くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「ようこそ、日本人の知らない日本へ」

2016-02-19 20:45:45 | エッセイ・ルポルタージュ
 書店で目について購入した一冊。春名久史「ようこそ、日本人の知らない日本へ」(リンダパブリッシャーズ)。
 著書は大学中退後、四十を過ぎてからTOEICに挑戦し、一回で高得点を取った経験を描いた方だそうで、現在は通訳ガイドとして活動中。
 外国人とのやりとりで感じたカルチャーショックを紹介した本です。
 自国の文化を知るには、他国との差異を見つめることが必要だと思いました。
 結構筆が割かれているのは、中国の方々の行動です。
 どうして近年爆発的に増加したのか。
 それは、中国の製品に信頼がもてないと香港に買いにいく人が多かったものが、あまりの傍若無人ぶりに耐えかねて拒否されるようになり、ターゲットが日本に変わったということのようです。
 爆買いした商品はバスに詰め込むので、ものすごいことになる。
 それはそうですよね。
 しかも、駐車する場所は決まっているのに、遠いからもっと店の近くに停めるように文句をいう。(荷物を持って歩くのが嫌なんだって)

 外国人に人気のスポットといえば、防災センターや西陣織会館、忍者レストランだそうです。日本人が考える観光とは少しずれがありますよね。でも、インスタントラーメン発明記念館でマイカップラーメン作りに人気があるのはわかる! わたしも横浜で作りましたが、楽しかったー。
 反対に、靖国神社を訪れる人もいるそうです。
 戦時下のことを、わたしたちも日本人としてしっかり考えていかなければならないと感じました。
 
 自分たちの文化との違いが楽しかったです。

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