世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井 誠です。今日も皆さんと御一緒に聖書を開いてまいりましょう。
今日はマタイの福音書7章3節から5節です。
「なぜあなたは、兄弟の目の中のちりに目をつけるが、自分の目の中の梁には気がつかないのですか。 兄弟に向かって、『あなたの目のちりを取らせてください。』などとどうして言うのですか。見なさい、自分の目には梁があるではありませんか。 偽善者たち。まず自分の目から梁を取りのけなさい。そうすれば、はっきり見えて、兄弟の目からも、ちりを取り除くことができます。」
イエス様が語られたこの例え話にはユーモアがあります。塵(ちり)と訳されたギリシア語はカルフォス、目には見えないほどの本当に小さなゴミを意味しています。一方、梁(はり)と訳されたギリシア語はドコスで、柱に使われる太い角材を意味しているのです。つまりイエス様は、他人の目から一生懸命小さな塵を取り除こうとしている人の目が太い角材で塞がっていて塵を取り除くどころではない、という実に滑稽な姿を取り上げているのです。
確かに人間というものは他人の欠点や過ちに対してはめざといものです。しかし自分の内にあるものについては鈍感であったりするものですね。他人を頑固だ、傲慢だ、と裁きながら自分も同じような者であるということに気付かないでいたりするものです。
イエス様は人の過ちを正そうとするならば自分自身の内からも同じような過ちや愚かさを取り除くようにと語っています。つまり人間にとって大事なことは、まず自分の心の中の様々な汚(けが)れや罪をはっきりと認められるようになることです。次にそれらを神様の前に告白して神様のきよめの力をいただくことです。そのようにして私たちがまず自分たちにある弱さや問題を良く理解できるようになるならば、他の人たちの問題に対しても良き助けを差し伸べることができるのです。
( PBA制作「世の光」2007.12.13放送でのお話しより)
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