くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「出会い(中略)本をすすめまくった1年間のこと」

2018-12-23 19:25:12 | 書評・ブックガイド
 娘がキャラクターグッズをほしいというので、ヴィレッジヴァンガードに行きました。しかし、お目当ての品は売り切れ。
 わたしは隣の東山堂でまんがを二冊買い、その後台風厨房でランチをして帰ってきました。
 ヴィレッジヴァンガードといえば、花田菜々子さんの本を読んだことを書いていなかった。
「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」(河出書房新社)。
 あんまりものすごいタイトルなので、最初に本屋で見かけたときは躊躇したのです。
 でも、じわじわと気になって。
 新聞の文化欄に紹介されていたこともあって、結局買いました。
 本の出始めの頃って、そのあと出会えるかどうか分からないので、気になったら買わないと。
 紹介されているリストを見ると、わたしの読書傾向には全く引っかからないラインナップなんですが、まあ、これはわたしもすすめてもらう気持ちで、と思いまして。
 念のために触れておくと、花田さんの所属する出会い系サイトは男女交際に限らず、コミュニケーションの広がりを目的としたものらしいです。(男女交際目的の人も現れたようですが)
 離れの本棚に入れてしまったので、細かいことは忘れてしまいました。
 ただ、心から仲良くできる男性と知り合ったり自作の小説を送りつけられたりと、かなりインパクトがありました。
 とても好きな書店さんの話が気になって、図書館で「ガケ書房の頃」を借りようか悩んだこともありました。(まだ借りていません)
 そして、オススメの本も読んでいません……。
 わたしにだったら、どんな本がすすめていただけるのか。
 いや、でもわたし、冷静に考えるとヴィレッジヴァンガード肌に合わない(空気感のためか具合悪くなるため、もう何年も行ってなかった)ので、難しいかもしれません。

「BOOK BAR お好みの本、あります。」

2018-12-21 23:14:34 | 書評・ブックガイド
 杏さん、好きです。この本に出会って、ますます好きになりました。
 杏&大倉眞一郎「BOOK BAR お好みの本、あります。」(新潮社)。お二人がパーソナリティーをつとめるラジオ番組で紹介された千冊余りの本から厳選した五十冊を収録しています。
 わたしが読んだことあるのは、「カラフル」「乙嫁語り」「世界屠畜紀行」「おさん」くらい。「食う寝る坐る 永平寺修行記」は持っています。
 軽妙なおしゃべりに魅力され、わたしも読んでみたいと思うのです。これだけ重複しないのだから、わたしと読書傾向が違うのかも……、と思わないでもないですが、巻末のリストだとわたしの大好きな本もかなり紹介されているので、読みがいがありそうです。
 特に気になるのは髙橋 秀実「おすもうさん」、清水浩史「秘島図鑑」。
 以前雑誌で読んで興味を持った「たべもの起源事典」、杏さんのオススメだったか! とも、思いました。
 お二人とも本が好きなのですね。とても楽しそうなおしゃべりで、ラジオを聞いてみたくてたまりません!
 でも、放送時間、わたしは寝ているかと……。
 ホームページをお気に入り登録することにしました。ふふふっ。

「コバルト文庫40年カタログ」

2018-09-04 05:15:03 | 書評・ブックガイド
 わー! 懐かしーっ! わたし、中高生の頃、コバルトに夢中でした。
 修学旅行では札幌自主研修で「なんて素敵にジャパネスク」を購入して、帰りの飛行機で読み耽り、「丘の上のミッキー」について友人と語り合い、「吸血鬼シリーズ」だの「星子&宙太」だの、購入担当を決めて回し読みしたものです。(わたしの担当は、新井素子と氷室冴子と藤本ひとみでした)
 その影響か、本校に「星へ行く船」がありますが、倉庫にはしまえません。カバーないので色上質紙で作りました。

 冒頭から(というよりカバーから)懐かしい表紙がいっぱいです。
 でも、さすがにわたしのブームは80年代なので、知らないものもたくさんあります。「マリアさまがみてる」とか「炎の蜃気楼」はタイトルしか知りません。
 しかし、「まりみて」の実写版ヒロインは波瑠さんなんですね! さらに、「月の夜星の朝」の瞭太郎役は坂上忍だそうな。
 ブックリストもついています。わたしにとって印象的な作品は、まず「ひとり生きる麻子」。思い出の表紙グラビアにも載っていませんが(笑)、大好きな三浦哲郎さんが少女向けに書いたというので、当時古本屋を探して買いました。
 それから、大和真也「回らない風車」。表紙とタイトルを見て鮮烈に思い出しました。友人がファンだった。このころはSFが仲間内で流行していましたね。
 藤本ひとみ「ロマンスパン伝説」。「マリナ」も好きなんですが、こっちの方が等身大な感じ。藤本さんは、わたしが買っていたコバルト本誌でノベル大賞受賞されたんですよね。その前からまんが原作で名前を知っていました。
 ノベル大賞受賞のリストもあり。唯川恵と倉本由布の回とか図子慧の回を覚えています。
 新井素子「ブラックキャット」。これも本誌で読みました。「女の顔はカンバスよっ!」ってキャットが張り切っていましたね。

 熱心な読者だったわたしも、学生の頃には少女小説を卒業しました。
 とはいえ、今はオレンジ文庫を読んでますけどね。そこで活躍されている作家さんの旧作を読んでみたくなりました。
 ついでに言うなら、烏兎沼佳代さんの前作「りぼんの付録全部カタログ」も読みたい!
 あ、今さらですが、ここに書いた本は全部集英社刊です。

穂村さんの本

2018-06-06 20:08:32 | 書評・ブックガイド
 書店に行ったら、穂村さんのサイン本が入荷されており、「短歌の友人」(河出文庫)を買いました。まだ途中です。「ぼくの短歌ノート」がすごい好きなので、似たテイストを求めているんですが、
ちょっと重複したところがあるかなー。

 「これから泳ぎにいきませんか」と「きっとあの人は眠っているんだよ」も読みました。
 前者は書評集で、後者は読書日記。わたしは日記の方がおもしろく読めました。力の抜け方がいい。
 で、中にフジモトマサルさんへの追悼があったのです。
 もちろん、フジモトさんが若くしてお亡くなりになったことは知っていました。だけど、穂村さんが「にょっ記」をまだまだ続けたかったと書かれていて、ああ、そうか……。もう、「にょっ記」は読めないんだな……。と、なんだか実感してしまって。
 「今日はなぞなぞの日」も、続きが読みたかった。

 それから、「カルト村で生まれました」を紹介されていたので、つい読み返してしまいました。
 穂村さんのエッセイは癖になりますよねー。
 サイン本コーナー、まだ在庫あるみたいです。二冊めを買うべきか……。

「本格力」喜国雅彦・国樹由香

2018-01-18 21:27:08 | 書評・ブックガイド
 仙台の本屋で発見し、「本棚探偵」のシリーズはもう出ないと思っていたので二千五百円したけど即座に購入。
 普通この厚さだったら中断することが多いのですが、もう読み終わるのが惜しくて。
 外国ミステリ、しかも本格、ほとんど紹介されている本、読んでいません。でもおもしろい。不思議です。一気に読みました。
 メフィストに連載されたもので、「エンピツでなぞる美しいミステリ」(ミステリの一部分が原稿用紙に薄刷りしてあり、喜国さんの解説がある)、「本格だもの」(「みすを」なる人物の筆文字)、「勝手に挿絵」、「ミステリのある風景」、そして「H-1グランプリ」。
 ミステリを研究する博士と、女子高生りこがテーマを決めて読書会をするのです。現代的視点で本格を読むとどうなのかという試みがおもしろい。
 読んでいると気になる本も出てくるものです。でも、きっと読まないな。昔のような児童書版で見つけたら読みやすいかもしれませんが、わたしは余り翻訳ものが好きとはいえないので。
 だから、喜国さんは読ませるなあと感心しきりです。
 何冊か「昭和64年発行」の本があったのですが……。
 1月8日から平成ですよね? 奥付がそう印刷されて、出版したということでしょうか。急なことだから直せないとか?

 で、国樹さんのエッセイも楽しい。
 喜国さんと犬のことが中心なんです。読んでいると、なんだか「由香ちゃん」と呼びたくなってしまう……。
 犬の写真もすごくかわいい。新しい犬のしつけの話題を読んで、うちのわがまま愛犬の前でドレッシング振ってみましたが全然反応なし。やっぱり缶に石でないとダメですよね。(そりゃそーだ)

「昭和こども図書館」初見健一

2017-09-07 05:12:06 | 書評・ブックガイド
 なーつーかーしーっ、と叫びたくなる児童書が七十冊以上。
 初見健一「昭和こども図書館 今でも読める思い出の児童書ガイド」(大空出版)。
 幼いときに読んだり見かけたりした本がたくさん紹介されています。
 「ちいさいももちゃん」「いやいやえん」「イシダイしまごろう」「なぜなに学習図鑑」「モチモチの木」など、次々に書影が思い浮かびますよ。
 子どもが生まれてから読み聞かせた「からすのパンやさん」「ぐりとぐら」。児童書は長く読まれていくので、まだ手にとれる本もたくさんあります。
 筆者の初見さんはわたしと二つ違いなので、重なる記憶がなんだかおもしろい。
 で、ご本人おっしゃるように、取り上げるジャンルにオカルトが多い(笑)。
 「ノストラダムスの大予言」「ジュニアチャンピオンコース」「狐狗狸さんの秘密」等々。中岡俊哉、聞き覚えがあるような……。
 この世代は、「戦後民主主義」と「オカルト」の申し子みたいな傾向があるとの分析、なんかわかります!
 そうだよねー、「ゴーストハント」だって「陰陽師」だって、その影響あるもの。
 さらに、「白い影法師」や高階良子の作品にも狐狗狸さんが描かれていると紹介されます。
 わたしの本拠地(?)学校図書館には古い図書も結構残っています。
 なかなか本屋さんでは見かけないような本も、ときにはあります。今では新装版になっているものもありますね。
 光村の「教科書ライブラリー」や「科学のアルバム」は今度再読しようと思います。
 タイトルを知っていても、結局読んでいない本もたくさんあります……。
 「ツバメ号とアマゾン号」「くまのプーさん」「荒野に猫は生き抜いて」など、小学生のうちに読んでおきたかったな。今読むのとは、やっぱり感じ方が違うと思うんですよね。どこの図書館にもある本だから余計そう思うのかも。

 ところで、滝平二郎さんの切り絵について、「日常のなかにあるアート」という表現があるんですよね。
 そういうものが最近なくなってきたという考察も、なるほどと思いました。なんだか寂しいですね。
 音楽もそうかも。クラシックで身近な曲が、三十年くらい前はもっとあったように思います。
 
 わたしだったら同じコンセプトでどんな選書をするでしょう。「家なき娘」や「小公女」が大好きだったのですが、出版社によってパッケージが違いますよね。
 児童書は装丁も含めて、記憶されているように思うのです。
 「愛の妖精」や「秘密の花園」は、濃いピンクのカバー、「小公女」や「ニルスの不思議な旅」は新書版のカバーなし、「椿姫」「阿Q正伝」は緑のハードカバー(だけどカバーなし)が印象的です。当時は出版社気にしていなかったので、どこなのか検索した結果、ピンクカバーは岩崎書店の世界少女文学全集。新書版は岩波少年文庫の旧版かな? 緑のもやっぱり岩崎書店のものです。
 書影を見ていたらカバーがかかっている状態なので、ちょっと判断に迷います。学校なので、カバーは最初から外していたのかも。
 あと集英社版の世界名作全集も懐かしい。わたしは「ああ無情」を持っていました。
 ……ん?
 全集なのにことごとく単品しか持っていなかったんですね。
 あかね書房の推理全集も懐かしいです。
 アイリッシュの「見えない殺人犯」! のちに「コカイン」という作品の翻案だと知ったのですが、読み比べても「見えない殺人犯」のほうが好きでした。
 機会を改めて、自分の思い出本もリストアップしてみたいと思いました。
 初見さんは今も入手可能なものを中心に選んでいるのですよね。その制約は結構難しいかも。

「本棚探偵 最後の挨拶」喜国雅彦

2017-06-27 05:12:30 | 書評・ブックガイド
 心待ちにしていた「本棚探偵 最後の挨拶」(双葉文庫)。
 これで一旦終わりだそうです! えーっ、もっと読みたい!!
 わたしの本棚には、なぜか一冊見当たらず、「生還」は読んだっけ? ああ、でも北原さんとロンドンには行ったよな。あ、「生還」と「冒険」はある。「回想」は?
 といろいろ考えましたが、「最後の挨拶」は面白く読みました。
 目次を見たら「教師の手には本がある」という項があり、最初に読んでしまいました。喜国さんの担任の先生が翻訳した本を送ってくれたそうです。しかも、そのために北米に四十日間滞在した。計算すると喜国さんが在学中のことらしい。
 また、変なエピソードをさらっと話してくれる国語の先生や、多摩美術大学時代に文学の授業を教えてくれた奥野健夫(文芸評論家の奥野健夫です!)とその娘さん(三島から手紙をもらったそうです)の話題も紹介されています。
 有栖川有栖に「キクニさんみたいな人が学校の先生になって面白おかしく薦めてくれたら、本を好きになる子供かもっと増えるやろうに」といわれたそうです。
 わたしもプッシュしていかなきゃーと思いました。
 「IN☆POCKET」をばらして綾辻作品を自家製本したり、震災ボランティアに行ったり、しりとりしたり日下三蔵さんの本を片づけに行ったり、今回も盛りだくさんでした。

 あ、あと「メフィストのまんが」も買ったんだった。どこにしまい込んだのだろう……。
 わたしも本の管理をなんとかしないといけないですね。

「読書狂の冒険は終わらない!」三上延・倉田英之

2017-05-29 20:19:51 | 書評・ブックガイド
 3月末、練習試合の帰りに図書館で借りた一冊が、どこを探しても見つからなくて、紛失届を出して現品で返すことにしたのです。
 でも、本屋さんで売ってなくてねぇ。
 何件か回ったところで、ふと入った古本屋さんで見つけました。
 三上延・倉田英之「読書狂(ビブリオマニア)の冒険は終わらない!」(集英社新書)。
 一気に読みました。おもしろかった。
 お二人とも同年代。わたしも、読書体験が結構似ているので、そばで話を聞いているようで楽しかったのです。
 横溝とか乱歩、「Palm」も懐かしい。もちろん、読んでいない本もたくさんありますよ。でも、友達から聞いたことがあったり、知識としては知っていたりする。「グイン・サーガ」は友人が読んでいたなあ。
 わたしはモダンホラーは読みませんが、キングにはまった友人ならいました。
 喜国さんの本棚探偵シリーズや、新井素子に氷室冴子も懐かしい。
 珍本として「生者と死者」が紹介されていました。ちょうど見たテレビで又吉さんもこれを取り上げていました。「消える短編小説」について。
 わたしとしては、「しあわせの書」が好きなのですが、あれは説明するとネタバレになってしまうからねぇ。

 本はとってもおもしろかったので、自分でもほしいなあ。
 

「小泉今日子書評集」

2017-05-12 05:52:06 | 書評・ブックガイド
 先日、図書館に出張でした。
 こういうときは早く行って本を借りなくては! (この図書館、6時で閉まるのです……)
 そう思って借りたのが、「みかづき」「上流階級2」「眩」「小泉今日子書評集」の四冊。車に置いてくるつもりでしたが、入口のところで知り合いと会ってそのまま会場へ。
 持っていた本で、友人の目をひいたのが「小泉今日子書評集」(中央公論新社)でした。
 小泉今日子が読売新聞書評欄に書いた十年間の文章をまとめたもの。
 百冊弱ある作品群のうち、わたしが読んだことのあるものは、「野ブタ。をプロデュース」「となり町戦争」「さくら」「ふたりの山小屋だより」「一瞬の風になれ」「頭のうちどころが悪かった熊の話」「赤い蝋燭と人魚」「二つの月の記憶」「百鬼夜行抄」「枝付き干し葡萄とワイングラス」「四十九日のレシピ」「桐島、部活やめるってよ」「サラの鍵」「十二人の手紙」「あんじゅう」「ツナグ」「真夜中のパン屋さん」「これからの誕生日」。
 小泉さん、結構選書が個性的ですよね。「ふたりの山小屋だより」を読んでいるのには驚きました。岸田今日子さんと親しかったのですね。(「今日子」つながり?)
 「二つの月の記憶」も、なんかこのあらすじ知ってるなーと思ったら、自分の本棚にありました。そのころ忙しくて感想を書かないままだったのです。小泉さんが繰り返し書いている、バイクの後部シートに乗るおばあちゃんの話、インパクトあるんです。残念ながら現在品切れ中なので、今後も大事にしたいと思います。
 読んでみたいのは、桐江キミコ「お月さん」。とても素敵な作品だというので、この一週間書店で小学館文庫をチェックしていますが見つかりません。
 でも、検索したらよくいく図書館(前述とは違う場所)にはあるみたいなので、今度借りてきます。
 わたし、十数年前読売新聞を購読していて、書評欄が非常に好きだったのです。小泉さんが執筆していた時期は読んでいないのですが。
 同じ本を読んで、それぞれの感想を比べるのがわたしは好きなのです。どう伝えていくかを考察し、自分の思いを書き綴る小泉さんの真摯な姿が伝わってきました。
 

吉野朔実劇場

2016-07-29 20:53:19 | 書評・ブックガイド
 吉野さんがお亡くなりになったという話を聞いて、ショックでした。
 吉野さんファンの友人から、「少年は荒野をめざす」を借りてからずっと読んできただけに……。
 わたしは短編がすごく好きで、「いたいけな瞳」の完成度の高さや繊細なイラストにため息をついたものでした。二つにさかれた写真とか、福子といういとこを愛するあまり好きでもない女と結婚しようとする男とか、タンポポみたいな双子に翻弄される女子とか、いろんな話を思い出します。
 中でも自分にとってベストの本はといえば、ハードカバーで出版された「天使の声」ですね。同時収録の作品(タイトルが思い出せない! なんとかの森? 「眠れる森」でしょうか)がすごく好きです。
 兄の妻を殺害し、「金の蝶々」と一緒に埋めて逃げてきたという男。医者の妻として暮らす外国人「はなこ」と出会います。
 彼の葛藤とか医者の強い思いとか、殺害されたはずなのに夫と歩いていた女とか、場面がふっと浮かびます。
 どこにしまったかなー。読みたい……。
 「いたいけな瞳」は全巻実家にあるので、部屋にある「吉野朔実劇場」(本の雑誌社)を読み返しました。
 「お父さんは時代小説が大好き」に始まり、「お母さんは『赤毛のアン』が大好き」「弟の家には本棚がない」「本を読む兄、読まぬ兄」「神様は本を読まない」「悪魔が本とやってくる」。立て続けに読みました。
 そうか、「短歌パラダイス」を読もうと思ったのはこれがきっかけだった。(まだ全部読んでないけど)
 わたしが本屋で見かけても手に取らないような本もあります。

 で、「天使は本棚に住んでいる」を買いました。
 ここで紹介されている本で、わたしが読んだことあるのは、「残穢」だけです。好みがあうというわけではない。
 吉野さんの切り口がおもしろいのですよね。東野圭吾も読んでいないという(笑)「カラマーゾフの兄弟」を読んでみたくなってまんがを借りてみました。
 それから、吉田戦車を「好青年」と評しています。どんな人なんだろうか。
 実家に行って棚をあさったら、「天使の声」、ありました。読めて良かった。