ひさしぶりに「ダ・ヴィンチ」を買ったら、今年の一位本は小野不由美「ヒショの鳥」でしたね。この本を買ったあとに市の国語部会で話題にしたけど、誰も読んでいませんでした。がっくり。普通の国語の先生はどんな本を読んでいるのでしょう。
「残穢」を読んだあとにコミック版の「悪夢の棲む家」を読んだら、共通点がいっぱいありました。ということで、「十二国記」の続編、来年も出ることを信じての年末です。
今年のベスト。
1 「みんなでつくろう学校図書館」成田康子
2 「アルビノを生きる」川名紀美
3 「蟲師」漆原友紀
4 「オタクの息子に悩んでいます」岡田斗志夫
5 「林業少年」堀米薫
6 「かなりや」穂高明
7 「気仙沼に消えた姉を追って」生島淳
8 「弟を殺した彼と、僕」原田正治
9 「和菓子のアンソロジー」坂木司
10 「女性アスリートは何を乗り越えてきたのか」読売新聞
番外編「妻はくノ一」風野真知雄
1。魅力的な図書室目指して、いろいろとチャレンジしたい気持ちが高まります。アイデアを提供していただくのはいいですね。成田さんの新しい単行本も買いました。「お弁当絵本」についても興味があったので、長谷川集平さんの本も借りてみました。出来事カレンダーを作りはじめたのも、この本の影響。どんな蔵書があるのかをチェックする機会にもなりますよ。
2は、もともと三浦哲郎文学で「アルビノ」への偏見に悩む家族たちの姿を読んでいたので、非常に胸に迫りました。自分ではどうにもならない。そういう苦しみを、誰かと分けあえるということも、大切ですよね。
3、最近新装版が出ていますよね。新作も収録されるとか。
わたしは民話的な幻想的な世界が好きなのだと思います。
4について。この本を読んで、ダイエットに挑戦することができました。これまで太ることへの努力を惜しまなかったのだ、という発想の逆転に、かなりショックを受けまして。
おかげで、少しですが体重もウェストも減っております。
堀米さんと穂高さんの作品を知ったことが、今年の大収穫かな。お二人の本はできるだけ探して読みました。どちらも地縁のある方とあって、親近感があります。どの作品にするか迷ったのですが、はじめに読んで印象深かったものにしました。
生島さんも地元が舞台といえばそうなのですが、震災のあとの気仙沼の状況をリアルに伝えてくれる貴重な一冊だと思います。でも、めったにおいていない。震災関連の本は、結構読みましたが、もう千日過ぎても癒しきれないものはあります。
犯罪被害について考えさせられる8も、なかなか探しにくい本です。様々なものを失っても自分の信じることを追いかける原田さんの崇高さが胸を打ちます。
「アンソロジー」シリーズ三冊出たんですけど、「和菓子」がいちばんおもしろかった。あとの二冊もちょっとずつ読んではいるのですが、「書店」や「ペット」は対象の好みの問題なのか、完読しないままです。忘れたころに読み返して、同じものを何度も読んでしまう。
10は研修を受けた大学の生協で買いました。女子選手の現実を考えさせます。とてもおもしろかったので、同じチームで編集した「箱根駅伝」も借りてみました。まだ車の中にあるけどね。
「妻はくノ一」が次点なのは、ラストで全部ぶちこわし、と感じたからですね。あれがいい、という方もあるのでしょうが。「姫は三十一」も読んでいますが、正直なところ、なにも時代小説の必要性はない。
かなり夢中になって読んだのですが、小さい謎を違う視点から解き明かす構造がよかっただけに、キャラクターに走りすぎるとがっかりします。
今年は何冊読んだのか、ちょっと数えていません。途中で止めてしまった本もあるし。昨日は一日「あまちゃん」の総集編を見てしまいました……。宮藤官九郎は栗原市のアンバサダーに就任したそうですよ。
それでは、よいお年を。
「残穢」を読んだあとにコミック版の「悪夢の棲む家」を読んだら、共通点がいっぱいありました。ということで、「十二国記」の続編、来年も出ることを信じての年末です。
今年のベスト。
1 「みんなでつくろう学校図書館」成田康子
2 「アルビノを生きる」川名紀美
3 「蟲師」漆原友紀
4 「オタクの息子に悩んでいます」岡田斗志夫
5 「林業少年」堀米薫
6 「かなりや」穂高明
7 「気仙沼に消えた姉を追って」生島淳
8 「弟を殺した彼と、僕」原田正治
9 「和菓子のアンソロジー」坂木司
10 「女性アスリートは何を乗り越えてきたのか」読売新聞
番外編「妻はくノ一」風野真知雄
1。魅力的な図書室目指して、いろいろとチャレンジしたい気持ちが高まります。アイデアを提供していただくのはいいですね。成田さんの新しい単行本も買いました。「お弁当絵本」についても興味があったので、長谷川集平さんの本も借りてみました。出来事カレンダーを作りはじめたのも、この本の影響。どんな蔵書があるのかをチェックする機会にもなりますよ。
2は、もともと三浦哲郎文学で「アルビノ」への偏見に悩む家族たちの姿を読んでいたので、非常に胸に迫りました。自分ではどうにもならない。そういう苦しみを、誰かと分けあえるということも、大切ですよね。
3、最近新装版が出ていますよね。新作も収録されるとか。
わたしは民話的な幻想的な世界が好きなのだと思います。
4について。この本を読んで、ダイエットに挑戦することができました。これまで太ることへの努力を惜しまなかったのだ、という発想の逆転に、かなりショックを受けまして。
おかげで、少しですが体重もウェストも減っております。
堀米さんと穂高さんの作品を知ったことが、今年の大収穫かな。お二人の本はできるだけ探して読みました。どちらも地縁のある方とあって、親近感があります。どの作品にするか迷ったのですが、はじめに読んで印象深かったものにしました。
生島さんも地元が舞台といえばそうなのですが、震災のあとの気仙沼の状況をリアルに伝えてくれる貴重な一冊だと思います。でも、めったにおいていない。震災関連の本は、結構読みましたが、もう千日過ぎても癒しきれないものはあります。
犯罪被害について考えさせられる8も、なかなか探しにくい本です。様々なものを失っても自分の信じることを追いかける原田さんの崇高さが胸を打ちます。
「アンソロジー」シリーズ三冊出たんですけど、「和菓子」がいちばんおもしろかった。あとの二冊もちょっとずつ読んではいるのですが、「書店」や「ペット」は対象の好みの問題なのか、完読しないままです。忘れたころに読み返して、同じものを何度も読んでしまう。
10は研修を受けた大学の生協で買いました。女子選手の現実を考えさせます。とてもおもしろかったので、同じチームで編集した「箱根駅伝」も借りてみました。まだ車の中にあるけどね。
「妻はくノ一」が次点なのは、ラストで全部ぶちこわし、と感じたからですね。あれがいい、という方もあるのでしょうが。「姫は三十一」も読んでいますが、正直なところ、なにも時代小説の必要性はない。
かなり夢中になって読んだのですが、小さい謎を違う視点から解き明かす構造がよかっただけに、キャラクターに走りすぎるとがっかりします。
今年は何冊読んだのか、ちょっと数えていません。途中で止めてしまった本もあるし。昨日は一日「あまちゃん」の総集編を見てしまいました……。宮藤官九郎は栗原市のアンバサダーに就任したそうですよ。
それでは、よいお年を。