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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■人間をとる漁師に - マルコ⑦ / 岩井基雄

2016年04月22日 | Weblog
2016/4/22放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。
 今日はマルコの福音書から、イエスがガリラヤ湖の漁師シモンとその兄弟アンデレを招かれた箇所について学んでみましょう。聖書をお読みします。

 ガリラヤ湖のほとりを通られると、シモンとシモンの兄弟アンデレが湖で網を打っているのをご覧になった。彼らは漁師であった。
 イエスは彼らに言われた。
 「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしてあげよう。」
 すると、すぐに、彼らは網を捨て置いて従った。

       新約聖書マルコの福音書1章16節から18節

 アンデレはバプテスマのヨハネの弟子でした。ヨハネがイエス・キリストを救い主・メシヤとして指し示したので彼はキリストのもとに行き、自分の兄ペテロもイエスの元に連れて行ったのです。イエス・キリストが「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしてあげよう。」と彼らを招かれた時、彼らはすぐに仕事道具の網を捨てて従いました。人生の大きな決断を彼らは即座にしたのですね。

 イエスはなぜ彼らを弟子として招かれたのでしょうか。もっと有能で裕福で地位の高い人は周りに多くいたでしょう。またなぜ12人だったのでしょうか。もっと少ない方が未熟な彼らを徹底して訓練することもできたでしょうに。旧約聖書には神の民イスラエルと12部族のことが繰り返し語られます。旧約の12部族が様々な問題や弱さを抱えていたように、主は選ばれた12人も無学で不十分な人たちだったのです。

 聖書にはこの神様の不思議な選びについてこう書かれています。
 「この世の取るに足りない者や見下されている者を、神は選ばれました。すなわち、有るものをない者のようにするため、無に等しいものを選ばれたのです。これは、神の御前でだれをも誇らせないためです。
           新約聖書コリント第一の手紙1章28節、29節

 神様は敢えて弱く未熟でとるに足りない者を選ばれます。それは誰も自分を誇ることなく神様の愛の中に遜って人をとる漁師となるためでした。だからこそペテロとアンデレは安心し、また大きな決断を持ってイエス・キリストに従ったのではないでしょうか。

 私たちも神様の愛を受けて心から真理に従い、愛を届ける者とされたいですね。神様はあなたを用いてくださるのです。

(PBA制作「世の光」2016.4.22放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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