今年は、なんだか気ぜわしくて、読んでも感想を書く気持ちになれない日が多かったんです……。
今年のベスト。
1 「月間少女野崎くん」椿いづみ
今年何度となく読み返したのが「野崎くん」です! 四コマならではのストーリー展開と、個性的な人物たちがたまりません。
アニメDVD買おうかな、とまで思ってます。
2 「ビブリア古書堂の事件手帖6」三上延
シリーズ途中のものをあげるのもどうかと思うんですが、個人的に今まででいちばんカタルシスがありました。話が集約されてくるというか。
3「忘れ物が届きます」大崎梢
沙羅の実に関する短編、素晴らしいのです。真実に気づいたとき、主人公とともに号泣……。
4「ドアの向こうのカルト」
わたし、洗脳にも興味があるようです……。価値観が逆転していく佐藤さんの描写が、とてもリアルでした。
5「考証要集」
時代考証についてユーモラスに説明がしてあり、とてもおもしろい。時代の空気のようなものを大切にする姿勢を感じました。
6「サバイバー」
この時期、ホロスコート関連の作品を立て続けに読んだのですよね。そのおかげで、買ったまま本棚に置いていたこの本を読むことができました。セリンジャー監督が、ユダヤ人だったこと、アウシュビッツでアンネと知り合ったこと、どうしても現地には行けないこと、そういう様々なことが胸に残ります。沈澱している感じ……。アウシュビッツの写真集も手にしましたが、正視できませんでした。
7「営繕かるかや怪異譚」小野不由美
読んだばかりなんですが、いやー、やっぱり小野さんの作品が読めるのは幸せなことですよねー。ネーミングの由来は「幽霊の正体見たり枯れ尾花」?
8「金閣寺 黄金天井に挑む」
職人さんの仕事ぶりに感涙。ちょうど夫が修学旅行の引率から帰ってきたときでした。わたしもいつの日か金閣寺を拝観したいと思います。
9「光のうつしえ」朽木祥
原爆投下から二十五年後の広島を舞台に、中学生たちが身近な人に話を聞いていく物語です。とても繊細な美しさで、時間が経ったように見えても思った以上に近いと感じました。よく考えると、これ、わたしが生まれた年なんです。衝撃的でした。
10「夜明けのカノープス」穂高明
繊細でやさしい物語です。穂高さんの作品はわたしの琴線に触れるのですよね。「盆土産」のエピソードがまたうれしい。
今年気になった作家は原田ひ香さん。「母親ウェスタン」とか「彼女の家計簿」がおもしろかった。
前半はイリオモテヤマネコに関する話題、中盤は戦争と平和にかかわる本を多く読んだと思います。
例年よりも読書量は少ないです。読んだけど書けなかったものも多々ありました。
来年はもう少し落ち着いて過ごしたいな。では、よいお年を!
今年のベスト。
1 「月間少女野崎くん」椿いづみ
今年何度となく読み返したのが「野崎くん」です! 四コマならではのストーリー展開と、個性的な人物たちがたまりません。
アニメDVD買おうかな、とまで思ってます。
2 「ビブリア古書堂の事件手帖6」三上延
シリーズ途中のものをあげるのもどうかと思うんですが、個人的に今まででいちばんカタルシスがありました。話が集約されてくるというか。
3「忘れ物が届きます」大崎梢
沙羅の実に関する短編、素晴らしいのです。真実に気づいたとき、主人公とともに号泣……。
4「ドアの向こうのカルト」
わたし、洗脳にも興味があるようです……。価値観が逆転していく佐藤さんの描写が、とてもリアルでした。
5「考証要集」
時代考証についてユーモラスに説明がしてあり、とてもおもしろい。時代の空気のようなものを大切にする姿勢を感じました。
6「サバイバー」
この時期、ホロスコート関連の作品を立て続けに読んだのですよね。そのおかげで、買ったまま本棚に置いていたこの本を読むことができました。セリンジャー監督が、ユダヤ人だったこと、アウシュビッツでアンネと知り合ったこと、どうしても現地には行けないこと、そういう様々なことが胸に残ります。沈澱している感じ……。アウシュビッツの写真集も手にしましたが、正視できませんでした。
7「営繕かるかや怪異譚」小野不由美
読んだばかりなんですが、いやー、やっぱり小野さんの作品が読めるのは幸せなことですよねー。ネーミングの由来は「幽霊の正体見たり枯れ尾花」?
8「金閣寺 黄金天井に挑む」
職人さんの仕事ぶりに感涙。ちょうど夫が修学旅行の引率から帰ってきたときでした。わたしもいつの日か金閣寺を拝観したいと思います。
9「光のうつしえ」朽木祥
原爆投下から二十五年後の広島を舞台に、中学生たちが身近な人に話を聞いていく物語です。とても繊細な美しさで、時間が経ったように見えても思った以上に近いと感じました。よく考えると、これ、わたしが生まれた年なんです。衝撃的でした。
10「夜明けのカノープス」穂高明
繊細でやさしい物語です。穂高さんの作品はわたしの琴線に触れるのですよね。「盆土産」のエピソードがまたうれしい。
今年気になった作家は原田ひ香さん。「母親ウェスタン」とか「彼女の家計簿」がおもしろかった。
前半はイリオモテヤマネコに関する話題、中盤は戦争と平和にかかわる本を多く読んだと思います。
例年よりも読書量は少ないです。読んだけど書けなかったものも多々ありました。
来年はもう少し落ち着いて過ごしたいな。では、よいお年を!