2016/4/29放送
世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。今日は、人を育てた人・井深梶之助について学んでみましょう。
梶之助は会津藩士・井深宅右衛門の長男として生まれました。歴史の中で様々な辛酸を舐めてきた会津藩の中でも梶之助の父・井深宅右衛門は藩校である日新館の館長として教育に従事し、多くの武士たちの心を育てた人でした。梶之助は戊申戦争で敗北を喫する中、自分の生き様について多くを考えたようです。戦いに敗れた後、会津藩の命を受けて梶之助は上京し、19歳の時にS・R・ブラウン宣教師を通してイエス・キリストと出会い、救い主イエス・キリストを信じ、ブラウン宣教師から洗礼を受けます。彼は更にブラウン塾・今の明治学院大学にて聖書の学びを深め、1879年に植村正久たちと共に日本基督一致教会の牧師となりました。日本基督教会の指導者としても活躍の場を広げ、母校の明治学院大学の2代目総理として重責を担い、次世代の若者を聖書を中心としたキリスト教教育で育み、日本キリスト教青年会同盟委員長をも務めたのです。26歳の時に元幕臣の娘・水上勢喜子と結婚をし、当時の山県有朋内閣の宗教教育の規範に反対して信教の自由を主張し近代日本の礎をも築いていくのです。キリスト教教育同盟会・今のキリスト教学校教育同盟の第二代理事長を務めた後は、全国共同伝道の総委員長に選ばれ、植村正久たちと共に大規模なキリスト教の伝道活動を行い、大正期のキリスト教会の飛躍に大きく貢献していきました。彼の弟の彦三郎は衆議院議員をも務め、その娘の八重はクリスチャン看護師としてハンセン病患者たちに仕えていきました。この一族の中にはあのソニーの創業者の一人、井深 大(まさる)がいます。近代日本を築きあげることに参与していった井深梶之助は揺れ動く時代の中にあって変わることのない聖書の真理を心に留め、地の塩、世の光として歩みつつ、教育者として多くの業績を残していったのです。
聖書のことば
「人はみな草のようで、その栄えは、みな草の花のようだ。草はしおれ、花は散る。
しかし、主のことばは、とこしえに変わることがない。」
(新約聖書 ペテロの手紙第一 1章25節、参照イザヤ書40章6-8節 )
(PBA制作「世の光」2016.4.29放送でのお話しより)
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。今日は、人を育てた人・井深梶之助について学んでみましょう。
梶之助は会津藩士・井深宅右衛門の長男として生まれました。歴史の中で様々な辛酸を舐めてきた会津藩の中でも梶之助の父・井深宅右衛門は藩校である日新館の館長として教育に従事し、多くの武士たちの心を育てた人でした。梶之助は戊申戦争で敗北を喫する中、自分の生き様について多くを考えたようです。戦いに敗れた後、会津藩の命を受けて梶之助は上京し、19歳の時にS・R・ブラウン宣教師を通してイエス・キリストと出会い、救い主イエス・キリストを信じ、ブラウン宣教師から洗礼を受けます。彼は更にブラウン塾・今の明治学院大学にて聖書の学びを深め、1879年に植村正久たちと共に日本基督一致教会の牧師となりました。日本基督教会の指導者としても活躍の場を広げ、母校の明治学院大学の2代目総理として重責を担い、次世代の若者を聖書を中心としたキリスト教教育で育み、日本キリスト教青年会同盟委員長をも務めたのです。26歳の時に元幕臣の娘・水上勢喜子と結婚をし、当時の山県有朋内閣の宗教教育の規範に反対して信教の自由を主張し近代日本の礎をも築いていくのです。キリスト教教育同盟会・今のキリスト教学校教育同盟の第二代理事長を務めた後は、全国共同伝道の総委員長に選ばれ、植村正久たちと共に大規模なキリスト教の伝道活動を行い、大正期のキリスト教会の飛躍に大きく貢献していきました。彼の弟の彦三郎は衆議院議員をも務め、その娘の八重はクリスチャン看護師としてハンセン病患者たちに仕えていきました。この一族の中にはあのソニーの創業者の一人、井深 大(まさる)がいます。近代日本を築きあげることに参与していった井深梶之助は揺れ動く時代の中にあって変わることのない聖書の真理を心に留め、地の塩、世の光として歩みつつ、教育者として多くの業績を残していったのです。
聖書のことば
「人はみな草のようで、その栄えは、みな草の花のようだ。草はしおれ、花は散る。
しかし、主のことばは、とこしえに変わることがない。」
(新約聖書 ペテロの手紙第一 1章25節、参照イザヤ書40章6-8節 )
(PBA制作「世の光」2016.4.29放送でのお話しより)
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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