くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

名将・小川良樹②

2023-03-30 06:59:31 | 芸術・芸能・スポーツ
下北沢成徳の小川良樹先生がご勇退されます。
先生が取り上げられている本を、何冊か紹介しましょう。

小川良樹監修「バレーボール 監督・コーチ入門」

印象に残るキャプテンは二人。「監督が叱らないなら私が叱る、監督が叱るなら私がかばう」という方。それから、控え選手だけどすごく周りを見て動けるという方。チームも質が高かったとのこと。
キャプテンとマネジャーは、選手たちで決めるそう。
球出しの呼吸が合わないと、骨折することもある。何度もミスする選手に、マネジャーが監督より先にボールをぶつけて怒鳴ったというエピソードも。
大山加奈さんは、「考える力を鍛えてくれる」とコメントしてます。
自分が何を目指して練習しているか、ちゃんと分かっているのは大事ですね。

戦中、外来語を漢語調に言い直すという記事を見たんです。
発球者→サーバー
網入り→ネットイン
度数超過→オーバータイムス
内→イン
連打→ドリブル
保球→ホールディング
度数超過→フォア・ヒット
連打→ダブル・コンタクト
保球→キャッチ・ボール
更に、コート「競技場」、ネットタッチ「触網」。

でも説明するには、用語が古い! 私も古い方に馴染みが……。
こういうときは、「うまくなる! バレーボール」(西東社)。用語解説が役立ちます。
アウト・オブ・ポジションって、今「ポジショナル・フォールト」っていうのか! 
オーバーネットは「ペネトレーション・フォールト」。
練習方法やトレーニング、テーピング、ルールの他、スコアの取り方もあり。

荒木絵里香さんが「人生を変えた経験」という本で(対談)いちばん苦しかったことを聞かれ、アテネ五輪後代表に選ばれたものの、自分の役割に悩んだとき、恩師から
「大事なものはなんだ、価値を考えなさい」と言われて道が開けたというエピソード、素敵なんですが、これも小川先生です✨

今後もバレー指導の本を出版していただきたいです!(熱望)