ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

昭和19年-乳幼児体力検査の通知

2016年05月30日 04時13分20秒 | Weblog
 昭和19年(1944)の8月、社町長から各区長宛てに乳幼児体力検査に関する通知が出されています。会場は社区公会堂となっており、その建物は現存していますが、現在は作業所として使用されています。添付されている一覧表には、対象となる134名の乳幼児の氏名が記されています。
 このブログでは、昭和20年の乳幼児体力検査についても紹介したことがありますが、戦争が激しくなっていた当時もこうして行われていたことがわかります。
 乳幼児一覧表の中には、今も元気でお暮らしの方の名もあり、思えば、それから70年余りが経ったのです。
 文書中の社区公会堂は社区すなわち現在の社連合区の公会堂で、社の銀座通りにあります。東条町とあるのは、この辺り公会堂や社警察署(現在のみなと銀行社支店)の町名です。通知文は次の通りです。


 昭和十九年八月四日
          社町長 合田常蔵
各区長殿

 乳幼児体力検査執行ノ件

昭和十九年度乳幼児体力検査ヲ来ル十日午前七時ヨリ社区公会堂(東条町)ニ於テ執行可致候条別紙受検者ニ各々御通知相煩度此団及通知候也

 右ノ時間ヲ励行出頭ヲ手配願上候

午後  社

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