2022/4/1放送
「世の光」の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。
その昔、エルサレムにはソロモンが建てた立派な神殿がありました。ソロモンは海外から、きれいな石、金や銀、貴重な木材などの建築資材とともに、当時最高の技術を持った職人を雇って神殿を建て上げたのです。ソロモンは神殿を神に献げる奉献式の時、神がこの神殿を建て上げてくださったことを宣言しました。
さて、旧約聖書 詩篇118篇には、ソロモンの神殿建設とは正反対とも言えることを神がなさった」と語られています。詩篇118篇22節からこのように語っています。
「家を建てる者たちが捨てた石 それが要の石となった。これは主がなさったこと。私たちの目には不思議なことだ。」
この、神がなさったことを詩篇の作者は喜びながら、神の救いであると語っています。改めて詩篇で語られている神がなさったことについて見てみましょう。
「家を建てる者たちが捨ててしまった石が、家の要の石となった」というのです。家を建てる人たちが家を建てるのには役に立たない石として廃棄処分した石が、神によって家の要の石となって家が建てられたというのです。
神のなさる救いは、このように不思議なことであるというのです。
この神のなさる救いは、実はイエス・キリストによる救いのことなのです。イエス・キリストは指導者たちによって邪魔者扱いされて、十字架で死刑となってしまいました。キリストは捨てられたのです。しかしキリストが十字架にかかって死ぬことによって、すべての人のための神の救いのみわざが成し遂げられたのです。捨てられた石であるキリストは、私たちの救いの要の石となったのです。
聖書のことば
「使徒たちや預言者たちという土台の上に建てられていて、キリスト・イエスご自身がその要の石です。」
新約聖書 エペソ人への手紙 2章20節
( PBA制作「世の光」 2022.4/1放送でのお話しより )
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