ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

昭和12年-佐保神社で応召兵の奉告祭と歓送

2015年05月16日 04時34分56秒 | Weblog
 昭和12年(1937)7月、北京郊外の盧溝橋で日本軍と中国軍が衝突し、支那事変が始まりました。
 わが郷土からも多くの応召兵が出発していきましたが、その奉告祭、出発の見送りが佐保神社や社駅で行われました。
 これを知らせる社町長からの通知はこれまでにも数多く紹介してきましたが、今日は昭和12年10月9日付の通知を紹介します。写真は現在の佐保神社です。昨日のブログで紹介した昭和10年代の写真と比較してみて下さい。

 昭和十二年十月九日
                社 町 長

  町会議員殿
各 区  長殿
  学校長 殿
  団体長 殿

    応召軍人奉告祭執行並ニ歓送ニ関スル件

今次ノ臨時召集下令ニヨル応召セラルル左記各勇士ノ奉告祭ヲ左記ニヨリ執行致ベク候条勇士ノ出発ヲ盛大ナラシメ度候ニ付御部内多数御参列御歓送相成様御配意相煩度御通知旁々御依頼申上候

    記

一、奉告祭日時    昭和十二年十月十一日午前七時

一、場所       縣社 佐保神社境内

一、応召兵

   中西 巌(貝原)   大橋寛治郎(出水)
   西田仙太郎(窪田)  藤本貞男(松尾)
   稲継竹治(社)    伊藤芳松(本籍者ナレ共大阪ヲ出発)

一、出発
   仝日午前八時頃 自動車ニテ例ノ通リ出発ス

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