ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

在りし日の吉田省三先生-観音寺で拓本をとる

2023年03月11日 04時26分43秒 | Weblog
 

 平成15年(2003)の夏、加東市家原(当時は社町家原)の赤穂義士の寺として知られる観音寺の境内で、義士の墓碑域の入口にある薦誠碑の拓本づくりをされる吉田省三先生の写真がありました。
 吉田先生は社高校時代の恩師です。加古川舟運や三草藩の研究はじめ、町史や県教育史の編纂など郷土史研究に携わられました。当時は社町史編纂委員会でご指導をいただいていました。
 確かこの日は簡易拓本セットを使い方を教えていただきました。この薦誠碑は、家原浅野家の7代目の浅野長祚(ながよし)によるもので、義士150年忌(弘化4年)に義士の忠義を讃え偲ぶ人々の寄附で建てられた墓碑建立の経緯が刻まれています。この勧進を行った僧侶、明範の依頼で家原浅野氏の当主であった浅野長祚が書いたものです。長祚は、明治13年に没しています。
 吉田先生には、拓本づくりや町史編纂で文書の解読など、いろいろご指導いただきました。懐かしい後ろ姿の先生の写真です。

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