”が起こりやすい場所。遊泳禁止の所以です。時々君ヶ浜の波打ち際で遊ばれている姿を見ます。お気持ちは良く分かりますが、ここの波のパワーは想像を絶するほど強い。特に引き波の力は尋常でなく、過去に何度も事故が起きております。何卒おお気を付け下さい。因みに写真は外川(とかわ)千騎(せんぎ)が岩付近です。


穴場!

2007年06月10日 | 銚子の風景

Img_1064 この場所も、銚子街歩きの達人に教わりました。形部岬近くの田んぼ道を抜けるとその場所は有りました。犬吠埼から屏風ヶ浦の風景は見慣れてますが、形部岬(ぎょうぶみさき:旭市飯岡にある九十九里浜の終点(始点かも)、日本の夜景100選にも選ばれている美しい岬です)から屏風ヶ浦。とても新鮮でありました。逆転の発想と言いますか、いつも見慣れた風景は勝手にこういうものだと決め付けてしまいがちですが、見る角度を変えたり、立つ位置を変えたりすると見え方が全く違う。人も同じかと....。新鮮であると同時に、思わぬ発見もあります。実はここ、釣りの穴場でもあるようです。今の季節はアイナメ、カサゴ等根魚の他、イシモチが釣れているようです。いつもの道から一本中に入ってみる....。最短コースばかり行かず時にはあえて遠回り....。また楽しみが増えました。


石切り場

2007年06月07日 | 銚子の風景

Img_1067 写真は屏風ヶ浦近くの“石切り場”、銚子でも知る人ぞ知る穴場です。実は私も知らなくて、先日、銚子街歩きの達人に案内して頂きました。こんな場所があったのか....? ちょっとした感動がありました。ここから見る夕陽は、言葉なんかで語れない。とは達人のお言葉。確かに。そうだと思います。こういう風景、さてこれは誰のものなんでしょう。我々地元の人間だけのものか?観光客の方のためか?或いはその小さな自然環境で命を繋いでいる野鳥や昆虫その他生物のもの....。こういう自然は先人からの申し送り。先人が壊してしまえば“今”に生きる我々はこういう風景に接し、心が癒されたり感動したりする事は出来なかった。と。言う事は後世に申し送る。これまた大きな責務....。豪州の干ばつとか、地球温暖化の影響とか、自然環境に関する話題が世界的に尽きる事が無い昨今、こういう風景を守ろうと言う事は単なる情緒の話ではなく、銚子だろうと、東京だろうと、ニューヨーク、パリ、ロンドンであろうと、宇宙船地球号で“今”を生きてている現代人の生き方が問われているのだと思います。....と大きな話はさておき、狭い田舎町とは言いながら、まだまだ知らないところが多いです。知らねえくせに理屈抜かしやがって....。まだまだこういうお叱りが止みそうにありません。


朝もや...

2007年06月01日 | 銚子の風景

Img_1009 Img_1017 真夏のような暑さかと思ったら、初春のような寒さ....。体調を崩された方も多いかと思います。海沿いの街は夏涼しく、冬暖かいと言われ、雪国の辛さや、南国の照りつけるような日差しとも無縁....。房総半島や伊豆半島は夏涼しく・冬暖かいの典型と言われております。まさに銚子がそうだと思います。恵まれすぎて、恵まれている事に気が付かない....。さて、“もや”と“きり”に付いては拙ブログにて昨年あたりに掲載したかと思いますが、こう温度差が激しい日が続くと、早朝の漁港はこんな風景になります。海上は、何も....見えない。かろうじて見えた接岸中の漁船と建造中のテトラポット。異様な光景です。ちょっと恐いような....。それにしてもこのテトラポットの大きさ。軽自動車が映ってますので比較になるかと思います。こんなのを投入しても、海が荒れたら簡単に流されてしまうのだそうです。犬吠埼の灯台が周辺船舶に濃霧を知らせるためにサイレンを鳴らす事を銚子では牛が鳴く。と言います(何故そう言うのか分かりませんが....)最近、毎日のように牛が鳴いています。


雲&夕焼け

2007年05月30日 | 銚子の風景

Img_0995 Img_0981 先々週の日曜日、銚子マリーナ周辺の雲が綺麗だと同級生のK君からメール頂き、早速ブログに使わせて貰うよ..と、調子の良い事を言っておきながら2週間近く...。K君すいません。本日掲載します。しかも携帯で送って頂いた写真の取り込み方法が分からないので、同日、自分で撮ったもの。どうも同じ事を考えていたようです。旭に向かう道中、あまりに綺麗だったので途中で写真を撮り、帰りに夕焼けも綺麗だろうとマリーナに立ち寄りました。マリーナの夕焼けは絵になってました。確か、サンセット・クルーズなる観光船の定期就航もしているはずです。今年は是非乗ってみようと思っています。