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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■寛容/関根弘興

2016年04月18日 | Weblog
2016/4/18放送


 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
 
 今日も新約聖書の中のパウロが記したエペソ人への手紙の中のことばを紹介しましょう。エペソ4章2節(、3節)。
 「 謙遜と柔和の限りを尽くし、寛容を示し、愛をもって互いに忍び合い、平和のきずなで結ばれて御霊の一致を熱心に保ちなさい。

 パウロという人は私たちの人生において必要なことは謙遜であり柔和さであると教えています。そして今日のところでは「寛容を示しなさい」とも勧めていますよねえ。柔和と寛容は一対のものだと言っていいかもしれません。私たちは自分の基準や考えに合わないと、そういう人に対してすぐに怒りを覚える事がありますねえ。しかし寛容は怒りを抑え、コントロールすることができるのです。エペソ教会に書き送られたこの手紙を読むと、どうもこの教会の中には怒りっぽい人が結構いたようです。この手紙の後半には、4章26節には、「怒っても、罪を犯してはなりません。日が暮れるまで憤ったままでいてはいけません。」(エペソ 4章26節)と書かれているほどです。ちょっと怒りっぽい人が多かったのでしょうねえ。

 聖書の真ん中へんに箴言があります。この中には怒りについていろんな警告を与えています。
 たとえば箴言14章29節に、「怒りをおそくする者は英知を増し、気の短い者は愚かさを増す。」と書かれています。また同じく箴言の15章1節には、「柔らかな答えは憤りを静める。しかし激しいことばは怒りを引き起こす。」 また30章の33節には、「怒りをかき回すと争いが起こる。」 面白い表現ですね。

 昔も今も、すぐに切れてしまい、寛容さが失われてしまう人の姿があったようですね。また詩篇の37篇という所には、「悪を行なう者に対して腹を立てるな。不正を行なう者に対してねたみを起こすな。彼らは草のようにたちまちしおれ、青草のように枯れるのだ。」(1節、2節) このように書かれています。

 いかがでしょうか、私たちは怒りやすく切れやすい、そんなものかもしれません。柔和さや寛容さが失われているということがあるかもしれません。だから私たちは祈るんです。「神様、どうぞ私の心をそして唇をコントロールしてください。感情を適切に制御してください。柔和さと寛容を私の心に育んでください。」 こんな祈りをささげながら歩んでいくものでありたいですね。

  (PBA制作「世の光」2016.4.18送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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