2025/3/13放送
「世の光」の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。
今週はルカの福音書からお話をしています。今日は、「恐れなければならない方」と題してルカの福音書12章からお話しします。
イエスは弟子たちに「恐れなければならない方」について教えられました。
「恐れなければならない方」とは神のことです。「恐れる」とは、「怖がる」とは少し違って、恐れ敬うことです。
イエスは、神を恐れ敬う理由として、神がすべての人を正しくさばくお方であると教えておられます。
すべてのことを知っておられるさばき主である神が、私たちの行いも心の思いも、すべてを知ってさばかれるのです。
イエスは、「さばき主である神を恐れなさい」と語ってから、「恐れることはありません」と言われました。
なぜこのように言われたのでしょう。
それは、私たちが神にさばかれるのを恐れて卑屈になったり、おじけづかないためです。
神は私たちのことを決して忘れずに救いを与えて下さるので恐れる必要はないのです。
イエスが教えられたことと同じようなことが旧約聖書のイザヤ書43章で語られています。
「恐れるな。わたしがあなたを贖(あがな)ったからだ。・・・あなたは、わたしのもの。あなたを災いが襲っても、わたしは、あなたとともにいる。困難や苦難にあってもわたしはあなたを守る。・・・わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」 (43章1-4節参照 一部意訳)
このイザヤ書のことばは、イエス・キリストによって私たちに実現しています。「贖(あがな)った」(※買い戻した)とは、キリストの十字架のことです。イエス・キリストが私たちの罪を負って十字架で死んでくださったことによって私たちは救われているのです。
イエスを信じて歩む者を神は守り支えて下さっているのです。だから恐れることはないのです。
神はあなたを忘れずに、あなたを愛しておられます。
それでは明日もまたお聴きください。
( PBA制作「世の光」 2025.3.13放送でのお話しより )
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