くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「デルフィニア戦記画集」茅田砂胡+沖麻実也

2010-01-30 06:14:29 | 芸術・芸能・スポーツ
外伝「ポーラの休日」が収録されているのです。それを読みたいがために買ったといって過言でない「デルフィニア戦記画集」(中央公論新社)。茅田砂胡+沖麻実也。四千円近くしました。とっても麗しいです。
しかし! 本編を読んでからもうはや四年以上経っているため、細かい設定を忘れてしまっています! 読んでいるうちに、関係性は思い出すのですよ。アランナとナシアスとか。うわー、シャーミアン! 好きだったよ!
で、シャーミアンとイヴンの仲が進展しないことを歯痒く思ったポーラとアランナが、「惚れ薬」を入手すべく魔法街に繰り出す物語です。そこでトラブルに巻き込まれ、例によってシェラは女装、敵のアジトに乗り込む面々。
楽しく読んだのですが、結局シャーミアンてどうやってイヴンと結ばれたんだっけ? というようなことを思い出せないのです……。
沖さんの華麗なイラスト、茅田さんのインタビューなど、内容も盛り沢山で、設定資料や用語事典もついています。
「暁の天使たち」や「クラッシュ・ブレイズ」を読んでいる立場からいうと、沖さん書き下ろしの「男性版リィ」のイラストは腑に落ちる感じがしますね。
とにかく今のリィたちもこの時代のことは背負っているんだなと思わされつつ。
茅田さんの心の中に、かなり長い時間、金銀黒(リィ・シェラ・ルゥ)がいたんだな、ということも伝わってきます。
とにかく、もう一度読もうかと思うくらい。
「デルフィニア」は抜かりなくうちの図書室に入れてありますので、ゆっくり読み返そうかな。