2025/3/12放送
「世の光」の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。
今週は新約聖書のルカの福音書からお話ししています。今日は「正義と神の愛」と題してルカの福音書の11章からお話しします。
一人のパリサイ人がイエスを自分の家の食事に招きました。
パリサイ人は律法を研究して実践することを重んじている人々でした。律法とは神がユダヤ人に与えた教えと戒めです。例えば食事の前には必ず「きよめの洗い」という儀式を行わなければなりませんでした。
ところが、イエスは食事の前にそのきよめの儀式を行いませんでした。
イエスを招いたパリサイ人はそれを見て驚きました。
イエスはそんな彼に言われました。
「あなたがたは、外側はきよめるが、内側は悪い思いに満ちています。」
彼らの教える儀式では心をきれいにすることはできないのです。
そしてイエスは言われました。
「あなたがたは、正義と神への愛をおろそかにしている。」
これはどういうことでしょうか。この「正義と神への愛」とは律法のことであると言えます。
なぜなら、神が与えられた律法には「正義と神への愛」が教えられているからです。
イエスは、パリサイ人が、神から与えられた律法を自分勝手に解釈して、神が律法を通して与えようとしておられる「正義と神への愛」をおろそかにしてしまっている、と言われたのです。
イエスは、律法の戒めの中で重要なのは、「あなたの神、主を愛しなさい」という戒めと「あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい」という戒めであると教えられました。
そして、さらにイエスは言われています。
「わたしはあなたがたに新しい戒めを与えます。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」
イエスはまず私たちを愛してくださいました。私たちの罪を負って十字架で死んで罪の赦しを与え、私たちを救ってくださったのです。
私たちも互いに愛し合いましょう。
( PBA制作「世の光」 2025.3.12放送でのお話しより )
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