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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■人は土から / 関根弘興

2012年09月10日 | Weblog
2012/9/10放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。 

 聖書を通して自分自身を知るということはとても有意義なことです。旧約聖書の創世記というところに人がどのように形づけられたかが記されています。創世記2章7節
その後、神である主は、土地のちりで人を形造り、その鼻にいのちの息を吹き込まれた。そこで、人は、生きものとなった。」(新改訳聖書 第2版)

 神様が人をお造りになる時に用いられたのは何と土地の塵と書かれているんです。塵というのを辞書で引いてみてください。こう書いてありますよ。「利用価値のない細々とした汚いもの。全くねうちのないもの」と書かれているんです。神様は全く価値のない塵から私たち一人ひとり人間を造られたというんですねえ。それはもろく壊れやすいそういう存在として造られているということでもあるんです。

 旧約聖書はヘブル語で書かれていますが、「人」と訳されることばはヘブル語では二つあります。一つは「アダーム」ということばで、これは塵とか土を意味することばからできています。もう一つは「エノス」ということばで、これは弱いということばからできているんですねえ。要するに人間は本来土くれに過ぎず、弱い存在であると聖書は教えているんです。

 でも神様はそんな弱い壊れやすい塵に過ぎないような人をご覧になって何と「それは非常に良かった。」(創世記 1章31節)と言われたんですねえ。

 私たちが「非常に良かった」ということばを使うときはどういうときでしょう。健康で物事がすべてうまくいってすべてが完璧なときこそ非常に良い状態だっていうふうに考えますよね。でも神様は人を塵から創造された時、弱さを持った存在として造られたんです。そしてその弱さを持った一人ひとりに対して「非常に良かった」と言ってくださるんですねえ。

 一体どういうことなんでしょうか。聖書が教えていることは私たちが塵で造られたもろい存在であることを自覚することが大切だということを教えます。だから一人ひとりは神様を信頼しない1人よがりの生き方ではなく神様を信頼しながら生きていくという事の中に本当の良さは輝いて来るんですよと教えるんですね。

 人は独りでは生きていけない弱い存在です。だからこそ神様を信頼し生きて行くとき本来のあなたの人生が始まっていくんです。天地を創造された神様に向かって「天のお父様」と呼びかけることのできる状態にあるとき、それはあなたにとって「非常に良かった」という状態をあなたの人生につくり出していくことになるんですね。

 人は弱い土くらいに過ぎない存在です。しかし神様はそんなあなたを御覧になってそ、れでいいんだよ、非常に良かった、わたしと共に歩んで行こう、と聖書のことばを通して教えているんですね。

(PBA制作「世の光」2012.9.10放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。

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  お問い合わせは、
  電話 052-762-2196 (自由ケ丘キリスト教会内)  東海福音放送協力会 へ
 

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