♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■新しい天と新しい地が/福井 誠

2016年04月28日 | Weblog
2016/4/28放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「新しい天と新しい地が」です。それではイザヤ書66章22節から読んでみましょう。
 「わたしの造る新しい天と新しい地が、わたしの前にいつまでも続くように、
 今日はイザヤ書最後の章を見ていきます。イザヤ書は実は新約聖書の黙示録のメッセージと重なる興味深い書ですね。聖書には実は繰り返し語られる重要なテーマがあり、それらの中には神の契約、それから出エジプトつまり奴隷状態からの解放、そして終末つまり神の裁きと大いなる恵みの日の到来といった重要なテーマがあります。このイザヤ書の締めくくりにも「わたしの造る新しい天と新しい地が、わたしの前にいつまでも続くように」と語られており、ここには明らかに、天地創造の神が新しい天と地を用意される、という重要な終末の思想が示されていますねえ。

 最初に神が天と地を創造された時、それは最初の人アダムの堕落によって失われ、その後の人類の歴史はまさに最初の人アダムの堕落の人生の足跡を辿るものとなってしまいました。人類の歴史は進化発展の歴史と言いますが、その一方で堕落と混乱を深めていることも確かです。人間は科学を発展させ快適な生活を手に入りました。実際にはそれは自己中心な資源を浪費し枯渇させ環境を破壊していくだけの生活に過ぎないものであったりします。人間の行く末は右肩上がりの良いことづくめではないのです。そして聖書の人類の歴史については余り楽観的なことは言っていません。

 けれども悲観主義にも落ち入っていませんね。その終末に、神は新しい天と地を創造される、と語っています。「わたしの造る新しい天と新しい地が、わたしの前にいつまでも続くように」と、いつまでも続く第二の新しい創造があることを語っています。

 神は人類に今の世界以上に素晴らしい新しい天と地を用意されているのです。そのように私たちの思いを超えた終末的なビジョンを語りかける聖書のことばに心を留めたいものですね。ぜひ聖書を続けて読み、教会へ行き、この神様が与えようとされている素晴らしい恵みについて知っていただきたいと思います。

(PBA制作「世の光」2016.4.28放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

 

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