♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■会堂管理者ヤイロ / 原田憲夫

2016年04月12日 | Weblog
2016/4/12放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 原田憲夫です。

 今日はキリストの弟子となった会堂管理者ヤイロを紹介します。

 ある日、ヤイロという会堂管理者がイエス・キリストのもとに来てひれ伏しました。12才ほどの自分の独り娘が死にかけている、家に来て何とか助けて欲しい、と言うのです。当時の会堂管理者というのはユダヤ人社会では信頼される人でした。キリストはそのヤイロの願いに応えて出かけました。ところがその途中、大勢の群衆が押し寄せ、また一人の病気の婦人を助けるため足止めされたのです。そうこうしている内に、ヤイロの家から使いが来てこう言うのです。「お嬢さんはなくなりました。もう、先生を煩わすことはありません。」(ルカ 8章49節) この瞬間、唯一の希望の光が消えました。生きてる内なら希望はありましょう。しかし、死というどうにもならない現実の前に一切の希望は失われたのです。

 ところがこの場面でキリストはヤイロに言うのです。「恐れないで、ただ信じなさい。そうすれば、娘は直ります。」(ルカ 8章50節) この場に及んで何を信じると言うのでしょうか。誰もが終わったと思う場面で、キリストはヤイロに、キリストご自身を信じるようにと求めたのです。

 キリストを信じるということは恐れの対局、反対にあるものです。それは希望へと通じる唯一の道なのです。ただ信じなさい。この時、会堂管理者ヤイロはキリストにすべてを託しました。それは現実となりました。キリストはみなが泣き悲しんでいるヤイロの家に入ると、この娘の手を取り大声で言いました。「子どもよ。起きなさい。」(ルカ 8章54節) 
 
 すると誰もが目を疑うような不思議が起こりました。娘のいのちが死の淵から呼び戻されたのです。

 あなたはいかがでしょうか。今日の私たちがヤイロの娘と同じ仕方で不思議を経験するとは限りません。しかしもしもあなたが今何かの理由で一切の希望を失くしているのなら、あるいは生きる目標を見失っているのなら、キリストはあのヤイロと同じようにあなたにも言われるのです。「恐れないで、わたしを信じなさい。

 あなたがこのキリストの約束を心に受け入れるなら、あなたの人生に再び希望の火がともされるはずです。さあ新しい人生へと一歩踏み出してください。

  ( PBA制作「世の光」2016.4.12放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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