くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「光とともに…」ほかまんが数冊

2009-03-29 05:21:39 | コミック
まんがばっかり読んでましたー。
まず、「光とともに… 自閉症児を抱えて」(秋田書店)。自閉症について詳しく知りたいという方に強烈におすすめです。特別支援学級の先生にも読んでもらったことがありますが、こういう作品を読むと「知ること」「理解すること」の大切さをつくづく感じます。
今回は光くんの妹花音ちゃんが、差別的なことを言われて傷つくという事件を中心に、「思春期」を迎えた彼らが直面する悩むを多方面から取り上げています。
幼なじみのエリちゃんは、両親の不仲(暴力)に苦しんでいて。ある日産婦人科の前で小学校時代の養護教諭とばったり。そして、アイドルになったかなたくん(田中海七太っていうんだよ!)と仲良しだった太田さんは……。
子供の悩みというのは、小さい頃の心配だけではないんだな、ということがよくわかります。青年になっても結婚してからも、親としての思いは途切れないのでしょう。うーん、うちのちびすけたちも、べたべたできるうちにべたべたしておこう。
このまんがは、母親である幸子の視点で描かれています。彼女がえらいなーと思うのは、終始一貫して「息子のことを理解してもらえるように努める」こと。おとなしそうな人なのに、行動力がありますよ。特担なのに自閉症を理解できない人には、アプローチの仕方だけでも変えてもらいたいとがんばるし、妹のクラスの子供にもわかってほしいと手紙を書きます。一年生に伝わるような手紙。
この作品は、自閉症の子供を持つ母親たちの体験から始まったものだそうですが、よくわからないのに中傷することの危うさを考えさせてくれると思います。自分もちょっとした言葉や行動で誰かを傷つけていないか、その人個人の持つ輝きを大切にしなければならないのだということを、振り返ることが必要だと感じました。


年に一度は古い本を始末しないといかんのではないかと、売りに行ってきました。70冊で 4700円。
でも、売っただけでは済まないんだよね。何冊か買ってきましたよ。
読みたいと痛烈に思っていた荒井裕子のコミックスが二冊あって。「双子座のふたり」「まわり道ひとつ」(りぼんマスコットコミックス)を入手です。
昔「真夜中の虹」を持っていたので、また読みたかったのですね。この時代のりぼんは何しろ「乙女ちっく」ですから、もうすっかり胸キュンです。
「道草寄り道帰り道」とか「シャドーロマンス」とか、読んだ覚えがある!
また地道に他のコミックスも探そうと思います。

咲香織「やまとの羽根」(アッパーズKC)①だけ発見。ここまで「スマッシュ!」に出てくるインドネシア人のパートナーは現れていないので、このあとどう続くのか気になってなりません。

今市子「五つの箱の物語」(朝日ソノラマ)。オムニバスです。でも今までたとえ今さんの作品でもBLは避けていたわたしが、買って読むようになったのは間違いなく「萌えの死角」の影響でしょうねー。
どの箱も個性的な中身でした。「笑わない人魚」も買うべきかしら。

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1 コメント

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Unknown (ミリオン)
2024-07-16 21:48:15
こんばんは。
嬉しいです。頑張って下さい。今日の朝は、「虎に翼」の第77回を見ました。
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