世の光の時間です。お元気ですか? 安海靖郎(あつみ・やすお)です。
クリスマスがもうすぐです。なぜクリスマスは全世界のこんなにも多くの人たちに記念されるのでしょうか。それはイエス・キリストが言われた一つのことばが示していることだと思います。
「わたしが来たのは、失われた人を捜して救うためです。」(ルカ 19章10節参照)
「失われた人」というのは、神様とその幸いな約束を見失ってしまっている人という意味です。神様の存在がはっきりしなくなり、その神に造られた素晴らしい人間としての生きる意味や目的もはっきりしなくなってしまった。そんな闇、失われた状態、そこから神様に生かされているということを実感し、生かされている意味や目的がはっきりして輝いた心で生きる。永遠に生きることができる。そういう救い、という意味です。
これは一つの例ですが、先日、講演会に行った名古屋で、私の話しの前に体験談を話してくださった高城さんという御婦人のお話しです。お医者さんであった御主人が末期癌が発見された後、その心境を書き残された文章を紹介してくださいました。・・・まさに私自身、死を受容せねばならなくなりました。必死になって毎日聖書を読みました。そしてバプテスマを受けました。今、私は死への凱旋中です。生への執着はありません。一日一日を考えながら、誠実に生きていきます。そして一日も早くキリストにお目にかかりたいと思っています。・・・
このような救いをキリストはすべての人にお与えくださっている。それがクリスマスの意味だというのです。どうしてなんでしょうか。イエス・キリストは黄金律・ゴールデンルール(金のルール)と言われていることばとしてこう言いました。「何事でも、自分にしてもらいたいことは、ほかの人にもそのようにしなさい。」(マタイ 7章12節) こう言い、教えただけではなく、私たち人間にとって最もしてもらいたいこと必要なこと---それは罪の赦し、生きる意味、永遠のいのち、それを与えてくださった、というのです。ですから私たちも自分のことよりも他者のために生きる意味や幸い、人生の目的を生きることができる、そんな意味の救いです。あなたのためにも備えられているのです。
(PBA制作「世の光」2007.12.14放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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