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草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

「ビルマの竪琴」の水島上等兵と原作者の竹山道雄は一緒だ!

2014年03月04日 | 思想家

 映画の「ビルマの竪琴」の主役を演じた俳優の安井昌二さんが、昨日亡くなった。なぜか安井という俳優の顔が忘れられない。戦友が帰国するのに、あえて自分だけビルマにとどまった水島上等兵の後姿とともに、目に焼き付いているからだ。原作者の竹山道雄は、オールドリベラリストの代表的な人物であった。戦後は観念論を弄ぶサヨクをたしなめ、保守の論客として名をはせた。雑誌『心』に連載された『昭和の精神史』は、大東亜戦争を考える上での古典的名著となっている。竹山がこだわったのは、知的に誠実であるかどうかということであった。「『かくあればよい』と願うことを、しらずしらずのうちに『かくある』と感じるようになることはしたくない。希望的観測から力が生まれるということはずいぶん見聞したが、そしてほとんどすべての力がそういうものであることを経験したが、あれはいとわしいことと感ずる」とまで言い切っている。小説から生まれた水島上等兵は、まさしく原作者の竹山道雄そのものであった。それを見事に安井さんが演じ切った。竹山にとっては、理想的なのは穏やかな時代であり、感情のぶつかり合う世界は、忌むべきものであった。しかし、日本はもう一度熱情を必要としている。竹山が生きていたならば、絶対にそれを制止しようとするに違いない。新たな保守はオールドリベラリストの忠告を振り切ってまで、先に進もうとしている。外国による日本バッシングに抗するには、残念ながらそれしか手がないのである。水島上等兵のようになりたくても、それはもう許されないのだから。

 

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ウクライナ危機に乗じて尖閣を侵略しかねない中共!

2014年03月04日 | 安全保障

 世界の目はウクライナに向いている。ロシアは絶対にウクライナを手離さないだろう。オバマ政権は対抗策を講じようとしているが、またまた腰砕けに終わることは目に見えている。今日本が一番警戒しなくてはならないのは、アメリカが二正面作戦を行なえないのを知っている中共が、軍事的に暴発することである。世界がきな臭くなっているなかで、日本も安閑としてはいられないのである。自衛隊は警戒を怠ってはならないし、私たち国民は、祖国日本を裏切る者たちを断じて許してはならない。中村秀樹が2011年6月に出版した『尖閣諸島沖海戦』では、尖閣諸島にとどまらずに、先島諸島にまでもが中共軍に占領されることを想定している。これに対して、自衛隊は虎の子の潜水艦で対抗し、中共軍を孤立させて撃退するというストーリーである。現状では自衛隊の方が戦力的には優っているが、それはあくまでも局地戦に限ってであり、日本へのテロ攻撃などは想定外である。中村はその本のなかで、日本人でありながら中共に媚びる者たちによって、自衛隊が無駄な犠牲を強いられることを予想している。さらに、犯罪的な行為がネットによって次々と暴かれることも。「自衛隊の行動を妨害したり、情報を漏洩した政治家、官僚、マスコミ関係者はネットで個々に事実関係が暴かれていった。中国の工作の有無は確認できないまでも、多くはその疑いが濃厚だった。中国系企業からの献金や、中国政府との関係や接触が明らかに過剰だったからである」。日本に迫っている危機をつくりだしているのは、そうした政治家、官僚、マスコミ関係者なのである。

 

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