♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■あきらめない愛

2007年12月07日 | Weblog

 世の光の時間です。お元気ですか? 安海靖郎(あつみ・やすお)です。

 今日は、「プツン」とか「切れる」ということヘの対応についてお話しします。

 今、若者の心が切れて不幸な事件が続発しています。親を母親を殺してしまうというような悲しい事件も起こっています。ま、どうしてなのだろうか。ま、多くの方が指摘します。今、子どもを含めた人の心が切れやすく弱くなっている。ま、それは小さい時から甘やかされて忍耐力が養われていないっていうことです。ま、どうしたら心の強さ、忍耐力、ま、心の粘着力が養われるのでしょうか。それは親や学校の先生が決して諦めてしまわないでしっかりとしつける、対応する、また愛し続けていくってことではないでしょうか。

 今から百年以上も前ですが、お父さんもお母さんも兄弟も失ってひとりぼっちとなって荒れた少女がいました。ひねくれてしまって周りの誰もが手を焼き、彼女を見て諦める以外に手はありませんでした。ところがこの荒れた少女サリバンを諦めることなく愛し、救いの手を差し伸べ続けたのが、パーバラ神父と学校の先生でした。そしてこの少女こそ、あの「奇跡の人」と言われたヘレン・ケラーを立派に育て上げたサリバン女史でした。この諦めない愛によって育てられ変わったサリバンは、今度は、大暴れする少女に向かって、同じ諦めない愛で接し続けることができたという訳です。そしてあの偉大なヘレン・ケラーに育てあげたという訳です。

 私たち、どうしたらこのような忍耐力・愛を身につけることができるでしょうか。これは正直に考えて難しいことだと思います。でも、諦めてしまったら終わりです。聖書は、「神は愛です」( 1ヨハネ 4章16節、参照 1ヨハネ 4章8節) そのひとり子を与えるほどに私たちを愛してくださった、と言っています(参照 ヨハネ3章16節、1ヨハネ 4章9節)。その神様からの愛には人を変える力があると言うのです。

 サリバン先生を変えた愛と忍耐。そしてヘレン・ケラーを育てた愛・忍耐。これはみなキリストによって与えられた神の愛であったのです。私たちもまた、自分の力の限界を感じる時にこそ、この神の愛を求めていこうではありませんか。
 
  (PBA制作「世の光」2007.12.07放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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