この写真は、わが家の古いアルバムの中の一枚です。昭和初期のものと思われます。撮影場所は、背景から日本三景の一つ天橋立(京都府宮津市)とすぐ分かります。
さて、和服姿の多い中、真ん中あたりの洋服姿の人は、大橋實次さん(旧社町長、日本運送創立者)です。そして、同じ洋服姿の父豊治の青年時代の姿が後列右から3番目にありました。さらに前列の左端に和服で座っているが祖父嘉市でした。よく見ると知っている人の顔もあり、この写真は当時祖父や父が勤めていた社市場のメンバーの旅行記念写真だと思われます。
大橋實次さんは社町長(旧社町、現在の社小学校区域)と市場の社長を兼ねていました。また、父は市場に住み込みで勤めていました。父の日記には、市場に住み込み、市で鈴を振ったり、文学青年だったので同人誌の投稿や編集をしたりしていました。祖父は魚の行商をしていました。私が小学校5年生の時に亡くなりました。