くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「彩雲国物語」「天才柳沢教授の生活」

2009-03-04 05:45:44 | コミック
由羅カイリ「彩雲国物語」④を読んだです。原作雪乃紗衣(あすかコミックスデラックス)。
二年くらい前に原作にどっぷりはまり、図書館の貸し出しを待ち切れずにとびとびにビーンズ文庫を買ったものでした。
今は「光降る碧の大地」以外売っちゃったんですけどね。
なんでこれだけ残したのかって?
それはですね、表紙にも描かれているあの人があまりにも恰好よくて、捨てられなかったのです。
そう、浪燕青。とてつもなく強くて男気あふれる彼が大好きなんですー!
③ではずっと髭づらのままだったから、今回やっとすっきりした顔を見てうれしいです。
顔といえば黄奇人の素顔も公開されて、なんだか得した気分です。
 まんがで読んでみて、やっぱりこの世界観は好きだなーと思いました。このあとの茶州編がいちばん好きかもしれません。燕青もいっぱい出てくるしねー。
原作は「黎明に琥珀はきらめく」までは読みました。「黒蝶は檻にとらわれる」はまだ出回ってないようで、本屋にないし図書館に入っていません。あ、本屋で見かけたことはあるのですよ。でもすぐなくなる。図書館が引き続き入れてくれるかどうかも不明なのですが。
わたし、燕青は大好きなのですが、とくに話に絡む必要がないのに現れなくてもいいと思っているのです。だから、「白虹は天をめざす」で、彼が秀麗のことを好きかもという描写があって、そんなに秀麗もてもてにしなくてもいいじゃん! と思って買うのをやめたのですね。あれ? それってやきもち(笑)?

山下和美「天才柳沢教授の生活」27(モーニングKC)も買いました。
昔と今が交錯し、人間同士の心のふれあいが描かれるこの作品、読むたびにしみじみします。
今回は山下さんの取材記である「天才柳沢教授がおじゃまするペンギンの生活」というのが異色でした。デザイナーや担当を出さなくともいいんじゃ……? とは思うのですが、ラストの着地はすてきです。
旧友の気持ちを救うために自ら睡眠を削る「ふたり」、研究を忘れて猫として暮らす「永遠の一夜」。猫になったことで自分の奥さんに恐怖感を持ち、さらには憔悴する姿にあわれさを取り戻すという構成はさすがです。
「一期一会」はこの巻でいちばん好きな短篇。「幸福の王子」は、家族の絆を描くとともに文学論にもなっています。
柳沢教授、巻を重ねてもおもしろさが褪せないのが魅力的ですね。大学の部室で友人から借りたコミックスを読みあさったことも懐かしい思い出です。
しかし、教授も携帯持ってるんですね。しかもかなりまめに登録していると見た。

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1 コメント

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Unknown (ミリオン)
2024-06-10 14:22:46
こんにちは。
図書館に行くのが楽しいですね。大好きです。頑張って下さい。今日の朝は、「虎に翼」の第51回を見ました。
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