♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■枯れたいちじく /  福井 誠

2012年09月20日 | Weblog
2012/9/20放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「枯れたいちじく」です。それではマタイの21章21節から読んでみましょう。

 イエスは答えて言われた。「まことに、あなたがたに告げます。もし、あなたがたが、信仰を持ち、疑うことがなければ、いちじくの木になされたようなことができるだけでなく、たとい、この山に向かって、『動いて、海にはいれ』と言っても、そのとおりになります。


 イエスが都に帰る途中の出来事、イエスはお腹が空いたので道端にあった無花果(いちじく)の木から実を食べようとしました。しかしその日には実がなかったのです。するとイエスは「お前の実は、もういつまでも、ならないように」と言われて、たちまち無花果の木が枯れてしまったと言います。ちょっと驚きですねえ。イエス様、勝手過ぎませんか?と思う方もいるんじゃないでしょうか。そんなお腹が空いて実を探した所なかったから腹立ちまぎれに木を枯らしてしまうなんて、これはわがままじゃないですか?と。 

 しかしこの無花果、単に実をつけていなかったというのではなく、病気で枯れる運命にあったようですね。イスラエルでの無花果の収穫は8月。春にも早なりのいちじくというのがあって二度収穫されます。イエスがエルサレムを訪れたこの時期は春のこと。すでに早なりのいちじくが実をつけているはずでした。しかしそれがなかったということは今後も実をつけることはない、病気の木だったのだと考えても良かったのでしょう。つまりイエスは決して身勝手なことをした訳ではなさそうですね。

 ともあれ弟子たちは一夜にして枯れた無花果に驚きました。確かに枯れるべきものが枯れたとしても、それがこうも早く枯れてしまうとは。イエスの力に驚かされたことでしょうねえ。

 そこでイエスは素晴らしい約束を与えられました。
 「信仰を持ち、疑うことがなければ、いちじくの木になされたようなことができるだけでなく、たとい、この山に向かって、『動いて、海にはいれ。』と言っても、そのとおりになる。信じて祈り求めるものなら、何でも与えられる」(21節、22節参照)と。
 神を信頼するなら人間の常識では不可能と思えるようなことが起こるという約束です。

 イエスは力を注がれるお方です。神を信頼し神に期待する歩みをしてみませんか?

 (PBA制作「世の光」2012.9.20放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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