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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■あなたの王が来られる / 福井 誠

2012年09月13日 | Weblog
2012/9/13放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「あなたの王がこられる」です。それではマタイの福音書21章5節から読んでみましょう。

 『見よ。あなたの王があなたのところに来られる。柔和で、ろばの背に乗って、それも、荷物を運ぶろばの子に乗って。


 イエスが公に伝道開始して三年目のこと、イエスはエルサレムにやってきました。多くの群衆が道に上着を敷いたり木の枝を切って敷いたりと、イエスを大歓迎して迎え入れました。それはみながイエスの約束のメシヤとして受けとめたからです。

 ところがそのあとイエスは彼らの期待通りにイスラエルの解放者となった訳ではありません。むしろ十字架上で処刑されてしまうのです。一体この騒ぎは何だったのか、当時の人々はそう思ったものでしょうねえ。

 しかしそれから何年も経って後にマタイはもう一度この出来事を自分の福音書の中で取り上げ振り返っているのです。そして結論は、やはりそれは旧約聖書の預言の成就であった、イエスを約束のメシヤと確認される出来事だったのだ、というのです。

 マタイがその根拠として取り上げた旧約聖書はゼカリヤ書です。ちょうどイスラエルの人々がバビロンという国の支配から解放された紀元前500年頃に書かれたものです。この時、バビロンに捕虜として連れ去られた多くのユダヤ人が自分たちの国に帰ることを許されました。彼らは世界の覇者としての王がいかに横暴な征服者であるかということを身をもって教えられていました。そんな彼らにゼカリヤは預言するのです。やがて全人類の王となられる方が来られる、その方は正しく汚れなく柔和なお方である、だから意気盛んな軍馬ではなくおとなしい平和を愛する人の乗り物である子ろばに乗ってやって来る、と(ゼカリヤ書9章9節)。

 救い主イエスはこの世界の紛争解決のために来た訳ではありません。テロ撲滅のためや国家統合のために来た訳でもありません。むしろ救い主イエスは一人ひとりの心の中から始めて全世界に平和をもたらす救い主として来られたのです。

 あなたもイエスの救いについて更に聖書から深く学んでみませんか?

 (PBA制作「世の光」2012.9.13放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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