くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

白石一文って……

2009-03-27 05:18:19 | 文芸・エンターテイメント
ごめん、やっぱり駄目だ白石一文肌に合わない! 読むべく努力しているのに、きぃーっ、この主人公、何様?! いらいらして仕方がない。だって不倫相手の女の子が新しい生活をしようとすれば、手放したくないとか言うし、しかも自分の家庭を壊さずに存続したがるし! さらに別な話では、妻が昔の恋人のもとに走ったのだけど、この男がDV! 暴力がエスカレートして、「金属バットを持って押しかけ警察沙汰にまで発展」したり、婚姻届けに無理矢理判を押させようとして「腕を捩じり、それで由利子の肩の骨が外れるという大騒ぎが起きた」りするんだよ!
しかし、いちばん許せないのは、そんな男に対して「そういう純粋さを持つ男だということぐらいは分かった。そんな人間でなければ、愛した女を本気で殴りつけたり肩をへし折ったりできはしない」! などというふざけた表現が現れたりするのよ! なんだそれは! そういうのは純粋とは言わないだろう。
ではなんと言うのか。
だめんず、だよねーどう見ても。もう、驚くほどあのまんがで展開される男女関係に似ています……。男の側からセンチメンタルなガラスを通して見るとこうなる感じ?
この人の作品について、トヨザキ社長が「正直書評。」で鉄の斧(ブックオフで百円で売っていても読むべからず?!の判定)を下していたけど、同感です。あー、この先読みたくないよー、さらにもう一冊借りているんだけど、そっちも五十ページ読んでやっぱり嫌になった。まったく共感できない!! こんなに感嘆符ばかりの文章、はじめて書いたよ……。
あ、言い忘れていましたが、タイトルは「不自由な心」(角川文庫)です。読まずに返すのは、失礼でしょうか……。

ここまで、昨年十二月に書いたものです……。しかし、あんまり罵倒しては、貸してくれた友人にいくらなんでも悪いと思ったのでブログには書きこみませんでした。
あれから三ヶ月半、当然のように読んでいません。
けれどわたしの良心が、つい彼女に告げてしまいました。
「借りた本、読み終わらなくてごめん。でも、白石一文の書く男が本当に嫌でしかたないんだけど……」
友人爆笑。そして、こんなことを言ってくれました。
「もしかして、わたし、ダメ男の出てくる話が好きなのかも! わー、なんか思い当たる節があるわー」
心の広い友人の言に感謝して、もうちょっと読んでみようかなーと思いました……。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (bechet)
2010-01-18 17:36:46
わかるわぁ。その気持ち。
氏の「僕の中の壊れてない部分」を読みました。
面白さが全くわかりませんでした。
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本当にねぇ (いつか)
2010-01-18 20:04:45
直木賞はびっくりでしたねー。
わたしは読めば読むほど違和感を覚えて、結局読み切らないまま返してしまいました。
今後読むことはないと思います……。
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Unknown (ミリオン)
2024-07-13 21:54:58
こんばんは。
嬉しいです。頑張って下さい。今日の朝は、「虎に翼」の第15週を見ました。
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