読んでいる間、非常に嫌な気分でした。
坂木司「何が困るかって」(東京創元社)。わたしには坂木さんのブラック短編、合わないんだと思います。でも、読んじゃったけど。
比較的好みだったのは、冒頭の「いじわるゲーム」。女友達への嫉妬の転換がおもしろかった。
「鍵のかからない部屋」の主人公の思い込みにげんなりしましたが、そういう落ちでしたか、と思うと同時に彼女の孤独さを感じました。しかし、「できもの」って……。
坂木さんって、帝王切開で出産されたのかな? とも感じましたが。こんなにつらそうなものなんですか? わたしはお産がものすごく軽かったのでちょっと想像つきません。
あと、やっぱり似たテイストの話があるな、と。「もうすぐ五時」とか「カフェの風景」とかは、同一の場所にいる人々の思念を俯瞰するものですよね。
わたしはショートストーリーが好きなので、できるだけ機会を作って読みたいのですが、なんだか最近、「奇妙な味」系の作品が目に付くような感じがします。
じゃあ、どんなのが読みたいのかと考えてみると、思い浮かんだのは波津彬子さんの短編でした。しみじみした作品が読みたいわー。
坂木司「何が困るかって」(東京創元社)。わたしには坂木さんのブラック短編、合わないんだと思います。でも、読んじゃったけど。
比較的好みだったのは、冒頭の「いじわるゲーム」。女友達への嫉妬の転換がおもしろかった。
「鍵のかからない部屋」の主人公の思い込みにげんなりしましたが、そういう落ちでしたか、と思うと同時に彼女の孤独さを感じました。しかし、「できもの」って……。
坂木さんって、帝王切開で出産されたのかな? とも感じましたが。こんなにつらそうなものなんですか? わたしはお産がものすごく軽かったのでちょっと想像つきません。
あと、やっぱり似たテイストの話があるな、と。「もうすぐ五時」とか「カフェの風景」とかは、同一の場所にいる人々の思念を俯瞰するものですよね。
わたしはショートストーリーが好きなので、できるだけ機会を作って読みたいのですが、なんだか最近、「奇妙な味」系の作品が目に付くような感じがします。
じゃあ、どんなのが読みたいのかと考えてみると、思い浮かんだのは波津彬子さんの短編でした。しみじみした作品が読みたいわー。