くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「魔法のてぬきおやつキッチン」

2020-11-08 20:21:09 | 工業・家庭
チーズケーキ作りました!
十分かからないくらいでできましたよ!
クリームチーズに砂糖をまぜこんで、卵、生クリーム、小麦粉(15g) を加え、なめらかになるまで混ぜてレンジで二分半。
このときラップをしいてチンするので、なんかもしかしたら、ビニール袋で最初から混ぜちゃってもいいのかなと思ってしまいました。
焼くときの型は、普通の小鉢で作っちゃったよ。
お菓子は厳密に計らないといけないかと思いつつ、クリームチーズ一箱108gだからまあいいか、と。生クリームもパック半分入れれば……。
味はよかったです。しっとり。

あと、ハッシュドポテトも作りました。角切りにしたじゃがいもをレンジにかけて潰し、塩コショウ+片栗粉。揚げ焼きにします。

こういう簡単なレシピが七十余り。牛乳パックをそのまま型にして、杏仁豆腐や牛乳プリン。レアチーズケーキも作ってしまう!
ヨーグルトのパックでフローズンヨーグルト。実際にキャラメルを使う小鍋のキャラメルプリン。
作ってみたくなりますよねぇ。
てぬキッチン「魔法のてぬきおやつキッチン」(ワニブックス)。おすすめします!

2019-08-26 21:23:37

2019-08-26 21:23:37 | 工業・家庭
 ランチに来て、本棚の前に坐ったので、いろいろ読みました。
 大田垣晴子「原色旬食」(角川書店)。
 大田垣さんが、野菜や魚介類をイラストでまとめ、自分と食材との関わりや自宅で作るレシピを紹介しています。
 旦那さんの作るパエリヤがおいしそう。
 キャベツをニンニクとたかのつめとオリーブ油で炒めて塩コショウしたもの、簡単でいいなー。ちょうど、キノコのペペロンチーノを食べたので、気持ちがそそられます。
 たかぎなおこ「はらぺこ万歳!」(文藝春秋)では、家族も気に入っている豪華な納豆のお店や、若い頃お世話になったシェフが青森で開いたお店。フレンチトースト、美味しそうです。
 たこ焼きや明石焼きも食べたいなあ。

 ttkk(kaori)「今日も嫌がらせ弁当」(三才ブックス)。映画化されましましたね?
 最近は新しい装丁で出たようです。あったのは、古い方。
 能町みね子「縁遠さん」(メディアファクトリー)とか、ナンシー関の本とかもあります。だいたい百冊。そのうち、読んだことがあるのが、十冊くらいでした。

「日本建築集中講義」藤森照信×山口晃

2018-07-08 21:55:47 | 工業・家庭
 山口晃さん、ずっと気になっていました。
 「強い風が吹いている」の単行本カバーが大好きで。ちゃんと文章を読み込んで描かれているのがわかりますよね。
 その後の「一路」のカバーも素敵でした。
 とあるブックガイドで「ヘンな日本美術史」が取り上げられていたので、どんな絵を描かれるのかと、検索したら、山口さんだったわけです。
 
 「ヘンな日本美術史」は、ちょっと読めないままですが、これはすごくおもしろい。自分で一冊欲しいくらいです。
 藤森照信×山口晃「日本建築集中講義」(淡交社)。
 こちらもずっと読んでみたかった建築家の藤森先生のご案内で、国内の有名建築を訪れて二人であれやこれや語り合うコンセプト。
 山口さんは「画伯」と呼ばれており、道中のエピソードを四コマまんがやスケッチで紹介してくださいます。
 二人のやりとりやら終わりのアンケートやら、なんかいいんです。
 修学院や閑谷学校、角屋、松本城など、様々な場所に行きますが、わたしが行ったことがあるのは法隆寺だけ。(しかも三十年も前の修学旅行……)
 この本を片手に散策したいものですね。
 まんががおもしろいので、「すずしろ日記」を三冊まとめて発注しました。楽しみです。

「かつおぶし」

2017-07-14 21:12:14 | 工業・家庭
 小泉健夫先生の「鰹節」を要約してレポートを書くという課題を設定。ラストに伝統的な日本文化や鰹節を使った料理の調査を入れて仕上げることにしたのですが……。
 余りにも盛り込み過ぎて生徒は苦労したようです。要約の時間と調査活動を分ければよかったのかもしれません。
 とりあえず、本文を読む前に絵本を使ってブックトーク。
「かつおぶしができるまで」(岩崎書店)。静岡の工房での製法技術を写真でまとめた一冊です。
 釣ってきたカツオは凍っているので、まず解凍から。いぶす作業では、手でカツオを返していくとあって、あついだろうなあと思いました。仕事場の空気も、作業する手も。
 かつおぶし菌はボトルで売っているのですね。かびづけが必要なのはかつおぶしだけだそうです。
 この本を読んでからだと、図説から本文に入るのが非常にスムーズです。
 生徒は言葉を知らない物質をイメージできないので、写真で見せてしまう。普段、自分の生活には鰹節そのものがないので、実物の鰹節(五年前に同僚が購入)を触ったり、ぬいぐるみ模型「カツオ解体くん」(「にんべん」で販売しています。同じく同僚が購入。今検索したら、五千円くらいしました)を使って立体的に理解するのもいいようです。

 ちなみにカツオ解体くんは「だし生活はじめました」という本でも紹介されていました。
 

「正しいパンツのたたみ方」

2015-01-17 18:38:19 | 工業・家庭
 スカイランタンに参加しました。朝井リョウさんの作品「世界地図の下書き」で読んでから、ずっと気になっていたんですよね。
 会場は結構混んでいて、受付もずいぶん並んでいました。初めはただ見るだけのつもりだったのですが、打ち上げ開始直後でふわふわ浮かび上がっていくランタンが幻想的で、つい飛ばしてみたくなりまして。
 ランタンは下部にひもでくくったダンボールがついている感じ。ただライター持って行かなかったので困っていたら、ボランティアスタッフさんが手伝ってくれました。
 風が強くてなかなか膨らまず、いったん手を離してみたら地面すれすれにしか動かない。(だから、結構危険なんです)
 低い位置で押さえる方が膨らみやすいと教えてもらって、なんとか飛ばせましたー。
 その後風がまた強くなって一時中断してましたが。
 
 で、この日の夜ご飯は、作っておいたカレーと春巻きの皮ピザ。トッピングは子どもたちにしてもらいました。
 なんとなーくでも、小学生あたりから食事づくりにかかわることは必要と思うので時々参加型調理にはしてます。本当にちょっとなんですけど。

 で、わたしはというと、家庭科は大の苦手でした。通知票の評価なんて惨憺たるものです。まあ、パジャマのボタンホール逆につけたりしたので仕方ないんですが……。
 でも、大人になると手芸も料理もそれなりにはできるようになりました。その下地は、やはり家庭科の授業にあると思います。実技教科大切ですよ。

 ということで、岩波ジュニア新書「正しいパンツのたたみ方 新しい家庭科勉強法」です。著者は、大阪で家庭科教師をされている南野忠晴先生。
 このタイトル、結構気になりますよね。でも、岩波ジュニアではかなり上位のベストセラーなのです。

 南野先生の同僚が、洗濯物をたたむと、奥さんからパンツのたたみ方が違うと文句を言われるそうなんです。
 ずぼらなわたしからいえば、別にどんなたたみ方でも、ちゃんとしてくれるんだからいいじゃない? と思うんですが、結構こういうことでしこりになるカップルもいるんでしょうね。
 南野先生がこの本で語る授業テーマは、家族です。
 家族について学びながら、コミュニケーションツールを学びます。
 家族は、小さな社会。同じ教室にいながら、求めるものはずいぶん違うはず。
 
 授業はグループワークを行ったりして、すごくおもしろいです。
 ランキングが楽しそう! 多数決をしない、納得いくまで話し合うって、コミュニケーションでは大事ですよね。
 わたしも道徳などに活用してみます。

「超スピード料理」

2014-03-18 21:33:48 | 工業・家庭
 終末の夕食、いつもネタを探しています。
 お惣菜や冷凍食品、レトルトを家人が嫌ううえに、子どもたちは少食。手軽に作れて人気のあるおかずはローテーションになってしまいがち。わたしの場合は、鶏のからあげ、麻婆豆腐、豚肉のチーズ巻き、グラタン、ハンバーグといったところです。
 先週は土曜日が地区会だったので日曜日だけ作ったのですが、八宝菜、タラの柚子胡椒焼き、蓮根のあげもの。あとはきのこの味噌汁とつけものです。
 蓮根はオキアミを薄力粉で溶いてあげ、塩を振りました。いつもはスルーする子どもたちも食べていましたよ。

 この蓮根のあげもの、もともとは桜えびを使ってあげるもので、目玉焼きと丼仕立てにしてレモン汁をふり、ウスターソースで食べるように紹介されています。「あげれんこんと桜えびの目玉焼き丼」紹介者は祐成二葉さん。
 図書館から借りっぱなしでなかなか返せない「とびきりおいしい超スピード料理 コツのコツが満載」(婦人生活社)です。結構好みの料理が多かった。はじめに作ったのは、「なめたけとツナの豆腐サラダ」(小田真規子さん紹介)。
 水切りした豆腐に、なめたけとツナ、貝割れ菜、酢、胡椒をまぜるだけ。
 わたしの場合、材料や家族の好みの問題から、つい自分なりにアレンジしてしまうのですが、参考になる料理も多い。「まぐろときゅうりのおかずサラダ」は、まぐろをアボカドに代えて和風ドレッシングで食べました。あとは平行して読んだ本に載っていたささみのゴマポン酢和えもおいしかったですよ。すりごまにポン酢を加えて、茹でた鶏にからめていきます。あとは焼き魚とか。
 この本で個人的におもしろいのは、ラストのQ&Aです。「本当に時間がないときのおすすめおかずを教えてください」。提案されているのは、「刺身」「盛り合わせの刺身で海鮮丼」「塩こしょうした牛肉を炒めて醤油バター」「シチューやカレーを冷凍しておく」「焼き魚」「ご飯も一人分ずつ冷凍」!
 
 作ってみたいものを二つ書いておきます。村上祥子さんの電子レンジで「ミートローフ」。練りすぎないのがコツだとか。型の底にはベーコンを敷きます。種を入れたらオーブンペーパーをかぶせてゴムでおさえ、レンジ強12分。
 それから、「ツナ豆腐」です。豆腐は半丁ずつに切って、ツナ、しめじ、サラダ油をかけてオーブントースター15分。三ツ葉を散らして、酒、醤油、中華だし。
 いろいろ挑戦したいのですが、しばらく作らないとレシピを忘れてしまうこともあります。池波正太郎や惣一郎さん(「めぞん一刻」)のように、食べたものを日記に書いておくべきでしょうか。
 ちなみに、「ミートソース豆腐」は息子には不評でした。おばあちゃんが鍋焼き風のうどんを作って、すき焼きみたいに食べたものは好評。
 今週は三連休。何を作るか悩みます。

「奇跡の料理教室」村田歩+村田ナホ

2013-12-23 15:21:34 | 工業・家庭
 結構本を買いだめしたので、先日夫と本屋に行ってもほしいものがありませんでした。あちこちの棚を見て歩いて、ふとこの本を発見。「奇跡の料理教室」(東邦出版)。
 著者の村田先生ご夫妻は、もともと中学校で社会科を、高校で家庭科をそれぞれ教えてらしたそうで、退職後に子供が対象のお料理教室をはじめられたのです。
 奥さんが調理を、そして旦那さんがその食材の背景を教える。おもしろい!
 わたし自身、なんとか子供に自分の食事は賄えるよいになってほしいと思っています。簡単なおやつなどから作らせてきたのですが、どこまでできるのかちょっと悩んでしまう。
 味噌汁なら具材のアドバイスくらいで作れます。餃子を好きなように包んだりフライの粉つけをしたり。
 ただその先にどう展開するかは、まだ混沌としている。包丁で切ることはできるけど、皮はピーラー頼りなんです。
 でも、この本では幼稚園から挑戦する子供たちが紹介されています。もちろんナホ先生の下準備のおかげなんですけど。
 上級生がさり気なくサポートするようになったり、お家でも助けてくれるようになったりという話には感心します。
 それから、歩先生がビートについて話されているときふと思ったのですが、食品の来歴を知りにくい世の中になっていますよね。だいずからもやしや枝豆、豆腐、きなこと加工されることに気づかない人もいるのだそうです。畑の野菜について、もしかするとテレビでの情報しか知らない子もいっぱいいる?
 とはいえ、うちでも子供たちが畑に行く機会は減っています。農家なのに、です。自分が小学生のときは労働力として駆り出されたものですが。
 毎日の出来事カレンダーに、誕生花のカットをつけているのですが、色鉛筆で彩色するときに、大半の花はイメージできます。学生のころ、「サフラン」がわからないと言った同級生がいてびっくりしたけど、見たことのない植物は色合いや雰囲気がわからないかもしれませんね。
 家庭菜園の野菜は食べられないという人もいると聞きます。
 食べることは生きること。もっとしっかり考えないと。
 といいながら、久しぶりに食べたカラムーチョがおいしくて、食べすぎてしまいましたが……。

「おからレシピ」石澤清美

2013-11-23 19:46:02 | 工業・家庭
 最近朝食に豆乳がつきます。自家製の豆を専用のメーカーで砕いて作るので、黒豆で作ると色がつくとか、いろいろおもしろいのですが、濾した後の「おから」がもったいない。使い道がないので捨ててしまうのです。おからいりを作るときは、わざわざ買いにいくのですよ。
 ひそかに利用しようと、これまでハンバーグに練り込んだり芋団子にしたり、ホットケーキに入れたりしてきました。グラタン風は舌触りがよくなかった。今日はポテトコロッケにいれたのですが、なぜか爆発してしまい、娘にがっかりされましたよ。ちょっとぱさぱさしたけど、家族にはおからが入っているとは気づかれなかったので、この調子で作りたいと思っています。ちなみに、今日はこのコロッケと、レンコンサラダ、小松菜の塩炒め、イカの塩辛、ひらたけと大根のみそ汁です。
 どうすればおからを消費できるかと、借りてきたのが「おからレシピ」(主婦の友社)です。
 作ったもののほか、これなら可能ではないかと思っていたものも結構ありました。ミートソースやカレー、ロールキャベツなどですね。
 ほかにもたくさんアイデアがあって、餃子や麻婆豆腐は作ってみようと思います。
 あとは「フライパンdeリングパン」がおもしろい。小麦粉に熱湯を入れて五分待ち、おから、ヨーグルト、塩、砂糖、小麦粉、ベーキングパウダーを入れて形成。フライパンで三十秒加熱後蒸し煮にするそうです。
 フライパンはぬれたふきんの上に載せて二分待つとはがれやすくなるみたい。やってみよう!
 炒ってさらさらにしたおからに粉チーズを加え、目玉焼きを作るというのも、新鮮。創意工夫の楽しさが味わえる一冊です。
 

「ステンシル」の本

2012-06-19 20:29:39 | 工業・家庭
 ところが全く売っていないんですよ。なんで? 探しまわった末にある手芸屋さんで見つけたけど、同じ系列の別店舗にはありません。昔買ったグッズを引っ張り出したら、思ったよりもありました。好きだったからなー。
 と、いきなり逆接で始まりましたが、本当に困るんですよね。ステンシルスポンジが売っていないんですよ。(すみません、冒頭に戻っていますね)
 ある催しでうちわを作ることになり、それならステンシルで好きな型を選んでもらったらいいのではないかという話になったんです。昔作った型紙を持ってきたり新しく切り直したりしているんですが、肝心のスポンジがなかなか手に入らない。苦戦しています。
 スタンプ式のセットはそれなりに見つかるのですが、これだと丸い形がそのまま残ってしまって、どうも美しくないのですよね。
 さらにはステンシルの本の方も、この十数年でほとんど見かけなくなりました。倉庫の奥から引っ張り出したり、一緒に企画している方がネット通販で買ってくれたりして、なんとかなりそうです。スポンジは、たりなければ化粧パフかなぁ。
 わたしは型を切るとき、コピーしたものを直接デザインナイフで切り抜きます。専用のシートは高い。紙は何度も使うと水っぽくなって破れてしまいますが、裏からセロハンテープで貼っておけば細かいところも大丈夫。さらに、最近(といっても二三年前ですが)出た「暮らしの中のステンシル」()という本ではスタンプパッドを使っての方法が紹介されていました。これはいい。
 今までアクリル絵の具を紙パレットでぼかして使っていましたが、すごく手軽でやりやすい。初心者はメンティングテープで借り止めする方がいいですね。ちょっと混色すると綺麗。
 それにしても、わたしにとってもっとも気に入りだった「クラシックステンシル」という本が見つからず悔しい思いをしています。どこにおいたのかなー。

「ひとりひとりの味」平松洋子

2012-05-21 21:52:31 | 工業・家庭
 あれっ、平松さんてこういう文体の人なんだっけ? いやいや、わたし、文庫もってるけど読んでないんだった。でも、なんとなく、苦手な、感じがします……。
 と思ってしばらく読むのを中断していたのですが、明日あたりは返そうかとちょっと手に取ってみました。
 わたし、料理に関係するエッセイが好きなんですよ。手軽でおいしい料理ネタを教えてもらえるとさらにおもしろい。すると、前半では気づかなかったのですが、後半にうまそうなレシピが書いてあるではないですか。
 プチトマト十個をオリーブオイルで炒めて、塩で味付けするパスタ。バナナをバターで焼いて、砂糖とレモン。チーズを詰めた揚げのあぶり焼き。じゃがいもをごま油で炒めて醤油と酢、塩。
 こういうミニネタが好き。本文にはさらにカレーやら塩豚やらのレシピがあるけど、このページが最もおもしろい。ピーマンを手でちぎって醤油をかけるだけっていうのも今度やってみます。
 ところで、なぜ平松さんの本を読むのをやめていたかというと、給食で出る牛乳がネックだったんですよね、というあたりがわたしには納得できなかったのだと思うのです。一人ひとり味の好みは違う。そういう主旨だと思うんですが、牛乳とご飯は合わないと決めつけるのは何故なのでしょう。わたしは給食を食べて三十年にもなるので(自分でも驚きました)、牛乳がミスマッチだとは感じません。ご飯と牛乳で必須アミノ酸が網羅できると聞くと、なんだか頼もしい気さえします。実際牛乳を残す子は多いし、平松さんが言うように牛乳を最後に一気に飲むのはつらいようにも思います。わたしは食べながら飲みますよ。
 でもね、食事にジュースや炭酸飲料を飲む人も増えてきていますよね。ドリンクバー然り。そっちはミスマッチではないのでしょうか。

 もう一冊。一緒に返すので触れておきます。大岡玲「本に訊け!」(光文社)。メロス関連情報がおもしろい。そうそう、セリヌンティウスが人質になるのをかるーく承知するのは何故か、不思議ですよね。それが、ピタゴラス派の盟約であろうとの考察、とても興味深い。

 京大から発行された論文集の中の「『走れメロス』とディオニュシオス伝説」(五之治昌比呂)を痛烈に読みたいと思いました。
 ほかにも様々な考察が読書人の心をくすぐるのですが、どうしても流し読みになってしまいました。
 毎日ばたばたです。今日は学校の昇降口から日蝕を見ましたよ。こちらでは金環とはいきませんでしたが、辺りがちょっと暗くなり、くっきりと欠けが見えて感心しました。