♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■わざを知らない別の世代 / 福井 誠

2022年09月28日 | Weblog

2022/4/27放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井誠です。「継続は力なり」 聖書を日々読み進むなら、不思議にも自然に養われるものがあります。今日も聖書を開いてまいりましょう。今日は士師記2章10節から「わざを知らない別の世代」と題してメッセージをお伝えいたします。

 「彼らの後に、主を知らず、主がイスラエルのために行われたわざも知らない、別の世代が起こった。」

 昨日もお話しましたが、イスラエルの民は約束の地をことごとく自分のものとせず、中途半端な占領で終えてしまいました。彼らは神のことばに徹底して従うことをしなかったのです。その結果、何が起こったのか。

 彼らは、そこに住んでいた人々の宗教に影響されて偶像崇拝の罪に陥っていくのです。そして彼らは占領したはずの土地で再びその地の住人に支配され、略奪を受けるなど苦しむことになります。

 7節を見ると、「ヨシュアがいた間、また、主がイスラエルのために行われたすべての大いなるわざを見て、ヨシュアより長生きした長老たちがいた間、民は主に仕えた。」とあります。

 つまり、彼らの信仰は、ヨシュアや長老たちに支えられたもので、自立的なものではありませんでした。神と個人的に結びついて、神を崇め、神とともに生きる信仰ではなかったのです。人に支えられる信仰、「人に神はいるのだ」と言われてぼんやり信じているだけの信仰でした。

 そしてさらに10節。「彼らの後に、主を知らず、主がイスラエルのために行われたわざも知らない、別の世代が起こった。」とあります。

 いずれにしても、神、主を体験的に直接的に知らない人々、ただ神様について聞かされている、それでなんとなく家の宗教に繋がっているような人々が描かれていると言えるでしょう。

 新約聖書の中で使徒ヨハネは、イエスとともに歩んだ日々を振り返り、それは神を知り神の力を味わうものであったことを証ししています。

 神は架空の存在ではありません。神は私たちの人生に介入されるお方、そして神に従う人生には恵みがあふれています。大事なことは、神を直接味わう信仰に生きることです。
 では、今日もよき一日となるように祈ります。


    ( PBA制作「世の光」 2022.4.27放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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