♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して70年、
PBA『世の光』を文字で 

■あなたを孤児にはしない / 矢木良雄

2022年09月13日 | Weblog

2022/4/12放送

 「世の光」の時間です。お元気でお過ごしですか? 矢木良雄です。

 ヨハネの福音書14章18節でイエス様は「わたしは、あなたがたを捨てて孤児にはしません。」と語っておられます。

 ちょっと恥ずかしい思い出なのですが、恐らく私が4、5歳の時だったと思います。私は六人兄弟の末っ子、兄が二人、姉が三人います。その日、家族で江ノ島の海岸に海水浴に行ったのです。上の兄姉たちは海に泳ぎに行っていました。私一人が砂浜に残り、夢中で砂遊びをしていました。ふと気が付くと、たった一人なのです。さっきまで一緒だったすぐ上の姉も、かき消されたように姿がありません。母親もいないのです。一人置き去りにされた。独りぼっちになってしまった。もう家族に会うことができないんだ。・・・もちろん、あらん限りの声をあげて泣きました。
 砂浜に大きなボートが引き上げられていました。そのボートの中からむくむくっと母親が身を起こして「どうしたの?」と声をかけてきました。母はボートの中で休んでいたのです。

 70年近くたった今でも、あの砂浜、太陽のまぶしさ、風の音、母親の顔、すべてを鮮明に記憶しています。つまり小さな子どもにとって、見捨てられ孤児になるということが、いかに衝撃であるのか、消えることのない記憶として心に深く刻まれています。たぶん、すさまじいトラウマだったのだと思います。

 最近、世界のいたる所で分断が起きています。今の社会を表すキーワードは「孤独」だそうです。

 それを真っ向から否定するようにイエス様は宣言されます。
 「わたしは、あなたがたを捨てて孤児にはしません。」

 そしてすぐ次のヨハネの福音書15章で、イエス様はぶどうの木のたとえを語っておられます。
 「わたしにとどまりなさい。わたしもあなたがたの中にとどまります。」

 どんなに激しい嵐が来ても、小枝のようにちっぽけな私たちをイエス様はしっかりとその強い腕で捉えていてくださいます。

 今日も一日、イエス様に手を取っていただき、歩いて行きたいと思います。


    ( PBA制作「世の光」 2022.4.12放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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