♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■何の権威によって / 福井 誠

2012年09月27日 | Weblog
2012/9/27放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「何の権威によって」です。それではマタイの福音書21章23節から読んでみましょう。

 それから、イエスが宮にはいって、教えておられると、祭司長、民の長老たちが、みもとに来て言った。「何の権威によって、これらのことをしておられるのですか。だれが、あなたにその権威を授けたのですか。」

 イエスは群集の大歓迎を受けてエルサレムに入城しました。そしてすぐに宮に出かけ、宮が商売人の巣窟になっているというので宮から商売人を追い出す、いわば宮清めの事件が起きるわけです。

 これら一連の出来事を見ていたイスラエルの指導者たちはイエスが一体何の権威によってこんな事をしているのかと問題にし始めました。 実際イエスのやったことは神殿で商売をする許可を与え競売人から見返りを受けていた祭司長たちの足元を脅かすものだったのです。祭司長や長老たちは社会の秩序を崩すこの者が一体何の権威をもってそうするのかと問いかけざるを得ませんでした。

 これに対してイエスはバプテスマのヨハネのことを取り上げています。当時イスラエルには公の権威として国の町である王様、宗教と行政の長であった祭司長、そして預言者が認められていました。預言者は神の権威によって立ち、神のことばを語る人たちで、バプテスマののヨハネも預言者として公に人々に認められていた存在でした。それでイエスは、彼は神の預言者なのか、それとも自称預言者なのか、どちらか?と尋ねるわけです。

 祭司長たちは困りました。彼が神の預言者だと答えれば、なぜ信じなかったのかと責められます。一方、自称預言者だと答えれば彼を本当の預言者だと受けとめていた群衆に責められます。それで彼らは「分りません」と答えました。

 面白い答えですねえ。しかしイエスの権威が何によってかという答えはもう明らかです。イエスも神によって立てられた最後の預言者だということですね。イエスは神の権威によってなすべきことを堂々となしたお方です。神の権威によって生きる歩み、神の力に支えられる歩みを私たちも教えられたいものです。

 (PBA制作「世の光」2012.9.27放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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