くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

2020-11-15 16:24:02

2020-11-15 16:24:02 | 雑誌
「LDK」という雑誌で連載されている、昭和女学園というページ。
2020年12月号では「こんな恋愛してみたい! まるで自分事のようにドハマリした恋愛小説」をテーマに紹介されています。
「世界の中心で愛を叫ぶ」
「情熱と冷静のあいだ」
「不機嫌な果実」
「風味絶佳」
「失楽園」
「電車男」
「TSUGUMI」
「なんて素敵にジャパネスク」
担当者三人がそれぞれチョイスしているようですが……。
私って、こういう本、読まないよなあ、と思いました。
実際読んだのは「電車男」と「ジャパネスク」だけ。
いや、普通の昭和女子、こういうの好きなんですか? 確かにベストセラーにはなったけど、私の周囲に「ドハマリ」って人はいなかったような。
「ジャパネスク」は中学高校のとき流行りましたけど。このときの熱中ぶりと他の作品とでは温度も質も違うような気がします。
私自身、それほど恋愛小説読む方じゃないからかな。
いろいろと考えた結果、私のベスト恋愛小説は「忍ぶ川」であるという結論に達しました。

CHINTAI「街から選ぶ夏の100 冊」

2017-08-10 05:27:28 | 雑誌
CHINTAI 2017 9月号「街から選ぶ夏の100冊 本の舞台で暮らしてみよう」を購入。もちろん引っ越す予定はありません。(住宅情報部分は捨てました)
 旅行に行くときにどんな本を持っていくか、割と検討する方です。持ち運びやすい文庫を、二三冊は読みたい。できれば、旅行先にマッチした内容のものだとさらにいいですよね。
 そしたら、コンビニの雑誌コーナーに、その土地を舞台にした本を紹介するこれがあったのです。

 わたしの函館本のイメージは、例えばGLAYの「函館物語」とか(笑)。大体、ラッキーピエロやら金本赤レンガ倉庫のことを知ったのも、JIROの「キャラメルブックス」ですからねー。時代を感じる……。実家に行けば多分倉庫にまだあります。
 あとは辻仁成? いや、でも好きじゃないし、わざわざ読む気にはならないよ。
 残念ながらこの雑誌に取り上げられているのは、札幌・小樽・旭川。あとは何冊か北海道というくくりで紹介されているくらいなんです。
 でも、わたしは街を読むというコンセプト、おもしろいと思って、二日悩んだあと買いにいきました。
 結局、旅先ではここに紹介された本は読まなかったのですが、このあと能町みね子「逃北」と相戸結衣「ツアコン!」を買ってしまいましたよ。
 ちなみに、読んだことがある本は100冊中21冊でした。

速読訓練法

2017-05-07 04:50:29 | 雑誌
 髪を切りにいきました。
 これまで、美容院では女性週刊誌を貪るように読んでいたわたしですが、購読を停止したとのこと。とすると、主婦向けの生活情報誌を読むわけです。
 今日の夕食に作れそうなものとしては。
 豆腐ステーキに、ミニトマトやピーマン、じゃこ(しょうゆ・みりん)をからめたもの。エリンギと蓮根とこんにゃくのきんぴら。
 豚キムチに豆腐。ピーマンのカップに春雨と挽き肉の炒めもの(ケチャップが入ったような……)。挽き肉あんにとろふわ卵炒めを載せて(生クリームが隠し味)。
 細かいところまでは覚えきれません。本気度がたりないのか?
 あ、アボカドにツナ、崩した豆腐、あと何か加えてしょうゆで味付けするサラダもおいしそうだった。
 で、ESSE2017年4月号です。
 これに載っていたのは、速読訓練法!
 これまで、写真のように焼き付けて覚えろというのは読んだことがありますが、これは脳を活性化させる技術を紹介していました。
 まず、タイマーを六秒にセットして本の黙読をします。印をつけたら、文字数をかぞえて十倍する。これで、一分間にどれだけの文字を読めるかがわかります。
 ちなみに一般的な日本人の平均は五百字くらい。東大合格者は二千字くらい。高級官僚は五千字でした。
 速い人は六秒で五百字読めるってことですよね。
 で、トレーニングとしては、眼球を左右上下に六秒ずつ動かして運動させる。内容は読まずに文章の字面を目で追う。自分の視野よりも心持ち後ろに手をかざして、存在を確認する。
 これを、毎日でなくともいいので、継続していくことだそうです。
 脳は現在のキャパシティより大きいものを与えられると、理解しようと努めるのだとか。
 ああ、でも、記憶に頼って書いているので、データとしての信頼性は自信ありません。
 試験問題を速く正確に読むことが大切なので、授業で取り上げてみようかな。
 実際、息子で試してみたら、一分間は六百字ちょっと。わたしは千字くらいでした。わたし、読むスピードは結構速い方ですし、好きな単行本を一冊読むなら息子の方が速いのですが……。
 高級官僚の方々、相当に速いですね。驚きです。

「マンガッタン」

2016-03-30 02:46:10 | 雑誌
 「マンガッタン」というタイトルだけでピンとくる方は少ないかもしれません。
 石巻復興情報マガジン「マンガッタン」。創刊準備号から七号までを寄贈いただきました。
 この本、半年くらい前に石巻を訪ねたときにも萬画館で売っていました。井上きみどり、うえやまとち、倉田よしみ、わたせせいぞう、三浦みつる、きたがわ翔といった方々が寄稿されています。「かぼちゃワイン」とか、懐かしいですね。
 ビッグ錠のカレーを食べ歩くまんがも、一味違って面白かった。あるカップルが石巻を訪れます。彼は海の幸をふんだんに食べられると期待しますが、彼女は魚介類が苦手。でも、カレーは大好き! 次々においしそうな店を探しあてるのです。
 一気に読んでみて、わたしが興味をひかれたのは土山しげる。「野武士のグルメ」の方なんですね。「極道めし」とか……。任侠ものはほとんど読まないのでなじみがなかったのですが、食べるシーンがすごくリアルなんです。
 七号には「助六一代」という作品が載っていました。
 実在するお寿司屋さんがモデルだそうです。なんか見覚えがあると思ったら、ここでお昼を食べようしたのに定休日だったお店でした! こうやってみるとやっぱり食べたくなってきますね。
 震災から五年。石巻をはじめ被災地は日常を取り戻しつつあります。ただ、以前とは違うと思う部分もままあります。わたしは内陸に住んでいるので、それ以上に沿岸部にはのしかかったものが大きいのではないかと心配です。
 前を向いて歩く、その大きさをたくさんの方に知っていただきたいですね。

「吸血鬼のおはなし」八百板洋子

2015-01-20 05:24:59 | 雑誌
 月に一度、市立図書館から学校用に本の貸し出しサービスを受けています。わたし自身だと目を向けないような作品もあって、参考になります。
 今回の五十冊の中にあったのがこれ。八百板洋子・文\齋藤芽生・絵「吸血鬼のおはなし」(月間たくさんのふしぎ2009年3月号・福音館書店)
 繊細な挿絵と「吸血鬼」というモチーフに、何気なく読み始めたのですが、すごくおもしろい。
 八百板さんがブルガリアのソフィア大学で学んだときに耳にした「吸血鬼」の物語を紹介しています。

 トランシルバニアのドラクル候。領土を巡る戦いから、敵方に恐れられていたことが伝説化していく。
 これは、同じ大学にトランシルバニア出身の人がいて、ヴラド四世は英雄だと教えてもらったのだそうです。
 また、「青い炎の館」という物語も話してくれました。この吸血鬼は、自分の恋した人を守るために彼女から十字架を受け取り、自分の仲間たちにかざす。
 命を捧げてしまう吸血鬼の物語に、八百板さんは驚きます。
 美しい愛だけでなく、思いを寄せた娘の家を揺るがす死者もいます。屋根の上に乗って暴れるぶよぶよの革袋。孤独のまま死んだ若者の魂が、この世の愛を求めるのだろうと、語ったおばあさん。
 吸血鬼に恋した娘、ペストを患って亡くなっても母親のために妹を迎えにいく男、旅から帰った恋人が冷たい身体をしていてもそりに乗ってついていく娘……。
 吸血鬼の伝説は、蘇る死者として捉えられ、語られ続けているのです。
 そこに、「愛のおなはし」という側面を八百板さんは見いだします。

 怖さの中にもロマンチックな再話で、こういうタッチの本は好きです。自分でも持っていたい。
 ただ、「たくさんのふしぎ」って小学生くらいが対象だと思っていたので、ずいぶん大人っぽいようには感じました。

ビッグコミックとヤングこち亀

2012-05-26 05:18:23 | 雑誌
 おかげさまで夫も退院致しました。ほっ。でも、明日の子供の運動会はパスです。バレー大会だのドッジビーだのPTA行事も多いなか、運動嫌いのわたしがどうにかしなければならないのでしょうね。非常に憂鬱。ものもらいができてしまいましたよ。
 入院中の荷物にまんが雑誌があったので、借りてみました。「ビッグコミック」の5月25日号と、東京スカイツリー開業記念号「ヤングこち亀」。
 そしたらですね。「こち亀」が全く楽しめなくて、愕然としました。
 最後に読んだのは、多分百巻に達する前だったと思います。その後も順調に巻を重ねていると聞き、期待していたのですが、絵が雑になり主人公の行動がパターン化し、キャラクターはまた増えて、何がなんだか……。この、纏さんという新人婦警さんが人気なんでしょうね。なぜ、両津は彼女の家に住み込んでいるのか、このレモンという女の子のことを好きらしいプラスという少年はなんなのか。テンションについていけないのです。
 昨年、知人から今人気があるという少年まんが「家庭教師ヒットマンリボーン」となんかもう一作貸してもらったんですが(カンダという人物は男装した女性だと思ってずっと読んでました)、全くおもしろくなくて、がっかり。もうわたしには少年まんがのくくりはダメみたいです。
 でも、ビッグコミックはおもしろく読みました。「どらコーボク」(小路谷純平・石川サブロウ)の続きが気になってなりません。来週立ち読みか? もともと「そばもん」も「獣医ドリトル」も全巻もっていますから、雑誌のカラーは好きなタイプなんでしょう。「江戸の検屍官」の原作を借りて来ようかと思います。「築地魚河岸三代目」も「山口六平太」もおもしろかった。「華中華」も。水木先生の「ゲゲゲの家計簿」、ページは短いけど楽しいですね。まんがに関するコラムも連載されています。
 読者からのお便りコーナーが、作品に関しての批評やコメントがメインで、こちらも楽しめました。
 わたしは雑誌は立ち読み、しかも気になった作品のチェックをするくらいです。
 「どらコーボク」、コミック出ているんですね。気になる。

「踊る産科女医」吉川景都

2010-06-11 05:51:44 | 雑誌
やーっと、髪を切りました。卒業アルバムの写真もどんとこい。
美容院に行くと、女性誌を立て続けに読んでしまいます。そこで気になったのがこれ。吉川景都「踊る産科女医」(単行本になっていません。掲載は「女性セブン」)。
産婦人科医師の□美玄さんに、吉川さんが取材してレポートするまんがなんですが、さすがは「お疲れさまです!」(日経新聞社)の吉川景都、非常によくわかります。女医さんがピコピコハンマーを持ってつっこむのが、また可笑しい。
出産に関する不安、危険、安堵、そのほか諸々の情報を伝達してくれます。
女性誌を買うことは滅多にないわたしなのですが、この前、ハンセン氏病に関わる記事が載っているというので、数年ぶりに買いました。学生時代のアイドル、斉藤由貴の記事もあったし。
だいたい読み流すことが多いものですが、このまんがと出会えたのはラッキーだったと思います。単行本化してくれますかね?
自分が子供を産んで、様々な人の出産体験に共感できるようになりました。わたしは結構軽い方で、二人ともすんなり誕生しましたが、苦労している人の話を聞くと、大変だよなーと思います。
でも、わたしの体験をサラっと話してすら、生徒は「出産って苦しいんだ」「親は大変な思いをして実力を産んでくれたんだ」と思うようです。(道徳とか保健の先生との合同授業で、結構話すチャンスがあるのです)
吉川さん自身は、妊娠した「つもり」になってみるという回も書いていたので、まだうら若き女性と予想されますが、この女医さんから聞いたお話をぜひ続けていただきたいですね。
助産婦さんの話もおもしろいです。男の人では難しい……という考察も頷けました。
わたしは一人めと二人めは違う病院で産んだのですが、やっぱり助産婦さんのタイプもお医者さんのタイプも違いましたねー。
と、書いていて思い出しました。一人めのときの総合病院で、女医さんがものすごくぶっきらぼうな人だったので、検診のとき当たらないように祈ったことを。出向されていた先生だったので、途中で非常に柔和なお兄さんに変わり、安堵したものです。
結構ナーバスになる時期なので、やっぱり側にいてくれる人は、ホッとする方がいいですね。いや、内面はいい人なんでしょうけど。
続きも読みたいのですが、今度美容院に行くのはいつでしょうか。半年後あたり?

劇場版「仮面ライダーディケイド」パンフレット

2009-08-13 05:37:31 | 雑誌
これ、読書日記に入れていいのかどうか悩みますが、ちょっと語りたいのでご容赦ください。
「劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」を見てきました。遊園地に行ったら、一時間くらいで土砂降りになってしまって。
昨年は「超ウルトラ8兄弟」で歴代のウルトラマンが集合する映画を見たのですが、今回はやっぱり歴代ライダー大集合です。
「ディケイド」自体、パラレルワールドに存在するライダーたちの世界を巡る旅がテーマになっていますが、もう今月で最終回を迎えると聞いていたので、
「いつも年明けまではやってるのにねー」と言っていたのですが。
納得です。これを公開したらもうエンディングにするしかないよね。
わたしがちょっと悔しいのは、エンドロールまで地獄大使を大杉蓮が演じているのに気づかなかったこと……。うう、顔も見えるのに不覚! だって、こういう映画に出るとは思わなかったんだもん。
大杉さん自身もどう演じればいいのか戸惑ったようです。
で、いきいきやっていたのは夏海のおじいさん役の石橋蓮司。「いかでビール」はやられました。でも、まさかそんな秘密をもっていたとは……。死神博士はすごく天本英世さんのイメージが強いですね。(昔近所に住んでいたそうです)

パンフレットでいちばん気になったのは月影役の大浦龍宇一が「世代的に上で、(『BLACK』を)リアルタイムで見ていなかった」と語っていることでしょうか。すみません、同世代ですが、わたし、毎週見ていました……。女子大生だったのに。中学生だった妹は、シャドー・ムーンが
「来たなブラック・サン」というのを聞いて、なぜ敵に敬称をつけるのか悩んだものです。
最後の方は見られませんでしたが。今でもシャドー・ムーンがどうなったのかは気にかかります。エンディングテーマも歌えますよ。みーどーりーなーすだーいーちー。

わたしが「ディケイド」で気になる存在は、村井良大が演じる小野寺ユウスケ。小野寺は、石ノ森章太郎の本名なので、こういう形のオマージュなのかな。
彼はクウガに変身しますが、今回オリジナルの形態ができてすごく嬉しいそうです。というのも、クウガはオダギリジョーのものだという意識がやっぱりあるから。
うーん、今回はもともとライダーを演じた俳優さんとしては二人しか「友情出演」がなくて残念でした。考えてみると「仮面ライダー」を演じた俳優さんは結構役柄に幅があって今も一線で活躍されている方が多いですね。
徳山英徳さんがキックホッパーの声を演じているのは、何となく嬉しいです。

講談社幼年雑誌のむかしばなし

2009-04-14 05:32:28 | 雑誌
ふしぎです。
なんでこんな再話のしかたをするのか、たいへん気になるのです。だって……。
例えば、今年の3月号。「しりなりしゃもじ」という話が載っています。金持ちになる夢を見た男が、夢に見たものとそっくりなしゃもじを庭で拾います。そのしゃもじで頬をなでると、「ぽっぺら ぴっ ぴっ」という歌のようなものが聞こえてくるのです。止めるには、しゃもじの反対側でなでなくてはなりません。
男は町できれいな金持ちの娘を見かけ、こういう人のおむこさんになりたいと思います。
それで、男がどうしたと思いますか。そのしゃもじで娘さんを撫でるのです。しかも、よりによっておしりを。
奇妙なおならを続けると笑われた娘は、家に帰って寝込み、金持ちの父親はこの音を止めてくれる男と娘を結婚させると言います。結末はわかるでしょうから書きません。
嫌な話でしょ。娘は自分が策略にはまったことも知らず、病気を治してくれた恩人と思って結婚するわけです。真実を知ったら立ち直れるのでしょうか。
「おともだち」「たのしい幼稚園」(講談社)に載っている昔話はこんなのばっかりなのです。わたしの考えすぎですか。こういう昔話を読ませることに何か意図があるのでしょうか。 どことなくヤーな感じがするのはわたしがひねくれているだけなのかもしれません。しかし、なんだか釈然としないものが残るのです。
こんなのもありました。昔、中国には冬の間小麦粉が降ったそうです。でも人々が飢える心配がなく、怠けようとするので神様が雪に変えてしまうというものです。これは単独で読むとそれほど変な話ではありません。民話や昔話に教訓や残酷性が残るのはよく言われることですしね。
これはどうですか。
貧乏な家のねずみと金持ちの家のねずみが相撲をとります。貧乏な家のおじいさんとおばあさんは、この二匹のねずみにもちをご馳走するのです。金持ちの家のねずみは「いいなあ。ぼくんち、けちんぼだから、おもちなんてくれないよ!」と感激して、小判を持ってきてくれるのです。
……いい話なの? これ。わたしには泥棒としか思えないんだけど。
そんなに簡単に、さも自分のもののように小判が盗めるなら、食べ物だって盗りたい放題だと思うんだけど。盗るのではなく「与えられる」ことに感激しているのかしら。大体、昔話なのに一人称が「ぼく」? そういう点でいうと、さっきのへらの話は詐欺ですよね。
雪の話に戻します。
人々は怠け者になってしまったので、神様が怒って小麦粉を雪に変えたのですよね。
おかしいです。怠け者になるためには、その前にもうワンクッションなければならないと思うのです。だって小麦粉は昔から降っていたんでしょ。いつと比べて怠けているといえるのでしょう。環境が変わらないのに。
小麦粉がどっさり手入るから、という理由で仕事をしなくなるのは、それ以前に降ったものが小麦粉以外の何かであったという前提がなければならないのです。
民話や昔話は、採取する人物がどう語るかによってがらりと印象がかわります。例えば「金剛山の虎退治」という韓国の民話、知っていますか。一般的な民話の本と、松谷みよ子の再話を読み比べるといいです。中心人物の厚みがまるで違いますよ。
へらの話、語り方によっては許せる話になるでしょうか。ちょっと疑問は残りますが。
でも、おうちの方への解説で、「(しゃもじから聞こえるのは)どんな音がいちばんおもしろいか、お子さんと考えながら、声に出して読むのも楽しいですね」はちょっとないと思うんだけど。娘さんの気持ちを考えると、どうしても納得できないわたしです。

小学一年生入学準備号

2009-02-20 03:42:31 | 雑誌
先日、小学校の一日入学に行って参りまして。現在算数セットの名前シール貼りに情熱を燃やしております。こういうちまちましたこと好きなんですよー。
でも、あんまりやりすぎると飽きるので、少しずつやっています。今回は、おはじき用のシールを買ってよかったですよー。でも、保育所に入れるときに買っておくものですよね、こういうのは。まだたくさんあるシールを活用する場面はあるのでしょうか。ある、よね、きっと……。
かなり前に夫が買ってきた小学一年生入学準備号に、親向けの冊子がついていました。
ぺらぺらめくっていたら、モンスターペアレンツになる可能性があるかどうかチェックするページがあったのです。
これについて書こうと思うのですが、何故かどこかにしまいこんだらしく、見つけられないのです。だから、記憶で紹介しますね。ニュアンスは合っていると思うのですが。
こういうチェックものは、慣れるとパターンがわかってくるものです。
選択肢が四つあるのですが、過保護型・放任型・要注意型・バランス型のように別れているのですよ。
その中の気になる質問。「子供同士がけんかをして軽い擦り傷をつけてきました。どうしますか」というようなのがあって、わたしは「保健室での処置ですむようなけがならほうっておく」なんですけど……。それは放任型で、バランスがとれているのは、どんな小さいケガでも保護者同士で連絡をとりあうんだって。でも、保健室って治療はできないんだから、そんなに大袈裟にしなくてもいいのでは? 病院ならしかたないけど。
まあ、それは程度によるのでいいでしょう。わたしが納得いかないのは次です。「月に一度、弁当の日があります。あなたならどうしますか。」
過保護型「みんなに自慢できるような豪華な弁当を張り切って作る」
放任型「コンビニなどで好きなものを買うようにお金を渡す」
要注意型「面倒なので弁当を廃止するよう、保護者で話し合って学校に申し出る」
バランス型「保護者間で連絡を取り合い、栄養価の高い弁当を作る」
えーと……栄養価の高い弁当には賛成なんですが、どうして保護者間の連絡が必要なのかがさっぱりわかりません。弁当ひとつ作るのに、情報収集って必要なの? うちは今、毎日弁当だけど、よその家がどんな弁当作るのか聞いたことないんだけど。(家の基本ルールがあるので、多分聞いても合わない場合は却下)
きっと、保護者同士で教育力を高めていこうということなんだと思うけど、なんだか困惑してしまいました。例えば相談した結果、放任型に近い答えが返ってくることもあると思うのですよ。学年があがるとさらに顕著になると思うのですが。弁当だけでなく、携帯電話問題とかいろいろあるはず。地域や環境によっても違うとは思うし、要注意型にはなるなということなんでしょうが。
ピカピカの一年生。波風はあると思うのですが、六年間でしっかり成長してほしいと思うのです。がんばれ~。
わたしも親業頑張ります。