2022/4/28放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井誠です。「継続は力なり」 聖書を日々読み進むなら、不思議にも自然に養われるものがあります。今日も聖書を開いてまいりましょう。今日は士師記3章2節から「戦いを教え、知らせるため」と題してメッセージをお伝えいたします。
「イスラエルの次世代の者、特にまだ戦いを知らない者たちに、戦いを教え、知らせるためであった。」
「イスラエルの次世代の者」というのは、おそらく第二世代ではなく、第三世代の者です。第一世代が経験した出エジプトの出来事を知らない、また第二世代が経験した約束の地カナンを征服するための戦いも知らない、全く新しい世代です。
彼らの特徴は先の2章でみたように、神について聞かされていて何となく受け入れている程度の信仰者だということです。まことの神を知らないので、彼らは容易に偶像崇拝も受け入れていきますし、そのために異邦の民との関係で様々な試練を味わうことになりました。
しかし聖書は、それは神のご計画によるもの、つまり「まだ戦いを知らない者たちに、戦いを教え、知らせるためであった」と言います。彼らが、神が存在して、その神とともに生きることの素晴らしさを理解できるようにするためであったというわけです。
世の中には、神をあからさまに拒否する人、あからさまではないけれども「そんなのは迷信の類であると思っている人」、いやいや神仏を信じる心は大事だから、「理性的に考えるとどうかな」と思いながらも受け入れている人、「いや、占いやおみくじに支配される人のように、何となくそういう存在は有り」と思っている人、様々な人がいるでしょう。
聖書は、世にはまことの神がただ一人おられ、その神がこの世界も人もお造りになったことを明らかにしています。
そして、その神は、苦しんでいるときに叫び求めるならば、助けの手を差し伸べられる方であることをこの章で明らかにするのです。
神とともに生きる、神とともに戦うことを知らない人々に、そのような人生と勝利があることを伝える、それが聖書なのだ、と言えるでしょう。
では、今日もよき一日となるように祈ります。
( PBA制作「世の光」 2022.4.28放送でのお話しより )
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