世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか。関根弘興(せきね・ひろおき)です。今はクリスマスの時ですね。イエス・キリストの誕生にまつわる出来事を聖書からお話しいたします。
今から約二千年前にお生まれになったイエス様のもとに最初に訪れたのは一体誰でしょう。それは野宿で夜番をしていた羊飼たちでした。決して地位も名誉も関係のない人たち。そんな彼らに救い主の知らせが届けられました。
そして聖書を読むと、そのあとしばらくして、東の方から博士たちがやってきたことが記されています。彼らは星の運行を研究している人たちだったようです。
ある時彼らは、不思議に輝く星を見つけました。それは今迄見たことのない星の輝きだったんです。これはきっと「世界の王である救い主」がお生まれになったしるしに違いない、と考えました。何と彼らは、はるか遠い道のりを何ケ月もかけてやってきたんです。もちろん「王の王」として「救い主」としてお生まれになった方を伏し拝みにきたのですから、当然エルサレムの王宮にまず行ったんです。
するとどうでしょう。驚いたのは当時の王様ヘロデ大王でした。彼は大いに憤慨しました。なぜなら、自分の知らない所で「王の王」が生まれる?、冗談じゃない! そう思ったんです。彼は学者を集め、救い主が生まれる場所を旧約聖書から調べさせました。するとベツレヘムであることが分かったんです。ヘロデ王様は、この博士たちをベツレヘムに送り、あとで報告するように依頼しました。
さあ博士たちはベツレヘムに向かっていきました。すると東方で見たあの輝く星が前方に輝いているではありませんか。彼らはついにベツレヘムにおられる幼子イエス様に会うことが出来たんです。しかしその場所は王宮とは懸け離れた場所でした。それは決して綺麗な場所ではありませんでした。この博士たちは何ケ月もかけ、危険を冒してやってきたのに、彼らが見たものは何でしょう。小さな家に寝かされている幼子イエス様と母マリヤ、そしてヨセフの姿だけでした。そこには何の劇的なパフォーマンスもありません。奇跡もありません。飾りつけられたイルミネーションもありません。しかし彼らは目の前にいる幼子こそ救い主だと確信し、自分たちが持ってきた高価な贈り物である黄金・乳香・没薬を捧げたのです。
クリスマスとは一体何でしょう。それは真心からイエス・キリストを礼拝することなんです。このクリスマス、あなたもお近くの教会に行ってみてはいかがでしょう。本当のクリスマスを味わってください。
( PBA制作「世の光」2007.12.18放送でのお話しより)
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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