同僚のA先生が、息子さんから読書感想文の相談を受けたそうです。
本は、今年の課題図書、「ホタルの光は、なぞだらけ ー光る生き物をめぐる身近な大冒険」(くもん出版)。
六時間ほど作文に付き合い……、そして思ったことは。
「どうして、これが課題図書? 科学の解説みたいな本に、どういう感想文を書けばいいの?」
息子さんには、驚いたこととか新しく知ったことをまずまとめるように言ったけれど……、と困惑していました。
ここ数年、中学校の課題図書は、日本文学、翻訳文学、自然科学系の三冊になることが、確かに多い。
A先生は東野圭吾とか伊坂幸太郎が好きなので、こういうのは読まないでしょう。
読書というのは、自分の守備範囲でないものには手を出さないもの。小説も科学分野も、という人は多くないかもしれません。
さて、この本。筆者は名古屋大学大学院生命農学研究科の先生です。
光るミミズの発見から語り起こし、発光生物のあれこれから科学とはどういうものか、ということについて語られています。
わたしが感じたのは、まず、常識を疑えどういうこと。
希少だと思われていた光るミミズは、実は意外にありふれていた。発見とは丹念に観察したり調べたりすることによってもたらされるものかもしれませんね。
なぞを解き明かしていくためにどういう方法をとるのか。そういうところも、大場先生の情熱が感じられてわくわくしました。
本は、今年の課題図書、「ホタルの光は、なぞだらけ ー光る生き物をめぐる身近な大冒険」(くもん出版)。
六時間ほど作文に付き合い……、そして思ったことは。
「どうして、これが課題図書? 科学の解説みたいな本に、どういう感想文を書けばいいの?」
息子さんには、驚いたこととか新しく知ったことをまずまとめるように言ったけれど……、と困惑していました。
ここ数年、中学校の課題図書は、日本文学、翻訳文学、自然科学系の三冊になることが、確かに多い。
A先生は東野圭吾とか伊坂幸太郎が好きなので、こういうのは読まないでしょう。
読書というのは、自分の守備範囲でないものには手を出さないもの。小説も科学分野も、という人は多くないかもしれません。
さて、この本。筆者は名古屋大学大学院生命農学研究科の先生です。
光るミミズの発見から語り起こし、発光生物のあれこれから科学とはどういうものか、ということについて語られています。
わたしが感じたのは、まず、常識を疑えどういうこと。
希少だと思われていた光るミミズは、実は意外にありふれていた。発見とは丹念に観察したり調べたりすることによってもたらされるものかもしれませんね。
なぞを解き明かしていくためにどういう方法をとるのか。そういうところも、大場先生の情熱が感じられてわくわくしました。