くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「私が殺人犯です」浜口倫太郎

2017-11-29 19:57:49 | ミステリ・サスペンス・ホラー
 映画ノベライズなんてほとんど読まないのですが、この本は読んでみたくて。
映画公開時は文庫展開が大きくなされていましたね。単行本も出ているとは知りませんでした。
 浜口倫太郎「私が殺人犯です 22年目の告白」(講談社)。
 表紙カバーは、映画で使用されたデザイン。藤原竜也さんの妖しい微笑みです。
 わたしにとって藤原さんは「那須与一だった人」(笑)。ちょうど授業でやっていたので、これも縁と思い借りてきました。(大河ドラマ「義経」)

 編集者の未南子が馴染みのバーで出会ったのは、これまで出会ったこともないような美形、曽根崎雅人。
 彼から預かった原稿「私が殺人犯です」は、22年前に起きた連続殺人事件の犯人しか知り得ないような内容が描かれていました。
 曽根崎は、この原稿をダブルミリオンのベストセラーにしたいと熱望。記者会見やテレビ出演で自分が表舞台に立ちたいというのです。
 マネージメントを引き受けることになった未南子は、犯人の手記を出版することにためらいますが、編集長の押しの強さと原稿の文章のもつ魅力に逆らえません。
 被害者遺族の書店員、事件を追いかけて時効を迎えた刑事、正義派として知られるニュースキャスター。
 華々しくメディアに登場した曽根崎は、女性に人気を呼び、編集長のデザインしたラインスタンプが売れる反面、会社には出版を批判するデモ隊も現れます。
 隠されたもう一つの事件が、テレビカメラの前で暴かれたとき、これまでの風景が反転していきます。

 とても映画的な展開でした。ラストも小説だったらどうかなと思わないでもないですが。
 原作は韓国映画だそうですね。
 ノベライズと映画、原作の違いを比べてみたいものです。  
 でも、多分映像は見ないなー。
 ちなみに、最近見に行った映画は娘リクエストの「ごちうさ」でした。大きいお友達が多かった……。

「これは経費で落ちません!」3

2017-11-25 18:31:40 | YA・児童書
 わーい、「これは経費で落ちません!」(集英社オレンジ文庫)三巻です。
 今回は、受付の千晶ちゃん、逃げる社員馬垣さん、固い由香利さんらが登場。さらには、森若さんのライバルになりそうな女性も現れます。
 千晶ちゃんは正社員になりたくて様々な工夫をしますが、自腹で支払いをしてしまうことも多く、森若さんには理解できないようです。
 あー、でも、わたしもそうしてしまうことがよくあるので、千晶ちゃんの行動は分かります。
 例えば、図書室の改造にはディスプレイ用に布だの植物だの(造花でも)ラックだのカラーボックスだのが必要ですし、しおりを作るにもポスター描くにもお金はかかります。
 予算が不足してできないというわけにはいかないですよね。
 また、千晶ちゃんは自分の年齢にも焦りを持っています。それは、結婚も関わってくるから。
 後半では付き合う人も現れましたが、彼はデートの飲食費も経費に請求しようとする男、心配です。
 
 集英社のPR誌「青春と読書」には、青木さんのインタビューも載っていました。
 会社員として経理の仕事をしていたとき、馬垣さんみたいに大事な仕事から逃げる同僚がいたのだそうです。書いてみることで、何か分かることがあるかと思ったそうですが、やっぱりちっともわからないとのことでした。

「Bの戦場」ゆきた志旗

2017-11-22 17:59:46 | YA・児童書
 人間ドックで、メタボ予備軍の判定を受けてしまいました。しかし、ランチタルトセットにしてしまうわたしはカロリーダウンできるのか?
 朝8時受付だったので、一冊読み終わりました。
 ゆきた志旗「Bの戦場」(集英社オレンジ文庫)。
 以前図書館の面陳で見かけて気になり、結局買ったものです。二巻も買ってあります。お仕事小説好きなので、ブライダルコーディネーターの主人公の行動がすごくおもしろかった。

 「わたし」こと北條香澄。二十代後半(多分)でも浮いた噂一つない彼女は、筋金入りの「ブス」らしいです。
 ブライダルアーティストには唯一可愛く仕上げられなかった例だと言われたり、美人のコーディネーターさんでは花嫁が霞むからと担当に指名されたり、あまりにも残念すぎて容姿のからかいすらなく、ハンサムな男性と接するには気後れする香澄。学生時代のあだ名は「カス美」など、次々自虐的なネタが登場しますが、彼女、非常に有能なんです。
 年上眼科医に公開プロポーズをする手助けや、そのアフターフォロー。
 著名な漫画家の結婚式での失態を覆す企画力。
 魅力的な香澄の活躍を読むのは、非常に楽しく、わたしも同僚だったら手助けしてあげたくなるだろうと思わせられます。

 あ、肝心なことを忘れていました。
 こんな香澄のことを好きだと言うイケメン課長の久世。
 でも、この久世課長、なんか変なんです!
 香澄を好きなのは、完璧な「ブス」だから。
 香澄へのアプローチは、二言目にはブスブスと言うため、疲弊してしまうのです。
 彼女の心を癒やすのは、花屋の武内さん。いやー、この人がいい人なんです!
 でも、話の展開を考えると、相手役は課長だろうし……。
 
 ラストまで一息に読めて満足です。さいたまエリア行ってみたい気がします。
 しかし、香澄、出身は東北? しかも、例えられているのはホヤ?
 ゆきたさんも東北出身とのことですが、もしや三陸の方でしょうか。

 ところで、高速バスを二年ぶりに使ったため、いつの間にか停留所が移動していて愕然! 発車一分前になんとかたどり着いた次第。冬なのに汗だくです……。

「保健室の恋バナ+ α」金子由美子

2017-11-15 05:31:27 | 哲学・人生相談
 ああっ、予算がたりないっ! この本も図書室に入れたいです。
 中学校の保健室の先生・金子由美子さんが、生徒と接する様子を語ってくれます。
 「保健室の恋バナ+α」(岩波ジュニア新書)。
 中学生は子どもだけどおとな。「ことな」という造語で、彼らのことを説明します。からだとこころの成長。
 「好きってなぁに?」「リアル恋愛模様」「自己肯定は、カラダからだって」「恋愛と性の危機」「愛のかたちはいろいろ」の五章からなります。
 恋愛にも学習は必要ではないか。おしゃれと健康との関係。
 中でも、デートDVのエピソードが印象的でした。
 お母さんの再婚の繰り返しで男性観が的確なユイは、幼なじみのはるかがSNSで知り合った高校生とデートすると聞いて、迫られたらどう断るかをシミュレートしてみます。
 はるかは断ろうとしますが、なんとなく心配な受け答え。
 「ディズニーでオールナイトのパレードなんてやってないのよ」と金子先生が言うと、
「えっ、オールナイトのチケットをとったってメールきたのに?」
 とはるか。ユイは、
「ねっ、ますます怪しい男でしょ。絶対やめときなよ」
 というのですが。
 案の定、はるかは車で見知らぬ場所に連れて行かれて迫られます。股間を蹴って逃げ出したけど、全く知らない場所なので途方にくれたとき、ユイから渡されたポシェットを思い出してあけてみると、近県のタクシー会社の電話番号と五千円札が入っていたのです。
 これも、ユイのお母さんの体験から学んだことだったそうです。
 「ことな」である彼らに、周囲を見渡す力の付け方を知ってほしいな。

「ミステリ国の人々」有栖川有栖

2017-11-14 05:44:53 | 総記・図書館学
 こういうの好きなんです。
 有栖川有栖「ミステリ国の人々」(日本経済新聞出版社)。
 登場人物をあげながらミステリを紹介してくれます。
 わたしは基本的に翻訳ものは読まないのですが、幼少のみぎりには児童ものをずいぶん読みました。ミステリも手当たり次第に。(学校図書室にあったものに限りますが)
 さらに、学生の頃、ウールリッチにはまって、これも手に取れる分は読みました。
 懐かしい作品がたくさんあります。
 ウールリッチで取り上げられるのは、

 ……と、書いていてふと気づきました。
 ここで取り上げられるのは、アイリッシュ名義であることに。
 あれだけはまっていたのに、どれがウールリッチでどれがアイリッシュ名義なのかよくわからない。すみません。
 紹介されているのは、「幻の女」のヘンダーソンと、「消えた花嫁」のアリスです。
 どちらも、女性が消えてしまう物語です。前者は殺人のアリバイを証明してくれるはずの女、後者はタイトル通り花嫁が新婚旅行中に。
 なぜ、女は消えたのか。三十年経っていますがなんとなく覚えています。だけど、アリスの方の記憶は曖昧。
 いろいろ考えたら、短編集の二巻だけどうしても見つからなくて、何年か経ってから立ち読みしたのでした……。
 有栖川さんは、アリスが自分のペンネームの由来の一つだと語ります。(「不思議の国のアリス」もその一つです)

 紹介される人物は五十人余り。
 うち、読んだことのあるものは、半分くらいでしょうか。
 ホームズ、金田一、蓮丈那智、ルパン、半七、仁木兄妹、砂絵のセンセー、クイーン、ポアロ&ミス・マープルといった著名人から、五十円玉両替男(わたしもこの文庫本持っていました)、三角形の顔をした老婦人(もちろん亜愛一郎も項があります)、明智文代(明智探偵の妻。知り合った作品は「魔術師」ですね)、ブロンクスのママ(懐かしい!)、おしの……。
 おしの、知ってます?
 山本周五郎「五瓣の椿」の主人公です。母親と関わりのあった男たちを復讐のために殺していくんです。
 高校生の頃にあらすじに引かれて読んだのですが、余りの情念についていけなくて……。
 その後ずいぶん経ってから周五郎作品を読み漁りましたが、これが肌に合っていたらもっと早く読んだのになあ。(きっかけになったのは「内蔵助留守」です)

 それから、「黒後家蜘蛛の会」! すごい好きでした。
 でも、今の今まで「ウィドワーズ」が「男やもめ」の意味だとは知らなかった……。
 「ロレーヌの十字架」はしっかり覚えていますよ。

 ロバート・ファン・ヒューリックの「ディー判事」を読みたい! ポケミスで「沙蘭の迷路」が出ているそうです。
 作者はオランダ生まれの外交官。舞台は中国! 気になる!
 それから、岡田鯱彦の「薫大将と匂の宮」(図書刊行会)は、紫式部が探偵役なんだって。
 高木彬光や鮎川哲也作品も、現在手に入りにくいですよね。
 有栖川さんの本も、読んでみようと思います。

「花のお江戸で粗茶一服」松村栄子

2017-11-13 05:45:33 | 文芸・エンターテイメント
 きゃーっ、遊馬の続編がっ! 「花のお江戸で粗茶一服」(ポプラ社)。
 と、仙台に出張の帰りに購入。
 今回は表紙が柴田ゆうさんです。「名所友衛百景」という浮世絵調がかわいい。しかしこれ、三冊とも単行本持っていると統一性がない感じしますよね(笑)。特に二冊めが。
 京都の修行を終えて戻ってきた遊馬を迎えたのは、坂東友衛流の内弟子となった佐保。
 恋人にしたい女の子が近くにいるのに、間違いを起こすなと母から釘を刺され、跡取りとして生きる決断もできないまま、嗣子として「本返し十段」という茶事を行うことに。
 また、華道家元の娘珠樹、セルビア人のミラン、そして佐保の三人に茶道を教えることにもなります。
 遊馬と佐保、行馬と眞由子、奈彌子夫妻、幸麿とカンナの関わりも変化していく感じです。
 わたしは、遊馬の両親・秀馬と公子がいい味出していると思います。
 二人のなれそめ、笑ってしまいました。
 それから、カンナの出生の秘密や、隣の和尚さんとのやりとり、頑固な会長さんや、山持ちのおばあさんなど個性的な皆さんが活躍しています。
 坂東友衛流は、剣・弓・茶の三道を大切にしているけれど、どれも水準を極めている若い人がカンナだけ、というのも寂しいですね。
 作中で東日本大震災の場面があり、そのとき遊馬は二十五歳とのこと。現在三十二歳くらい? 「雨にもまけず粗茶一服」は十代だった彼の成長が、なんだかとても頼もしいです。
 十年ちょっと前、確か恩田陸がこの本おもしろいと言っていたので注文した単行本。時は流れていくと感じました。

「小人の巣」白河三兎

2017-11-12 17:36:23 | ミステリ・サスペンス・ホラー
 現在世間を騒がすあの猟奇事件からもわかるように、ネット上には「死」をもって人生を精算したいと感じる人が少なからず存在します。
 生活の中では誰にも言えない。だから、書き込みをする。
 以前、水谷先生(夜廻り先生)が、「夜に誰かと話をしているうちに死ぬことを考えても、朝まで待ってほしい。夜とは考えが違うから」というようなことをおっしゃっていたかと思うのですが、思い詰めてそこしか見えなくなる状態というのはありますね。
 
 白河三兎「小人の巣」(双葉社)。
 「小人の巣」は、小学生の娘とその父親が作った「自殺幇助サイト」です。やりとりして、本当に死にたいならば、ある総合病院を訪ねることになります。
 入院している女の子は、生まれつき内臓に欠陥があり、なんとか臓器移植ができないことかと考えている。
 だから、脳死の状態になれる薬をあげる代わりに、臓器移植ドナーになってほしい……。
 この少女が明です。
 深刻なイジメに疲れ果てた中学生の紗菜は、ある日この病院を訪れて明と面会します。
 屈折していて生意気な明は、紗菜に薬を差し出して、自分をイジメたクラス全員を道連れにするように誘います。

 ネタバレしないと後半のあらすじが書けないので、とりあえず紗菜は自殺を思いとどまったとだけ言っておきましょう。
 明に共感した紗菜は、彼女の手助けを申し出ます。
 就職が決まらず、「呂斗」がキラキラネームだからいけないのではないかと言う青年。
 恋人が猫を飼ったとたんに冷たくなったと嘆く女性。
 明を訪ねてくる人は、鉢植えの小さなサボテンを持ってきます。病室にはそんな鉢が四十個ほど。
 そして、明自身にも強い願いがあって……。

 第一話、紗菜が自殺を考える話だけでも完成度が高いです。
 話のオチはイメージできたけど、まさかそういうことだったとは。
 明が、ハムスターを捨てたとツイッターに投稿して人捜しをしたエピソードでは、実はお母さん亡くなっているのかとすら邪推しましたよ。
 そして、この物語のキーワードは、ねこ、です。まんまとやられました。白河さん、さすがです。

羽生結弦写真とポスター展

2017-11-11 12:26:42 | 〈企画〉

 今、仙台市営地下鉄東西線の国際センター駅で「羽生結弦写真とポスター展」開催中です!
 ニュース放映を見ていたら、名古屋から見にいらした方もいるとのこと。こちらの駅前には、羽生くんと荒川さんのモニュメントがあることでも知られていて、お二人の手形と大きさを比べている方々もたくさんいらっしゃいました。
 写真展は駅の二階。パネルで仕切ってあるため思った以上に枚数がありました。図録によれば百二十点あるそう。
 企画した仙台放送では、2013年から独占中継のポスターを地下鉄駅構内などに連作で展示してきたようです。違うカットで四枚とか六枚とか。
 撮影した能登直さんの写真展も、これまで七回行われたそうで、毎回すごい動員です。
 ちなみに、地下鉄南北線の泉中央駅にはこの展示について広告ポスターがありました。七北小・中出身のアピールが。
 図録販売は一人二冊までとのこと。営利目的の行動はしないようにと注意がついていました。

 これを見に行ったのは、まだ彼の故障前だったので、ニュースを知って衝撃的でした。
 平壌目前ですよね……。二連覇応援したいのですが、怪我はきちんと治してほしい。
 早くよくなって(祈)!

「よく考えて! 説明のトリック」

2017-11-08 20:53:53 | 社会科学・教育
 図書室に入れた本。「よく考えて! 説明のトリック 情報・ニセ科学」(岩崎書店)。
 「ウソ? ホント? トリックを見やぶれ」というシリーズの三冊めです。一冊めは錯覚、二冊めはミステリなどのお話トリック。どの本もおもしろいのです。
 説明トリックとしてあげられているのは、ニセ科学・ことばトリック・情報リテラシーです。
 このところニセ科学をしつこく読んでいる気がしますが、取り上げられる例はだいたい同じなのに、飽きずに借りてきてしまう。
 今回はマイナスイオン、血液型占い、納豆ダイエット、水はことばで変化する、ゲーム脳。
 さらに、「火星人来襲」、伝言ゲーム、詐欺師の手口、新聞、グラフによる情報操作、アンケート、SNS、インターネット、アポロ計画などなど。
 中には川島隆太の脳トレの話題もありました。「脳の活性化」イコール「脳のはたらきがよくなった」とは言えないそうです。この前まで国語の教科書にも載っていたのに……。
 そういえば、川島隆太本人も「脳科学者を名乗るある人」を糾弾していましたが、立ち位置が違うのですかね?
 
 今回はトリックアート、だし、絶滅危惧種、日本の伝統文化、地理データ関係の本を中心に入れました。
 もう予算の残りがちょっとしかないんです。ああ、もっと入れたい本があるのに!
 とりあえず登録頑張りました。テスト問題作らないとならないのに、逃避でしょうか。

「民王」池井戸潤

2017-11-06 20:44:07 | 文芸・エンターテイメント
 先日、ラジオを聴いていたら、教え子のアナウンサーSくんが池井戸潤の「陸王」がおもしろいと話していました。
 読んでみたいけど、ドラマ化もあって借りられないですよね。青学の陸上トレーニングに役者さんも参加されたとか。
 で、「民王」(文春文庫)を借りてきました。
 これもドラマ化してましたよねぇ。遠藤賢一と菅田将暉で。CMは見ましたよ。
 だから、ビジュアルイメージはこの二人でした。

 前任者の辞任があって、内閣総理大臣に任命された武藤泰山。国会で演説中に突然意識が混濁し、息子の翔の体と入れ替わることに!
 学生社長の真衣のパーティーで絡まれたり、気にくわない評論家の講義にいらいらしたり、入社試験で啖呵を切ったりと、ハチャメチャな泰山。一方、翔も答弁の漢字は読めず、「未曽有」を「ミゾユー」と読んで大恥(このエピソードから物語が生まれたらしいです!)をかきます。
 泰山の盟友やライバル政党の党首も入れ替わっており、CIAは絡み公安は絡み、外交の日は近づいててんやわんや。
 わたしは公安の新田刑事が好き。新田さんの出てくる連作短編希望! 記憶力抜群で喧嘩も強い。有能な刑事さんで、趣味はチェロらしいよ。
 もう一人、泰山の妻の綾がいいです。
 若き日の泰山のことを話すところ、涙が出ました。
 池井戸さん、初めて読みました。以前「幸福ロケット」の促販冊子もらった記憶があるんですが……。
 何冊か読んでみようと思います。花咲舞が読みたいなー。