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草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

保守派ネット民は自称リベラルの挑発に乗ってはならない!

2018年11月18日 | ネットの世界

かつての日本人は断定的な物言いはしなかった。それだけ奥床しさがあったのである。保田與重郎の一言一言に魅了されるのは、日本ロマン派のリーダーであった彼は、それを実践していたからなのである▼「もともと歌は言ひ終へるものでなかつた。文学的な小説と、通俗文学の讀物とのけぢめは、言ひ了へるか否かにある。本來の文學の誠實さといふ點に立つて、言はなくてもよいところ、言へないところで、通俗文學は皮相のことを、眞實がわかつたといつた思ひ上りの氣持で書いてゐる。これは技法でなく、作者資質や文學的誠心の問題である」(『日本の文學史』)▼売り言葉に買い言葉ということがあるが、保守派ネット民は自称リベラルの挑発に乗ってはならない。相手はそれを待っているのであり、それが戦法なのである。韓国や中共を批判することは間違ってはいないが、人権無視の罵倒をしてはならない。日本人の精神に反するからである▼共産主義とアメリカニズムを一挙に打倒するのが保守派の主張だとしても、無意味な言挙げをしないのが日本人なのである。口にしなくても、相手に悟らせるのである。ネット民の多くは慎みのある言葉を選んでいる。だからこそ、ネットで多数派を形成しているのだ。本当の保守をめざすにあたっても、過激な言動で注目を集めるべきではないだろう。日本には神ながらの道があり、萬葉集には「やすみししわご大君かむながら神さびせすと葦原の瑞穂の国は神ながら言挙げせぬ国 」の歌がある。神ながらの道を明らかにすればいいのである。

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