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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■多忙、苛立ち、怒り爆発 /水谷 潔

2025年07月28日 | Weblog

2025/4/28放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 今週、番組を担当する、愛知県春日井市にあります春日井聖書教会・協力牧師の水谷潔です。
 今週は、新約聖書ルカの福音書10章の38節から42節が記すマルタとマリヤの物語から4回に渡ってお話しします。

 イエス・キリストの一行がある村に入り、マルタとマリヤという姉妹の家を訪れます。イエス様をお迎えするとマルタはおもてなしを始め、一方のマリヤはイエス様の足もとに座り、そのことばに聞き入っていました。マルタはマリヤがもてなしをしないことについては何も言いませんでした。

 「ところが」です。(ルカ福音書)10章の40節をお読みします。
 「ところが、マルタはいろいろなもてなしのために心が落ち着かず、みもとに来て言った。『主よ。私の姉妹が私だけにおもてなしをさせているのを、何ともお思いにならないのですか。私の手伝いをするように、おっしゃってください。』」

 イエス様を愛する思いから始めたはずのもてなしは、忙しさの中で苛立ちを生み出します。マルタはその怒りをマリヤにではなくイエス様に向けたのです。自分だけがもてなしをするという不公平な状態を許しているイエス様が悪いのだと責めたのです。

 その訴えを受けてイエス様は続く41節でこう答えます。
 「マルタ、マルタ、あなたはいろいろなことを思い煩って、心を乱しています。」

 この「心を乱す」ということばは「心の焦点が分裂していること」を意味します。イエス様はマルタにそのことを自覚して欲しかったのです。愛するイエス様をもてなしたいという本来の心の焦点に立ち返るように願われたのです。

 愛する人、大切な誰かのために、と始めたことなのに、忙しさの中で苛立ちが生じてその相手に怒りを向けて発してしまう、責めてしまう。そんなことってないでしょうか。

 イエス様は今も目には見えませんが信じる者と共におられ、そんな私たちに聖書のことばを通じて語り掛けてくださいます。

 あなたもイエス様を信じて、その語り掛けを受けて毎日を歩みませんか? 心の焦点が分裂することがあっても、いつもイエス様はあなたを本来の思いに立ち返らせてくださいます。あなたらしい、本来の歩みへと導いてくださいます。


 ( PBA制作「世の光」 2025.4.28放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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