草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

カルロス・ゴーンを持ち上げた者たちは恥を知るべきだ!

2018年11月20日 | 経済

日産自動車代表取締役会長のカルロス・ゴーンを持ち上げた者たちは、恥を知るべきだ。自らの報酬を50億円も過少申告していたとして、東京地検特捜部は昨日、金融商品取式法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いでゴーン容疑者と同社代表取締役のグレッグ・ケリー容疑者の二人を逮捕した▼日産としては、二人の職を解くことを22日の臨時取締役会に提案することになっている。会社を食いのものにしてことが発覚したわけで、これでゴーン神話が一気に崩れることになった。日産を短期間で立て直したやり手というイメージがあっただけに、その衝撃は大きいものがある。しかしながら、逮捕から一夜明けると、ゴーンを批判する論調が一斉に噴出している▼『ゴーン神話はこうして作られた』の著書がある遠藤徹氏は、毎日新聞の取材に対して「彼が来てから国内販売網はズタズタにされ、売れそうな車種以外は切り捨てられた。日本のメーカーとして国内シェアを固めた上で海外に打って出るべきなのに、目先の数字だけを追い、コストカットと、ルノーや三菱自動車との3社連合によるシナジー効果(相乗効果)で数字の見栄えを良くしてきただけだ」とコメントしている▼自分だけが大金持ちになればいいというのが、エリート意識丸出しのグローバリズムなのである。今回のことで「社員を大事にする日産に生まれ変わるのではないか」との期待が持たれているが、これを機会に日本型経営に戻るべきなのである。

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