くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「うんちく書店」室井まさね

2013-11-29 21:20:38 | コミック
 雲竹雄三。
 室井まさね「うんちく書店」(メディアファクトリー)に登場するキャラクターです。トレンチコートに粋な帽子。書店に現れてはうんちくを語るのです。ええ、語りまくります。
 「君は、『岩泉棚』を知っているか!?」
 「君は、本の陳列の仕方を知っているか!?」
 「君は、『トットちゃん積み』を知っているか!?」
 など、次から次へとエピソードが飛び出します。知っているものもあり、知らないものもあり。
 もともとトリビアルな情報が好きなので、楽しく読みました。
 雄三には別居中の妻がいて、彼女は誰よりも早く本を読んでおきたい人。雄三は返本が我慢できなくて、つい引き取ってしまう人です。
 二人の亀裂のきっかけはというと、雄三が先に本を読んでしまったからだそうです。うーん、仕方ないですね。
 出版社コードの話がおもしろかった。後ろカバーのバーコード、最初の三行の数字は「フラグ」、次が国なのですが、日本は「4」です。で、その次の二桁は出版社を表します。00は岩波書店、01が朝日新聞……とのことですから、手近にある本でチェックしました。岩波ジュニア新書はもちろん00。ポプラ文庫ピュアフルは59、東京書籍が48、マッグガーデンは80、ハルキ文庫で75です。ちなみに、メディアファクトリーは84でした。
 特定のジャンルに強い本屋さんの話題も、興味深いですね。
 この本は先日、プラネタリウムの時間待ちをしているときに買ったものです。(「宇宙兄弟」を見ました)
 ヘミングウェイの六本指の猫や、荒俣宏さんの話題もさらに詳しく知りたいところですが。雄三すら知らないポーのパズルも気になります。
 雄三がさらにうんちくを語る「うんちく居酒屋」という本もあるそうですよ?

「明治・妖モダン」畠中恵

2013-11-27 20:07:18 | 時代小説
 てっきり「若様組」につながるのかと思っていたら、「しゃばけ」の世界の方が近かった。明治の時代を迎えて、あやかしたちは影に身を潜めたかと思われていましたが、いやいや、文明開化といえども、明治は江戸と地続きなのです。怪異でありながら、何食わぬ顔で人とともに暮らすのは、「鎌鼬」や「覚り」と呼ばれたあやかしたち。「明治・妖モダン」(朝日新聞出版)。銀座の華やかな街で、不釣り合いな古めかしさを見せる派出所に勤務する巡査、原田と滝を中心に親しい仲間たちが活躍します。
 畠中さんのシリーズって、いつもグループ活動ですよね。今回は銀座界隈で牛鍋屋を営む「百木屋」の主(賢一という名なので、通称「百賢(ももけん)」)、妹、常連の赤手(煙草を扱っています)、お高(三味線の師匠)がレギュラー。
 雨宿りにとやってきた派出所で、原田の怪談話を聞くことになった男たち。百賢の妹「みぎわ」を狙う下谷という男の顛末を聞きます。ぞっとしたところにけたたましい雷鳴。
 ここでの違和感が、次第に明確になっていきます。
 異常なほどに早く成長する女の子「おきめ」を預かることになった赤手。何でも妖怪と絡めて書く新聞記者。「覚り」を探してほしいという代言人。そして、若い頃に滝と同じ名前のよく似た男を思っていたという花乃という後家が登場。
 結果的には前述の鎌鼬と覚り、それから鬼女の正体しか書かれていませんが、そのパターンからいくとみぎわは水妖、百賢は百鬼夜行? ってことでしょうか。
 続編はあるのかな。次あたりは長瀬が同僚として登場しませんかね? 少なくとも高良田さんが買ってきたワッフルスは、真次郎が焼いたものだと信じております。おいしそうだよー。

「教室に雨は降らない」伊岡瞬

2013-11-25 21:47:46 | ミステリ・サスペンス・ホラー
TSUTAYAでポイント五倍の対象にするというので何気なく手を伸ばしたのです。学校もの。若い先生が生徒や親、同僚とのやりとりのなかで成長していくミステリ小説。ずいぶん盛り込んであるなぁと帯やカバー裏の紹介を読んで思ったんですが、いやいや、おもしろい。
 主人公は音大を出て間もない森島巧。学校にはクラシックバイクで通勤。脳内でガンズ・アンド・ローゼズをイメージしながらやってきます。
 なにしろ今どきの若者ですから、流行歌をピアノでアレンジして歌わせてくれたりして、かっこいい。ベテラン陣にはそういうところが気に入らない人もいるわけで、同じ音楽専科の白瀬女史とは折り合いがよくありません。
 音大の同級生たちから見ると、小学校の音楽専任講師というのは音楽関係の仕事の中ではあまりランクがよくないみたいで、飲み会などではそんな感じのことを言われることも。
 自分でも腰掛けのアルバイトだと思っていた森島ですが、同じ年の安西がクラスのこと(モンスターペアレント)で悩んでいるのを見て心配するようになります。音楽をの白瀬女史とは折り合いがよくありません。
 音大の同級生たちから見ると、小学校の音楽専任講師というのは音楽関係の仕事の中ではあまりランクがよくないみたいで、飲み会などではそんな感じのことを言われることも。
 自分でも腰掛けのアルバイトだと思っていた森島ですが、同じ年の安西がクラスのこと(モンスターペアレント)で悩んでいるのを見て心配するようになります。音楽を教えている生徒たちの様子を見ているうちに気づいたことがあり……。
 学校の諸問題が細やかに描かれています。やっぱりテレビドラマとは違うなと思ったのは、子どもたちが説教で行いを改めるわけではないこと。人気のある森島でも、突然無視されて驚いています。全体に問題点を投げかけるべきだと考えても、子どもたちは自分たちのルールがあることをにおわせる。
 最も印象的だったのは「家族写真」です。三年生のクラス担任荻野が居眠りをするため、子どもたちはゲーム機や立ち歩きなど好き勝手をしている。なぜ荻野はそんなに居眠りをするのか。森島は同級生たちと飲んだ帰り道に、路上の車からどこかを見張っているらしい荻野を見かけます。
 彼が見ているのは、離婚した奥さんが暮らすマンション。再婚した彼女への未練なのか……。
 荻野の行動の理由がわかるとき、彼の言葉も悲痛な響きをもって聞こえてきます。
 ちょっと読み直して、この学校、ずいぶんと出ていく人が多いなと感じました。転校していく子ども、辞めてしまう教師。卒業シーズンを迎え、森島自身もこの学校を巣立つ決意をします。ひそかに想いを寄せていた安西との関係はどうなるのか。
 「明日の雨は明日にならないと降らない」というお父さんの言葉が繰り返して出てきます。早く亡くなったお父さんですが、森島への影響の強さが随所に感じられます。なにしろ書き出しもお父さんのことですからね。もともとはこのお父さんの言葉から「明日の雨は。」というタイトルだったそうです。角川文庫収録で「教室に雨は降らない」と改題したとのこと。
 図書館に走って、伊岡瞬の本を借りてきましたよ。でも、わたし、本を借りすぎです。何冊読まずに返してしまうのか……。でも、頑張ります。

「物語もっと深読み教室」宮川健郎

2013-11-24 19:27:40 | エッセイ・ルポルタージュ
 わたしも生徒として、宮川先生の講義を聞きたいなあ。宮教大で教えてらしたんですね。講習に何日か通いましたが、まださしす先生方もいらっしゃるのでしょうか。
 国語とは、「何を書いているのか」で終わってしまってはいけないと思っています。「どんなふうに書いているのか」「自分はそれをどう生かすのか」ということを、文章を手がかりにして考えていく。
 宮川先生のファンタジーの捉え方、「ふつうの世界から、ふしぎな世界へ行く物語」(浦島太郎型)と「ふしぎなものが、ふつうの世界になげこまれてくるような物語」(聴耳頭巾型)というのにあてはめて近代文学を読み直してみるという方法も興味深いです。「舞姫」も「メロス」も「高野聖」もこのスタイルを踏襲している! 「メロス」を箱根駅伝にたとえて「往路」「復路」と呼んだり、メインの目的は実のところ「往路」(妹の結婚式)ではないのかという視点、おもしろい。
 「書き出し」に着目することや、全体構成を大切にするためにイメージを合成することも必要であること、とても参考になりました。
 取り上げられている作品も有名で一度は読んだことのあるものだと思います。その既成概念を崩して組み換える作業が、作品を読むなかで大切にしなければならないことだと感じました。
 ぜひ二冊めを出してほしい。わたし自身も「深読み」できるように、それを子どもたちに伝えられるように頑張ります。とりあえず、この本を含めて岩波ジュニア新書をまとめてプッシュしますね。

「おからレシピ」石澤清美

2013-11-23 19:46:02 | 工業・家庭
 最近朝食に豆乳がつきます。自家製の豆を専用のメーカーで砕いて作るので、黒豆で作ると色がつくとか、いろいろおもしろいのですが、濾した後の「おから」がもったいない。使い道がないので捨ててしまうのです。おからいりを作るときは、わざわざ買いにいくのですよ。
 ひそかに利用しようと、これまでハンバーグに練り込んだり芋団子にしたり、ホットケーキに入れたりしてきました。グラタン風は舌触りがよくなかった。今日はポテトコロッケにいれたのですが、なぜか爆発してしまい、娘にがっかりされましたよ。ちょっとぱさぱさしたけど、家族にはおからが入っているとは気づかれなかったので、この調子で作りたいと思っています。ちなみに、今日はこのコロッケと、レンコンサラダ、小松菜の塩炒め、イカの塩辛、ひらたけと大根のみそ汁です。
 どうすればおからを消費できるかと、借りてきたのが「おからレシピ」(主婦の友社)です。
 作ったもののほか、これなら可能ではないかと思っていたものも結構ありました。ミートソースやカレー、ロールキャベツなどですね。
 ほかにもたくさんアイデアがあって、餃子や麻婆豆腐は作ってみようと思います。
 あとは「フライパンdeリングパン」がおもしろい。小麦粉に熱湯を入れて五分待ち、おから、ヨーグルト、塩、砂糖、小麦粉、ベーキングパウダーを入れて形成。フライパンで三十秒加熱後蒸し煮にするそうです。
 フライパンはぬれたふきんの上に載せて二分待つとはがれやすくなるみたい。やってみよう!
 炒ってさらさらにしたおからに粉チーズを加え、目玉焼きを作るというのも、新鮮。創意工夫の楽しさが味わえる一冊です。
 

「妹は3歳、村にお医者さんがいてくれたなら」国境なき医師団日本

2013-11-21 20:56:40 | 社会科学・教育
 親知らずを抜きました。昨日ですが。じくじくとした傷が憂鬱です。
 でも、国境なき医師団の活動を読むと、日本の医療がどれほど整っているかが分かって、こんなことくらい我慢しなければ、という気持ちになる。しかも歯医者の待合室にあった女性誌には国境なき医師団日本の会長である黒崎先生が取り上げられていて、帰ってから読んだら同じエピソードが紹介されていました。
 手術後に泣いているお母さんを慰めたら、信頼しているから心配はしていない、でも言葉を知らなくて直接感謝を言えないのが悔しいというのですよ。
 アフリカの風土病について、先進国に合わせる薬剤の研究では見落としにされてしまうという話題も胸に残ります。四十年も前に他の病気の治療薬として開発されたものが、比較的効果があるからと副作用があっても使われている。でも、もっと効く薬はあるのです。価格が高いうえに保存しにくい。ジェネリック医薬品のことにも、わたしたちは関心をもつべきですよね。
 地域としての伝統的な考えが、閉鎖的な環境やトラブルの原因になることもあります。割礼とか妊娠・出産。命に関わることなのに、周りの目が気になってしまう。夫の許しがなければ外出もできない掟があるために、栄養失調になった母子。出産で産道に穴があく例。同じ時代に生活しているということが嘘のような内容に、言葉を失います。 
 これまでもパキスタンの問題で感想文を書いてきた子がいたり、飢餓について考えさせる授業をしたことがありますが、この事実を、せめて子どもたちには知ってほしい。
 はしかの予防接種をしたくても紛争が始まったら対応はできない。人道的とは何か。文明を手放さないような場所から、わたしたちにできることは?
 医療を受けるためには、二時間程度かけて歩いてこなくてはならない子どももいる。様々な要因に遮られるやりきれなさやままならなさを感じます。
 国境なき医師団日本編著「妹は3歳、村にお医者さんがいてくれたなら」(合同出版)。考えさせられる一冊です。

「みんなでつくろう学校図書館」成田康子

2013-11-20 05:27:04 | 総記・図書館学
 わくわくします。来年の文化祭には架空本棚を作りたい!
 B4紙に本の背表紙を模した枠をとり、好きな書名を書き入れるのですって。全校生徒に書いてもらうにはどうしたらいいかなあ。ポップ紹介や書名しりとりもおもしろそう。「動物スケッチブック」という企画は、いわゆる「フォトストーリー」ですよね。部活とのコラボとか、一文栞(これは今年少しやりました)、オリエンテーション、などなど心踊るアイデアが満載です。
 筆者の成田さんは、長らく札幌市内の高校で司書をされている方だそう。それまでのありきたりな展示から一変、魅力的な図書館への変換を実践されていらっしゃる。
 わたしも、三年前に転勤してきたときには、図書室のあまりの色彩のなさに唖然とし、少しずつ変革してきました。最近、「なんだか本屋さんみたいになってきましたよね」とか「うちの図書室っていいよね。よそは多分、こういう感じじゃないよ」という声が聞こえてきてちょっと嬉しい。
 図書室って、やればやるほどやりがいがあるんですが、軽く見ようと思えばいくらでも手が抜ける。まぁ、どんな仕事もそうかもしれませんが。
 昨今、調べ学習もネットでやる学校が増えているような気がします。図書室へのリクエストも、軽読書本が多い。生徒会総会の意見用紙には「ライトノベルを増やして」とか「ケータイ小説は入れないのか」なんてのがありましたが、わたしは断固として入れません。これについても、「極端なことをいえば、たとえ希望者が多かったとしても学校図書館はライトノベル図書館やマンガ図書館にはならないのです」というお言葉があり、頷かされました。
 長谷川集平「おべんとう絵本」もチャレンジしたいな。
 で、とりあえず手始めに毎日の記念日カレンダーを作ってみることにしました。誕生花と何の日にあたるかのリスト。花はカット集、記念日は毎月の科学カレンダーの本を参考にします。できるだけ本の紹介もしつつ。
 完成できますかね? が、頑張ります。

「物語ること、生きること」上橋菜穂子

2013-11-19 05:14:57 | エッセイ・ルポルタージュ
 上橋さんの語り下ろし、作家としての「なりたち」を話してくださいます。
 「物語ること、生きること」(講談社)。幼少期から物語に囲まれ、物語を紡ぐ人になりたかった女の子が、自然に目の前に浮かんできました。
 おばあちゃんから伝えられたお話。アボリジニの人々と触れ合うフィールドワーク。その背景に上橋さんの経験が生かされていることがわかります。
 お父さんは画家として活躍されていたそうです。「おだつな」と叱られることがあったそうですが、わたしの地元でもよく使います。でも、九州出身とのこと。方言周圏論ですかね。
 なんと女子高生のときに、剣道部員でもないに部屋にヨーヨーを吊して、竹刀で突きの練習をしていたんですって。でも、剣とはそういうものではないと叱られた。
 ほかにも、「リングにかけろ」にはまってパワーリストをつけていたとか、古武術を習っていたとか、結構意外な面が感じられますよ。
 「むしろ、人と同じことをしていながら、そこに人とは違うものを感じ取ることのほうが大切だと思います」
 経験について、上橋さんはそういいます。表現ってそういうものですね。誰もが感じることを、ほかの誰とも違う言葉で伝える。物語ることについて、一言では伝えきれない思いをすくい取っていくものではないかと考察されていますが、納得できます。本当に、感想を一言で済ませようとする人が増えてきましたね。「すごい」という言葉を使わずに、その魅力を表すのが表現なのですが。
 わたしも、物語作者になりたかったクチなので、一歩外側から冷静に観察する自分の存在もよくわかります。現実とフィクション、史実と物語の差異も。
 それから、座右のようなエピソードにも励まされました。「誰にとっても鍵盤はこの数しかないよ」とか、「フロンティア」の意味とか。
 上橋さんの物語が好きで、自分もお話を造らずにはいられない少年少女にとって、この本は支えとなる一冊だと思います。巻末のブックリストを追いかけるだけでもかなり勉強になりますよ。
 

「動物園の疑問50」加藤由子

2013-11-18 05:37:13 | 自然科学
 「みんなが知りたい 動物園の疑問50」(サイエンスアイ新書)。「ペンギンの行進はどうやって教えるのか? レッサーパンダはなぜ2本足で立てるのか?」というあおりがついております。
 借りてきて真っ先に読みはじめたのですが、つい他の本を読んでいるうちにラスト数ページ忘れていました。
 わたしは動物園ものが好きなので、どれもこれも興味深いのです。大型動物はどうやって運ぶのか。これは輸送箱に慣れさせるところから始めるのだそうです。
 絶滅についての考え方も、飼育動物の血統登録をするということを知り、納得です。
 あと、「動物園」とネーミングしたのは福沢諭吉なんだとか。
 動物の生態って、はっきりしないこともありますよね。この本では、例えば双眼鏡を持っていくことをおすすめしています。ダチョウを観察して「瞬膜」を見るのもいいとのこと。動物はまばたきをこの瞬膜によって行うのだそうです。
 飛べる羽根とそうでないものを比べるのもおもしろそう。
 ペンギンの羽根も、よく観察すると落ちているらしいですよ。
 今度動物園にいくときに備えて、双眼鏡を購入すべきでしょうか。 

「猫弁と少女探偵」大山淳子

2013-11-17 16:40:23 | ミステリ・サスペンス・ホラー
 「猫弁」の四冊めです。
 わたくし、昨日、なんとも情けないことにスマートフォンを水没させてしまい、一日手続きに費やしたのでございます。
 メールボックスに入っていた「神去なあなあ夜話」のレビューも消えてしまいました。
 で、データをはじめから入れ直しになるわけです。わーん、バックアップないので、友人のみなさんメールください……。
 気を取り直して。
 今回は百瀬がたいへんに情熱的です。婚約しているはずの大福さんにプロポーズをはじめてあきれかえられたときはどうなるのかとはらはらしましたが、いい感じ。
 でも、このあとさらなるトラブルに巻き込まれそうで怖い。次郎はそのための諜報部員なんですかね。
 このシリーズ、前巻で何気なくかかれたものが結構大きな伏線になっています。今回だと石森くんですね。野口さんもいい味出していました。
 そうだ、前巻でドーベルマンの真の姿はたれ耳と知って、驚愕しました。こういうショックはいいですよね。それに比べて、スマートフォンはかなりのショックです。再起不能のデータが結構あるのですよ……。 
 携帯だけど、今後はあまり持ち歩かないようになりそうな気がします。すぐ忘れるかもしれませんが。