さすが光村。冷静に考えると、前作「学校図書館のつくり方」を持っているのですが、倉庫にしまいっぱなしです。反省。
赤木かん子「学校図書館のつかい方」(光村図書)。学校図書館司書はどんなことを知らなくてはならないかを、懇切丁寧に書いてくださいました。ポスター提示(プラスチックダンボールというのを使うといいそうです)、カバーリング、掃除、特集の仕方など、アイデアが詰まっている。
わたしもやっているものとしては、特集本(三冊あれば組めるとは、励みになりますね)、本の修理、郷土に関わる資料収集、面陳列、といったところですかね。「ダーウィンの引き出し」というアイデア、楽しそう。わたしもまだまだ工夫しなくてはならないと感じさせられました。
司書というのは、本を買う人種なのだという定義もありましたね。分かります。自分の本も、やがては勤務校に寄贈しようとか、自分の趣味とは少しずれるけど、やがて生徒が読むかもしれないと思って、本を買ってしまうのですよね。しかも、結局学級において自由閲覧させてしまう。
文中に、人気のある本は自分で買って読む。読了したら寄贈して、貸し出しのターンを倍にするのがよいという話もあったんですが。
それは、わたしとしてはうなずきかねる。はやりの本は学校図書館に必要ですかね?
まあ、内容にはよるのですが、ケータイ小説とか残酷ものはいれたくありません。たとえ全校生徒にリクエストされたとしても、スルーします。赤木さんは、「欲しいと言われた情報は、草の根を分けても探し出す」スタンスが必要だとおっしゃる。わたしもその意見には賛成なんですが、「自分がその本を図書館に入れたくないと思っていたり、入れなくてもいい理由を探していたりする方がいたら、早くそのレベルから抜け出して、公正で冷静な判断を下せるところまで来てください」とある。
でも、年間の予算は限りがあります。本校は12万ちょっと。そのなかで買うとなれば、かなり取捨選択は必要です。
わたしの選書基準は、十年経っても読まれそうな本かどうかということですね。昔ベストセラーだともてはやされた本、消費されるのも早いですから。
図書室の運営って、やればやるほどやりたいことが見えてくるような気がするんです。それはわたしが本好きだからなんだろうけど、いろいろな細かい点は、携わる人がどのくらいやれるかのスキルによる。資格があるかないかではなく。
学校図書館は、担当者が作っていくものだなーと実感。やることはいっぱいあるけどやりがいはありますよね。
とりあえず、今年はポプラディアを買います。うちの図書室、学習センターとしての頼りがいがない。狭いし(三十五人詰め込むのもやっと、の机しかない)、資料が古い……。地理の本なんてとびとびにしかない。
なんとか魅力的な雰囲気にしたいと思っております。でも、それはケータイ小説だのを読みだい子の趣味じゃないだろうな。
赤木かん子「学校図書館のつかい方」(光村図書)。学校図書館司書はどんなことを知らなくてはならないかを、懇切丁寧に書いてくださいました。ポスター提示(プラスチックダンボールというのを使うといいそうです)、カバーリング、掃除、特集の仕方など、アイデアが詰まっている。
わたしもやっているものとしては、特集本(三冊あれば組めるとは、励みになりますね)、本の修理、郷土に関わる資料収集、面陳列、といったところですかね。「ダーウィンの引き出し」というアイデア、楽しそう。わたしもまだまだ工夫しなくてはならないと感じさせられました。
司書というのは、本を買う人種なのだという定義もありましたね。分かります。自分の本も、やがては勤務校に寄贈しようとか、自分の趣味とは少しずれるけど、やがて生徒が読むかもしれないと思って、本を買ってしまうのですよね。しかも、結局学級において自由閲覧させてしまう。
文中に、人気のある本は自分で買って読む。読了したら寄贈して、貸し出しのターンを倍にするのがよいという話もあったんですが。
それは、わたしとしてはうなずきかねる。はやりの本は学校図書館に必要ですかね?
まあ、内容にはよるのですが、ケータイ小説とか残酷ものはいれたくありません。たとえ全校生徒にリクエストされたとしても、スルーします。赤木さんは、「欲しいと言われた情報は、草の根を分けても探し出す」スタンスが必要だとおっしゃる。わたしもその意見には賛成なんですが、「自分がその本を図書館に入れたくないと思っていたり、入れなくてもいい理由を探していたりする方がいたら、早くそのレベルから抜け出して、公正で冷静な判断を下せるところまで来てください」とある。
でも、年間の予算は限りがあります。本校は12万ちょっと。そのなかで買うとなれば、かなり取捨選択は必要です。
わたしの選書基準は、十年経っても読まれそうな本かどうかということですね。昔ベストセラーだともてはやされた本、消費されるのも早いですから。
図書室の運営って、やればやるほどやりたいことが見えてくるような気がするんです。それはわたしが本好きだからなんだろうけど、いろいろな細かい点は、携わる人がどのくらいやれるかのスキルによる。資格があるかないかではなく。
学校図書館は、担当者が作っていくものだなーと実感。やることはいっぱいあるけどやりがいはありますよね。
とりあえず、今年はポプラディアを買います。うちの図書室、学習センターとしての頼りがいがない。狭いし(三十五人詰め込むのもやっと、の机しかない)、資料が古い……。地理の本なんてとびとびにしかない。
なんとか魅力的な雰囲気にしたいと思っております。でも、それはケータイ小説だのを読みだい子の趣味じゃないだろうな。